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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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科学会に大激震を招いた事業仕分けから一週間、
科学会の方も色々な動きをしているようです
で、事業仕分け自体に対する個人的な思いは以前に書きましたが、
今日は科学会、特に地球科学業界の対応についての意見・苦言です

はじめに、
当事者に対して直接言っていないことを、
先にココに書くというのに大変な抵抗はありますが、
なんせ火曜から航海なので、
直接お話する時間もありませんから書いてしまいます
ご容赦ください
そして、
当事者におかれては多分に不快な思いをされると思いますが、
本当にただただ率直な意見を述べているということをご理解ください
もちろん特定の個人を中傷するつもりではありません
あくまで「集団」「業界」に対する思いです



おとなしすぎませんか?
そして、
正攻法すぎませんか?


当事者であるところのIFREEも惑星連合も、
怒りを抑えて理路整然とした文書を一週間かけて書き上げて、
「意見」として送付する
あるいはボクの所属する学会なんかは、
「文科省のパブリックコメントにメールしましょう」
ってな感じのお願い(通達)のみ

自分の立場で考えればわかると思いますが、
パブリックコメントなんて、
受け付けてはいるものの、
中身読まれませんよ?
自分にきたメールをスルーしている人達が、
メールで意見を送ることに意義を見い出していることに、
なんというか、
「おっさんら、ほんまにやる気あるんかいな」
という印象を受けます

しょせん今回の事業仕分けなんてテレビショーなんだから、
思い切って向こうの土俵に上がって、
文科省のプレスリリース室に記者を呼び込んで、
大仁田厚ばりに泣きながら叫べばいいじゃないですか
IFREEの半額削減なんて、
マジで雇用に響いてくるわけだから、
それぐらいやったっておかしくない
それぐらい怒りに満ちているのにも関わらず、
「皆さんもメールで意見をお送りください」
と身内でやっているのは、
なんだかなぁ、です

あと、
理路整然とした文章を送付するのも、
冷静を装っている、あるいは当事者意識が希薄という感じで、
悪印象なんじゃないかな
そういう態度では、
「科学者は税金に甘えて暮らしている」
と受け取られても仕方がないんじゃないかな、
とも思います


正式な文章はもちろん大事
でも一方で、
新聞やテレビにそのまま写すだけで意味の伝わるような、
キャッチーなスライドなりポスターなりのファイルを、
新聞社やテレビ局に提供する方が、
こういう劇場型政治にはむいているんではないかなぁ
「相手の土俵には乗らない」という科学者然とした対応をきめこむのも良いですが、
清貧を貫ける状況にあるかどうかの吟味も重要


■天下りに対する「色眼鏡」の被害(某機構の場合)
職員は1000人、その中に天下り理事が2人いるだけ
その採用に多くの職員は無関係
一方、総合職・研究職の採用倍率は平均で@@倍の難関
それでも天下りがいるというだけで敵視
→言いがかり

■IFREE予算と人件費(仕分け人は理解しているのか)
総額@円(円グラフ)
うち人件費(@人分)が6割
10分に満たない言及で来年度の半額あるいは全額削減の裁定
→非現実的な裁定


まぁ、
なんだかんだで、
何事もなかったかのような予算がくまれるとは思いますが、
それでも、
次に何か激震が襲ってきた時の教訓ぐらいは、
今回の熱が冷めないうちに残しておきたいモノですね
「どうせ結果オーライでしょう」
という態度は、
むしろ渦中にある時にやり過ごす態度であって、
平時には備えを万全にしなければね

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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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