自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
この夏に本、一般書を出版したのだが、ココでは触れていなかった。
あえて触れていないわけではなく、単に触れていないだけだった。
本を書いている間は、文体や思考の統一のために、あまり他の日本語が書けない状態だった。
だからココが滞り、結果的にココには書かれていないのだろう。
〜
執筆には二年ほどかかった。
実際には、執筆にあてる期間を一週間ほど作って、それ以外は本執筆とは別案件をやっていた。
それの繰り返しだったから、正味で本の執筆にあてたのは、10週間ぐらいだろうか。
最初の着地点は、海底資源の開発と環境影響評価だった。
でも海底資源の話は、事業自体の行く末が見えつつあるので、つまらないから変えたくなった。
それで途中から、気候工学の是非も含めることにした。
生命の起源は、いっぱい類書があるから、入れないつもりだった。
でも生物の定義だなんだと前段で書いていたら、やはり必要な気がして書いた。
ここは耳学問してきた分野で、目をつぶってでも書けるから、分量マシに役立った。
13万字と言われたから必死に書いたのだが、最終的には本が太くなり、単価も高くなった。
書いてしまうと削れないもので、まぁこれは仕方がない。
高いけど買ってください。
「日本スゴい、オレ達の研究スゴい」は書きたくなかった。
結果的に、しんかい6500すらほぼ触れない仕上がりになった。
執筆にあてた二年の中間で科博の特別展『海』の監修仕事が挟まった。
特に図録の作成は、「日本語」「執筆」「一般向け」なので、本とかなり重なった。
そのスピンオフでのネット記事を同僚から非難され、一般向けに丸めて書くのが怖くなった。
同時に、今やっている経済安全保障のプロジェクトの申請書も進行していた。
全然テイストが違うので、一緒には進められなかった。
縦書き本の流儀として、一桁の数値は全角、二桁は半角、三桁以上は全角、というのがある。
これを仕事パソコンが覚えてしまうので、他の仕事に多大な悪影響を及ぼした。
この調整は最後の最後まで着手しない方がよかった。
数字だけじゃなく英字に関しても同じようなルールが適用されることになっている。
でも化学式などは、全角だとさすがに気持ち悪い。
最後の段階で、3文字までは半角で横書きにして入れることを要望したら、やってもらえた。
ペタグラムカーボン(PgC)とか、二酸化炭素(CO2)とか、メタン(CH4)とか。
言ってみるもんだな。
これでかなり読みやすくなったと思うので、執筆予定の人は編集に要望した方が良いと思う。
このブログでは、表示幅以内で一文を終えるように書いている。
ときどきハミ出すけど。
それが、文を短めに切る習慣を作っているのかもしれない。
本では、同じような語尾が続かないように指摘をもらった。
短さと語尾の組み合わせで、テンポの良い読書感を作れたのかもしれない。
ダラダラと書いているけど、実は執筆時点のことは、あまり覚えていない。
かなり苦しんだ気もするのだけど、それほどツラい思い出でもない気がする。
書いていて楽しかったわけではない。
でも、良い評判が届くので(悪い評判はわざわざ届けないから)、それは本当に嬉しい。
本の執筆は、いちおう職務外としての対応だった。
時間管理のケジメはアレだったけども、仕事をサボる口実にしないようには心がけた。
心がけただけで、実践できていたかはわからない。
ありがたいことに『次の本』についても、お誘いも受けている。
もし書くとしても、仕事の方である程度の見通しが立ってからにしたい。
ネタとしても、出涸らしになっているので、追加のインプットが必要だ。
〜
時間切れ
あえて触れていないわけではなく、単に触れていないだけだった。
本を書いている間は、文体や思考の統一のために、あまり他の日本語が書けない状態だった。
だからココが滞り、結果的にココには書かれていないのだろう。
〜
執筆には二年ほどかかった。
実際には、執筆にあてる期間を一週間ほど作って、それ以外は本執筆とは別案件をやっていた。
それの繰り返しだったから、正味で本の執筆にあてたのは、10週間ぐらいだろうか。
最初の着地点は、海底資源の開発と環境影響評価だった。
でも海底資源の話は、事業自体の行く末が見えつつあるので、つまらないから変えたくなった。
それで途中から、気候工学の是非も含めることにした。
生命の起源は、いっぱい類書があるから、入れないつもりだった。
でも生物の定義だなんだと前段で書いていたら、やはり必要な気がして書いた。
ここは耳学問してきた分野で、目をつぶってでも書けるから、分量マシに役立った。
13万字と言われたから必死に書いたのだが、最終的には本が太くなり、単価も高くなった。
書いてしまうと削れないもので、まぁこれは仕方がない。
高いけど買ってください。
「日本スゴい、オレ達の研究スゴい」は書きたくなかった。
結果的に、しんかい6500すらほぼ触れない仕上がりになった。
執筆にあてた二年の中間で科博の特別展『海』の監修仕事が挟まった。
特に図録の作成は、「日本語」「執筆」「一般向け」なので、本とかなり重なった。
そのスピンオフでのネット記事を同僚から非難され、一般向けに丸めて書くのが怖くなった。
同時に、今やっている経済安全保障のプロジェクトの申請書も進行していた。
全然テイストが違うので、一緒には進められなかった。
縦書き本の流儀として、一桁の数値は全角、二桁は半角、三桁以上は全角、というのがある。
これを仕事パソコンが覚えてしまうので、他の仕事に多大な悪影響を及ぼした。
この調整は最後の最後まで着手しない方がよかった。
数字だけじゃなく英字に関しても同じようなルールが適用されることになっている。
でも化学式などは、全角だとさすがに気持ち悪い。
最後の段階で、3文字までは半角で横書きにして入れることを要望したら、やってもらえた。
ペタグラムカーボン(PgC)とか、二酸化炭素(CO2)とか、メタン(CH4)とか。
言ってみるもんだな。
これでかなり読みやすくなったと思うので、執筆予定の人は編集に要望した方が良いと思う。
このブログでは、表示幅以内で一文を終えるように書いている。
ときどきハミ出すけど。
それが、文を短めに切る習慣を作っているのかもしれない。
本では、同じような語尾が続かないように指摘をもらった。
短さと語尾の組み合わせで、テンポの良い読書感を作れたのかもしれない。
ダラダラと書いているけど、実は執筆時点のことは、あまり覚えていない。
かなり苦しんだ気もするのだけど、それほどツラい思い出でもない気がする。
書いていて楽しかったわけではない。
でも、良い評判が届くので(悪い評判はわざわざ届けないから)、それは本当に嬉しい。
本の執筆は、いちおう職務外としての対応だった。
時間管理のケジメはアレだったけども、仕事をサボる口実にしないようには心がけた。
心がけただけで、実践できていたかはわからない。
ありがたいことに『次の本』についても、お誘いも受けている。
もし書くとしても、仕事の方である程度の見通しが立ってからにしたい。
ネタとしても、出涸らしになっているので、追加のインプットが必要だ。
〜
時間切れ
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