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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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なんと、
後半に大量得点で4-3の逆転勝ち
とりあえず勝ったという事実は良いことだ

しかし、
オシムさんも言っているように、
「勝つことと同時に分析も大事。
(中略)勝つとかえって大事なことを見落とすことがあるが、
 負けて内容がいいということもある。」
なので、
勝敗ではなく内容について考えよう


さて、課題の一つであった、
「センターバックと中盤の底によるゆとりあるボールの支配」
これがよくできていた
トゥーリオさんも縦ポンしなくなっていたし、
GKからのリスタートも比較的ショートが多かった
後ろからつないでいって、
中盤から一気にスピードアップ→裏へ通す、が徹底されていた
ということでもう一つの課題であった
「フィニッシュまで持ち込めない」
も見事に解決


では、なぜそうなったのか
一つの原因として、
「4-2-3-1」だったフォーメーションを「4-4-2」にしたことがあげられる
この変更で、
選手の分布が縦長から横長になった
横長(縦短)になったことで生じた利点は、
・縦短になったのでバックラインから中盤・前線へパスを入れやすくなった
・最前線が突っ込みすぎず相手バックラインとGKの間に隙間が残った
・選手同士の距離が適度に遠くなったため密集しすぎが回避された
あたりでしょう
大量得点が可能になったのは、
裏に抜け出せたことと、
選手間の距離が開いたことで相手選手の密度が減少したことで、
パスを通せる隙間が増えたからじゃないでしょうか

じゃあ得点が取れてよかったね、なのかというと、
欠点もある
横長縦短になっているのに、
中盤と前線が前からプレスをしていったことで、
中盤とバックラインの間が開きすぎた
中盤を突破されて、
あるいは中盤を飛ばされて、
バックラインと相手FWとの少数勝負に持ち込まれた場面が多く、
そしてチンチンにされた
この試合では、
これまでのアジア相手と前線守備でごまかされていた、
「センターバックの個の力」の不足が露呈した
トゥーリオさんも中澤も、
中盤と連動してあがる判断力があるわけでもなく、
裏に抜けられて追いつけるわけでもなく、
世界レベルのFW相手に競り勝てるわけでもない
このポジションこそ、
もっと若手をテストしましょうよ


で、まぁ、総括すると、
超密集プレスを採用しないで、
比較的選手間の距離を広くとれば、
パスもつながり裏をとってゴールにも迫れるということがわかりました
でもこれって、
オシム時代のアジアカップでやってたことなんだよね
あらあら



選手交代以降に大量得点したので、
結果的に見れば投入された選手がよかったことになるんだけど、
前田、よかったですよ
Jリーグで見せるパフォーマンスと比べるとまだまだだけど、
ポストプレーヤーとしてのキープ力、
落とした後に常に見せる裏への無駄走り、
いいねぇ
前後の動きで裏を狙う前田
横の動きから縦に加速する玉田
この二人の組み合わせが見たかった


稲本のゴールは、
その前のパスが強かったらファーでドフリーの本田まで回ってたのにね
その辺は、稲本が強運すぎるってコトかな


二戦を通じて感じたことは、
俊輔の代わりは誰かでつとまるけど、
遠藤の代わりはいないなぁ
体弱いのに、心配
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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