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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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今回の衆議院選挙に際して、
googleが「未来のためのQ&A」という企画をやってます
ネット上でいくつかのテーマに関して政治家に対する質問をつのり、
その中から厳選された5つの質問を実際に政治家に回答してもらう、という企画です
今回採用された質問は下記の5つです
どれもよく練られた質問で、
1つ2つの具体例を挙げるだけでは回答できないような、
質の高い質問だと思います


1. これから生まれる子どもが、「日本に生まれて良かった」 と思うために、また、安心して子供を産み育てることができる社会を実現するためにどんな施策を実行しますか?

2. 誰もが、安心、納得できる年金制度をどのような形で構築していきますか。また、生活保護の問題点(不正受給、年金受給額とのねじれ等)も合わせて考えを聞かせてください。

3. 日本で暮らす外国人の方が増えています。外国人の雇用、外国人の参政権、移民政策について考えをきかせてください。

4. 後継者不足なのに、新規参入に対する壁がものすごく厚いこれらの分野(農業、林業、漁業)に、どのような政策を持っていますか?

5. インターネットを活用した選挙活動の実施に関する賛否とその理由をお聞かせください。



kawagucciの回答
1. これまでの、たとえば戦後65年の日本社会で、
「日本にうまれて良かった」と思えなかった時代、
「安心して子供を産み育てられない」と思われた時代は、
ここ15年ぐらいではないでしょうか
この15年というのは、
携帯電話やインターネットが爆発的に普及した時代でもあります
情報技術の発展によって私たちは、
「日本のどこかで起こった不幸な出来事」を知ることができ、
「世界のどこかで起こった素敵な出来事」を知ることができるようになりました
そのおかげで、この場合は「そのせいで」と言うべきでしょうけども、
私たちは私たちの現状を過小評価してしまっているのではないでしょうか
もう一度、
自分の眼で見える範囲のことを見直してください
産婦人科医や保育所は、昔に比べれば増えているはずです
街中を歩くだけで強盗や通り魔に襲われることはそうそう無いはずです
私は、政治の力に頼らずとも、地域の人々の互助努力で、
安心安全な社会を実感することができると信じています
こういう理由のため、私はこの件について施策は必要ないと思います

2. 年金については、年金がどういう役割を持つかを丁寧に説明すべきだと思います
年金問題と言いますと、
ある人が生涯に払う金額と受け取る金額の損得勘定をしてしまいがちです
この議論は年金の本来持つ役割から逸脱したものであると思います
年金の役割を端的に述べると、
「長生きしてしまったときのための保険」
ということになるでしょう
年老いた人が年金を受け取ることの意味は、
本人が生きていくために必要な生活費を得るための保険であると同時に、
身体的・精神的な負担を負って面倒を見てくれる家族や仲間に、
金銭的な負担だけはかけないという保険でもあるでしょう
人は一人では生きていくことができません
「年金には頼らない。自分の貯金で老後を暮らす」と言っていた人の場合、
思ったよりも長生きしてしまい貯金が底をついてしまうかもしれませんが、
年金の場合は長生きすればするだけお金をもらえるので、
長生きしがいがありますね

3. 日本に住む外国人が、
外国人であるがために不利益を被っているのであれば、
それは是正すべき政治課題といえるでしょう
一方で、
日本に住む外国人の方にとって、
より便利で、より快適な生活環境を提供するために、
政治家が活動するというのは、少し違う気がします
申し訳ありませんが、
外国人の方には、外国人として相応の不便をご容赦いただくしかないと考えます
移民についてですが、
日本の産業が外国からの移民を受け入れなければなりたたないようならば、
移民を受け入れる前に、
産業を適正規模に縮小することが重要でしょう
とにかく、
世界の国際的な政治の枠組みというものは、あるようでありません
だからこそ、日本の政治家は、
他国からの圧力に影響を受けることなく、
じっくりとこの問題を考えて行動に移すべきだと思います

4. 農業や漁業において後継者不足と新規参入に障壁があるのは、
これらの産業に資本が投下されていないことが原因だと考えています
「後継者はほしいけども、自分たちが生きていくのが精一杯の収入しかない」
という現状を打破するには、
日本の農林水産業の価値を高める努力が必要です
これは政治課題です
まず、輸入の制限、国内収穫(漁獲)量の制限を実施し、
国内生産物の価値(価格)を高めることで農林水産業従事者の収入を増やします
これにより国内供給量の不足および価格高騰による生活難が、
一般国民の負担として顕在化するでしょう
しかし、この負担は、安価な海外品の輸入によって隠されてきた、
日本が現在かかえる問題が浮き彫りになっただけだと考えます
こういう事態が起こると、
日本人の持つ勤勉さから、国内で安価に大量に生産するための知恵や努力が発揮され、
それにあわせて徐々に国内収穫量の制限を解除していけば、
結果的に農林水産業が活発になることでしょう

5. インターネットを用いた選挙活動に問題はないと思います
インターネットは、利用者がほしい情報のみを選択して取得できるメディアです
街中のビラや看板などは、大量の資金を投じて増産すればするだけ、
人の目に触れる確率が上がりますから、
お金持ちにとって選挙活動が有利になると言えるでしょう
(宣伝過多が良い方に働くとは思えませんが)
一方、お金持ちが大量の資金を投じてインターネット上で選挙活動をしても、
インターネットでは、利用者が選択的に情報を排除すれば、それは効果を持ちません
そういった意味で、インターネット上の選挙活動は、
候補者が勝手にやればいいし、
国民は勝手に見ればいい、というスタンスで見守ります
ただし、国民に注意してもらいたいのは、
インターネットは架空の世界なので、
たとえ候補者のホームページで候補者の写真や署名があったとしても、
その情報の真偽については誰も責任を負わないということです



政治家むいてないわー
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kawagucci
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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