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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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科学技術に「関心」最高の63%…内閣府調査 読売

 
「理科離れ」って言葉が、
学界(学会じゃなくてね)で問題として取り上げられて、
アウトリーチだサイエンスコミュニケーションだなんだと騒いでいますが、
それがどうしたって話ですよ
別に世間の関心としては「科学技術離れ」なんてことは起こってないのです

実際に起こっているのは、
高校進学時の「理系選択離れ」なんです
これが大学進学時の学部選択につながり、
ひいては研究室への流入ポテンシャルの低下につながるのですが、
それは「科学技術離れ」という部分とは別の問題によるものなのですよ

トリビアの泉が高視聴率だったことからもわかるように、
「役に立たない知識」としての「科学技術」には今も昔も関心があるんです
ただ、
自分が飯を食うタネという意味で、
「理科なんて役に立たない」
とジャッジされているわけです
それだけのことなんです
それはたとえば、
因数分解を知らなくても「金儲けはできるでしょ」ってことで、
アボガドロ数を知らなくても「就活で困らないでしょ」ってことなんだと思う

要するに、
「そんなこと知ってても科学者にならない限り自分の得にならないじゃない」
という意識が、「理科学習」から心を遠ざけてるんです

理科離れの解決法は、
「世の中で大事な事ってお金だけじゃないよね」
ってことの浸透だと思うんです

とにかく、
「理科って面白いでしょ!」
っていくら主張しても、
「面白いことはわかってる」んですよ
でも「だからなんなの?」なんです
だからそういう方向のアウトリーチってのは、
まぁやることはそれなりに重要だとは思うんだけど、
でもそれで研究をする時間が潰れていくのはどうかと思う

良い研究をして新聞報道されるのが手っ取り早いアウトリーチですよね

まとまらなかった・・・

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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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