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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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 効率よく仕事をこなすことは非常に重要

仕事の内容と締切りと難易度から優先順位を算出して、
適当な流れを自分で作り出してさばいていく

サラリーマンのことはわからないけども、
研究者ってのも仕事が色々とあって、
たとえば実験も複数抱えて、
書かねばならぬ論文も複数あって、
事務書類やデータの解析やプレゼン作りや、
あるいは学会活動のようなものもある
これに埋没しないためにも、
効率の良い方法で仕事に取り組む必要がある

そうなんだけど、
効率よくしなきゃならないんだけど、
その一方で、
世で提案されている「効率が良くなる仕事術」というものを採用することは、
非常に危険な気がするのです

ここで言いたいことは、
自分で仕事術的なものを編み出してそれに従うことは問題ではないくて、
そうではなくて、
誰かの体験的、あるいは理想的な仕事術を自分に応用することは危険だ、
ということなのです

たとえば金融ビジネスの人が編み出したような仕事術が、
研究者に応用できるとはとても思えない
要素還元論の抱えるメタ情報欠損の危険性というか、
ちょっと具体的に書くのは難しいんだけどね

自分を主体として仕事の順序を構築すると、
突然に向こう側から降りかかる仕事を勘定に入れられ無くって、
そういうことにフレキシブルに対応できないような仕事術は、
かえって混乱を招くと思うわけです

それはたとえば「必ず二日に一回洗濯をする」って決めて、
服を3パターンぐらいしか持っていない人は、
雨の日が三日続いたり、
洗濯機が壊れてしまったら、
着る服がなくって出社できなくなるみたいな、
そういう、窮屈な感じがしてしまうのです
たとえが下手だなぁ

今の研究状況で行くと、
航海があそことここに入っていて、
あの論文をいつまでに書いて、
あの実験をここまでに終わらせて、
とか考えていたのに、
欠員が出た航海に2週間行かねばとなった時に、
順序がグダグダになってしまうようなことが起こるのです
だからって航海断れないしね(嫌がってはみせるけど絶対断り切れないのです)


要するに、
仕事をする上では効率よくするのはもちろん重要だけど、
あと30年以上仕事をし続けていくことを考えたら、
不足の事態に柔軟に対応できるようなフレキシブルな仕事術というのも重要で、
それを突き詰めていくと仕事術的な観念を持たないことになっちゃうね

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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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