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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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特に結婚してからこっち、
「女性と仕事」みたいな話題をよく考える
うちのヨメが専業主婦宣言したことも原因かなぁ
うちの母はパートに出てたので専業主婦というものの実態がわからない
そこから逆の線で、
女性が働くという部分について考えるのだと思う
だって、
社会で女性が働くことが非常に重要だったりしたら、
専業主婦は非難されるべきものになりかねないし、
そういう考えに辿り着いた時にボクはどうしていいかわからなくなるから


そんな去年の3月に、
某集会でコデラさんに出会った
どうやらそういった業界(?)では有名人らしいのだが、
非常に面白い存在だった
特にその集会で飛び交う「ステレオタイプ言説」に辟易していたこともあって、
(実際ガマンできなくなってプチギレしてしまったけども)、
彼女の実感のある、生身の発言に引き込まれた
なので、
帰り道、ムリヤリ、ボクの車に乗せてお話する時間を稼いだ
なんという「送り狼」だ


それはさておき、
女性の社会進出を語る時に、
表に見えてくるのは意見は大きく3種類
・女性は社会的弱者であるから守られるべき、という一般的な(実感のない)論説
・男女に格差があるのは当然、という格差甘受強制論
・ワタシは子育ても仕事も両立させてやっています、という自己主張
上の二つは主に男性から発せられ、
下は女性にしか出せない意見

しかしいずれも、
なんか違うんだよなぁ
特に(カツマー的な)成功体験を持つ女性の自己主張って、
本当は弱者のことを考えているわけではない感じというか、
弱者を脱却して強者になるための指南という感じで、
本当の弱者に対してリーチが届いてない、よねぇ
いや、
弱者という言葉は誤解があるだろうけども、
なんというか「不便してしまって困っている人」みたいなニュアンスです
単純に強い弱いじゃないです
でも妥当な言葉がないので

で、
たとえばコデラさんは、
「自分で稼がないと自由がないと思っているからと、
誰かが確実に養ってくれることなんてありえないと思っているから。
  自分以外の誰かの収入に頼って暮すことは恐怖ですらある。」
と自分が働く(働きたい)理由を述べた上で、
「でも、そしたら本当に働けない状態の人は一体どうしたらよいのだろう」
という問いを自分に向けている

こういうのはすごく共感できる
自分の中には確たる思想があって、
自分はそれに従って行動をしている
でも世の中には、
自分と同じ思想を持っていても、
自分とは異なる肉体的・社会的条件におかれている人がいて、
そういう場合はどうしたら良いのだろう、
ということだと思う
それは未来の自分へ宛てた問いであるし、
現実に存在するもう一人の自分への問いかけであると思う


ボクが彼女のことを考えて思うのは、
彼女自身が抱いている実感と、
世間が彼女の生き方を見て描く像の不一致みたいな部分

世間は、
彼女のこれまでの行動に敬意を抱くからこそ、
彼女の意見を、他とは違うものとして、
十分に耳を傾ける
でも、
それってちょっと違うんじゃないかと

十人十色の生き方があって、
それぞれにそれぞれの意見や立場があって、
その中の一つがワタシのようなケースですよ、
という部分が彼女にはあると思う
(上の問いの立て方を見ると、ボクはそう思う)

彼女がいたずらにシンボル化されて、
その生き方や想いがデッサンされると、
彼女の抱く実感の部分が抜け落ちる気がする

と、
ここで勝手に解釈するのも違うよねぇ



で、
じゃあボクが実感を持ってやれることを考えるわけだけども、
娘を連れて出社してみることぐらいかな
一週間続ければ何か見えてくるかな?

うるさくて嫌がられるだろうなぁ、
と想像する自分の精神的負担は大きいなぁ、
目立ちたがりとか思われるだろうなぁ
実験室には連れて行けないかなぁ、
かと言ってデスクだと周りに人が多いしなぁ、
やっぱり難しいなぁ
でもシミュレーションでは見えてこないものもあるしなぁ

もっともっと色んなことを考えて想像して実感しないと

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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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