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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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ツノガイ大先生による特別コロキ
氷期の海がCO2を吸う様式について、かな??

HCO2- <-> CO2 - CO32-
K=[CO2][CO32-]/[HCO3-]
という平衡を見ると、
大気中のCO2は、
CO2自体を固定する(光合成)の他に、
炭酸イオンを増加させることでも減少させることができることがわかる
(平衡が移動するから)
氷期の海の生産性が低かったことから、
光合成による固定は少なかったと考え、
「氷期のCO2吸収を炭酸イオンの増加で説明する」
と仮説をたてる
海洋に炭酸イオンを供給するのは、
海底堆積物に含まれる炭酸カルシウムである
炭酸カルシウムは通常、
生産性が高く若い水(pHが高い)が流れる深海に多く存在する(大西洋)ため、
この地域における炭酸カルシウムの溶解度が大きくなれば、
海洋に炭酸イオンを供給することができる
・水温の低下
・循環逆転による相対的な酸性化
によって炭酸イオンの供給は増加するので、
物理化学的な氷期条件のみで、
氷期の大気中二酸化炭素濃度が減ることを説明できるだろう

さすがにストーリー自体に矛盾は感じなかったが、
肝心の「氷期に大西洋で炭酸塩が溶けた観測証拠」が乏しい印象を受けた
これは現役で体を動かしている人が解決してくれるのだろう

春の海洋学会で話すという14Cについてはほとんど触れずじまいであった



東京で雪
附属のグラウンドは真っ白
もちろんサッカーはやらない
・・・はずだったのに、
スガが誘いに来て、少しだけ
天然少女には困ったもんだ
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