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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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「楽しく生きていたい」これに尽きる。

そのためにどういう状況が必要なのか。

「自分の周囲の人々が楽しく生きている中で自分も生きていく」のがきっと楽しいだろう。

そんで「自分の周囲」って何かねと聞かれれば,まぁつまり世界ですよ。ボクの場合は。ネットを開くだけで見える範囲でこんな状況で,きっとネットでは見えないところにはもっともっとアレな状況が広がっているのだと思っています。

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じゃあどうするか。垂直と水平の展開がありえる。自分が暮らしている「層」の中で(水平方向に)より強く思いを巡らせるということもありえる。研究業界だったり,収入の頃合いだったり,まぁそういう社会的地位みたいなもの。

でもあんまりそこには興味がない。どちらかというと,もっと垂直方向だと思う。というか,自分がいま身を置いている「層」は,極めて恵まれていて,この内側でさらに状況を良くしていくというのが,ボクにとってはそれほど重要に思えない。具体的に言えば,「研究者の給料が少ない」とか「自由な時間が少ない」とか「任期制がー」とか「アホとは一緒に仕事ができん」とか「ジャパニーズ・お役所仕事がー」とか何とかかんとか,そういう「問題」が水平方向の人々と共有されているわけ。

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でもボクの状況って,もうちょっと広い範囲から見たら,たとえば世界の人々を履歴書的というかカタログ的に見たら,本当に恵まれていると思う。日本という比較的平和な国に生まれ育って,一般的に見れば健康で,男性で,公教育を享受して,今の給料は平均以上にはあるし,労働条件は悪くないし,子供もいる。70億人スケールで見たら,上位1%レベルで恵まれている状況にあると思う。

そんな1%層にいる自分が,例外的に恵まれている1%層の自分が,その状況を享受してノウノウと生きて「あぁ楽しいなぁー」なんて言っていて良いのか。いや違うな。そんな自分の状況を認識してしまっている現状では,無邪気に「あぁ楽しいなぁー」という気分にはなれない,というのが今の心境なんだな。

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おこがましい?恩着せがましい?厚かましい?ピッタリくる表現はわかんないけども,そういう態度であることは理解している。理解しているんだけども,やっぱり自分がノウノウと暮らしているのは,オサマリが悪い。

結局は自分のオサマリの悪さを解消したくて,そのために「キミは不幸な人だね。ボクが助けてあげるよ。」とやって気持ちよくなりたいだけなんだな。なんてイヤなヤツなんだ。最低だな。

そもそも自分を「上位1%層にいる」とか言ってる時点で終わってる。マジで終わってる。きもい。

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でも,間違いなく最低でキモイんだけど,でもやっぱり,この世界には「それはアカンでしょ」ということが蔓延していて,それに気付いていて,それを解消できる立場にあって,それをどうにもしないでただ看過するだけってのは,それはそれで最低なことだと思う。

どう言って良いのかよくわかんないけど,たとえば女性の方が「損」していると思う。損をさせる社会があって,損させられている当人達が頑張らないとそれが解消できない状況にある。そんなのはおかしい。

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自由とか人権とか公教育とか,何でそんなものがあるのかって,その人間の「生」を他人が収奪しないために,昔の人が色々と考えて創作したからこそ,あるんだと思ってる。そういうモノを開発して普及させた人達自身は,別に収奪される側ではなかったんじゃないかな,とも思う。本当に収奪される側の人間だったら,こんなモノを創作するだけの知力も体力も,獲得することが困難だったはずだと思う。まぁこの辺りは勉強すればすぐにわかるか。

いずれにせよ,ボクはそうやって今ここに存在している自由とか人権とか公教育とか,そういうものをたっぷりと享受して,それなりに楽しく生きている。そしてボク自身は,自由とか人権とか公教育とか,そういうモノが機能している社会の方が,より多くの人が幸せになれて,そういう社会で生きている方が自分もより幸せになれると確信している。

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そんなわけで,動機は「自分が気持ちよくなりたい」という極めてキモイものなんだけども,自分がやろうとしていることについては「悪くないんじゃないかな」と思っている。

ということで,目標というか大きな方針としては,「人道・理念にもとる社会的な問題」だと思うことについて,たとえ自分がその問題における直接的な被害者でなかったとしても,改善するように何らかのアクションを起こしていこう。そんなことになる。

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それで実践上,何をどうするかということ。つまり「垂直方向にどこまで延ばしてアプローチするか」ってことと「アプローチの方法をどうするか」ってこと。

自分が今置かれている状況を最大限に利用するなら,やっぱり「大学教育を通じた何か」になる。つまり対象は「大学生」あるいは「大学界隈の人々」になる。アプローチの方法は,まずはごく単純に「大学教員としての業務」を通じたものがある。でもこれだけで良いのだろうか,という悩みが残る。「大学教員である」ということを利用して,もうちょっと先に延ばしたアプローチも可能なんじゃないか。それが何かは煮え切らないけども。

あとはやっぱり,ウェブを通じた取り組み。今はこうして駄文を連ねることぐらいしか出来ないけども,もしかしたらもうちょっと違う何かができるかもしれない。できないかもしれない。それは考えないと。

100人に1のダメージを与えるよりも,100人の中にいる1人に100のダメージを与えるような,イオラよりもメラゾーマというか,そういうモノを目指している。

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だんだんわからなくなってきたので,このへんで。
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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