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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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Senior EditorのAmy Whitchurch博士。
http://www.nature.com/ngeo/authors/about_eds/index.html

セミナー前に自分のメイルをサーヴェイしたら,自分の関係(地震ネタが多い)はいつもこのAmyから「unfortunately」メイルをいただいていることがわかった。担当分野なのだろう。




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一般的な話として,Natureブランドのヒエラルキーの紹介。トップが「Nature」。次に「Nature ---」の専門系。さらにその下に「Nature Comm.」という位置付け。リジェクト時のトランスファーも基本的にこのヒエラルキーに従って,上から下に流すらしい。

ちなみに役割分担。
Nature:すべての科学関係者が感心をいだくーー売上で運営ーー専任編集部
専門系:当該分野でインパクトーー売上で運営ーー専任編集部
Comm.:(表現わすれた)ーー著者負担出版料で運営ーー専任編集部
SciRep.:専任エディターをおかない一般雑誌と同形式。Natureブランドではない(明言)。

Nature Geos.は,全2000投稿中,査読に回るのが20%。受理が8%。掲載が150報。
査読率・受理率はNature本誌と同等。

Amyさんが「Nature Geos.にふさわしい」として特に取り上げた例は以下の4つ。

1.これまで考えられていた仮説の『first direct evidence』を示した論文。
2.『新たな技術』を利用して既存の学説をより深化した論文
http://www.nature.com/ngeo/journal/v7/n3/full/ngeo2075.html
3.地球科学の中でも『一大関心事』についての論文。
http://www.u-tokyo.ac.jp/ja/utokyo-research/research-news/reading-the-earths-history-in-atmospheric-oxygen.html
4.人間活動と密接にリンクする『気候変動・資源』などの論文。
http://www.nature.com/ngeo/journal/v4/n8/abs/ngeo1185.html

Amyさん自身は明言しなかったけど,彼女の好みは,
・色んな時間軸の「地球史」
・火山/地震/気候変動/資源など「人間に関与する地球科学」
 (特にポジティブに解決策につながる成果かも)
という具合だった。

ちなみにGenderバランスについても一家言ある様子だった。Nature Geosの編集陣は5人中4人が女性。もしかしたら(もしかしたら)査読に回すかどうかに影響があるかもしれない(かもしれない)。
http://www.nature.com/ngeo/journal/v9/n11/full/ngeo2819.html

ちなみに2018年に「Nature Sustainability」が創刊するらしく宣伝しておられた。
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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