自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
トランジットが大変
軍服姿の警備員は使えない
ラウンジに行って話を通すのが早そう
飯屋はピザハットとKFC
どちらもAM4時に閉まってAM10時に開く
Gate7の前にソファー上のベンチがあり寝転がれる
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軍服姿の警備員は使えない
ラウンジに行って話を通すのが早そう
飯屋はピザハットとKFC
どちらもAM4時に閉まってAM10時に開く
Gate7の前にソファー上のベンチがあり寝転がれる
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午前2時半について8時間のトランジット
カフェに陣取り24時間1000ルピーの無線に接続
メールとスポニチのフォローは終了
この後シンガポールを経由して成田には19日朝
そこからNEXで東京駅を経由して新幹線で実家へ
どれだけ移動させるんですか・・・
Tweet
カフェに陣取り24時間1000ルピーの無線に接続
メールとスポニチのフォローは終了
この後シンガポールを経由して成田には19日朝
そこからNEXで東京駅を経由して新幹線で実家へ
どれだけ移動させるんですか・・・
一番かるび(横浜栄店)
まぁ普通でした
焼肉チェーンの中ではうまいという評判
焼肉好きのヨメの希望で行ってみた
たいぶ混んでて40分待ちとのこと
ポケベルを渡されて車で待機
30分で呼ばれた
お値段は、
安い肉が500円ぐらい
ちょっと良いのが1000円弱
“上”が1000円強
といった感じで、
まぁ普通のチェーン店価格ですな
ソフトドリンクがドリンクバーになっているのは、
ウリであるとともにホール従業員の負担減を狙っているのだろう
ガス火焼きなのも、炭火交換の手間を省くためだと思われる
肝心の肉質は、
可もなく不可もなくで、
やっぱりチェーン店だな
机にツケダレが三種置かれていたが、
持ってくる肉にしっかりと味がついているので、
個人的には不要でした(ヨメは使いまくってましたが)
二人で、
酒無し・ドリンクバーで、
上もの三種などを適当に頼んで、
webで取れるクーポン使って、
7000円強でした
完全に「可もなく不可もなく」です
牛角なんかとほとんど同じ
強いて言うなら、
牛角よりもよりファミリー層に照準を合わしている感じ
そういう意味では、
牛角の方に軍配が上がる
とはいえ、
せっかく外食で焼肉を食べるなら、
やはり専門店で食べたいですね
最後に、
行列のできるような飲食店で、
箸使いもままならない幼児を見ると、
やはり不快に思う
公共の利益に反するよ
誰が得をするのよ
自分に子供ができたとしても、
大人同様のペース・マナーで食事ができるようになるまでは、
絶対に連れて行かない
Tweet
まぁ普通でした
焼肉チェーンの中ではうまいという評判
焼肉好きのヨメの希望で行ってみた
たいぶ混んでて40分待ちとのこと
ポケベルを渡されて車で待機
30分で呼ばれた
お値段は、
安い肉が500円ぐらい
ちょっと良いのが1000円弱
“上”が1000円強
といった感じで、
まぁ普通のチェーン店価格ですな
ソフトドリンクがドリンクバーになっているのは、
ウリであるとともにホール従業員の負担減を狙っているのだろう
ガス火焼きなのも、炭火交換の手間を省くためだと思われる
肝心の肉質は、
可もなく不可もなくで、
やっぱりチェーン店だな
机にツケダレが三種置かれていたが、
持ってくる肉にしっかりと味がついているので、
個人的には不要でした(ヨメは使いまくってましたが)
二人で、
酒無し・ドリンクバーで、
上もの三種などを適当に頼んで、
webで取れるクーポン使って、
7000円強でした
完全に「可もなく不可もなく」です
牛角なんかとほとんど同じ
強いて言うなら、
牛角よりもよりファミリー層に照準を合わしている感じ
そういう意味では、
牛角の方に軍配が上がる
とはいえ、
せっかく外食で焼肉を食べるなら、
やはり専門店で食べたいですね
最後に、
行列のできるような飲食店で、
箸使いもままならない幼児を見ると、
やはり不快に思う
公共の利益に反するよ
誰が得をするのよ
自分に子供ができたとしても、
大人同様のペース・マナーで食事ができるようになるまでは、
絶対に連れて行かない
科学会に大激震を招いた事業仕分けから一週間、
科学会の方も色々な動きをしているようです
で、事業仕分け自体に対する個人的な思いは以前に書きましたが、
今日は科学会、特に地球科学業界の対応についての意見・苦言です
はじめに、
当事者に対して直接言っていないことを、
先にココに書くというのに大変な抵抗はありますが、
なんせ火曜から航海なので、
直接お話する時間もありませんから書いてしまいます
ご容赦ください
そして、
当事者におかれては多分に不快な思いをされると思いますが、
本当にただただ率直な意見を述べているということをご理解ください
もちろん特定の個人を中傷するつもりではありません
あくまで「集団」「業界」に対する思いです
おとなしすぎませんか?
そして、
正攻法すぎませんか?
当事者であるところのIFREEも惑星連合も、
怒りを抑えて理路整然とした文書を一週間かけて書き上げて、
「意見」として送付する
あるいはボクの所属する学会なんかは、
「文科省のパブリックコメントにメールしましょう」
ってな感じのお願い(通達)のみ
自分の立場で考えればわかると思いますが、
パブリックコメントなんて、
受け付けてはいるものの、
中身読まれませんよ?
自分にきたメールをスルーしている人達が、
メールで意見を送ることに意義を見い出していることに、
なんというか、
「おっさんら、ほんまにやる気あるんかいな」
という印象を受けます
しょせん今回の事業仕分けなんてテレビショーなんだから、
思い切って向こうの土俵に上がって、
文科省のプレスリリース室に記者を呼び込んで、
大仁田厚ばりに泣きながら叫べばいいじゃないですか
IFREEの半額削減なんて、
マジで雇用に響いてくるわけだから、
それぐらいやったっておかしくない
それぐらい怒りに満ちているのにも関わらず、
「皆さんもメールで意見をお送りください」
と身内でやっているのは、
なんだかなぁ、です
あと、
理路整然とした文章を送付するのも、
冷静を装っている、あるいは当事者意識が希薄という感じで、
悪印象なんじゃないかな
そういう態度では、
「科学者は税金に甘えて暮らしている」
と受け取られても仕方がないんじゃないかな、
とも思います
正式な文章はもちろん大事
でも一方で、
新聞やテレビにそのまま写すだけで意味の伝わるような、
キャッチーなスライドなりポスターなりのファイルを、
新聞社やテレビ局に提供する方が、
こういう劇場型政治にはむいているんではないかなぁ
「相手の土俵には乗らない」という科学者然とした対応をきめこむのも良いですが、
清貧を貫ける状況にあるかどうかの吟味も重要
■天下りに対する「色眼鏡」の被害(某機構の場合)
職員は1000人、その中に天下り理事が2人いるだけ
その採用に多くの職員は無関係
一方、総合職・研究職の採用倍率は平均で@@倍の難関
それでも天下りがいるというだけで敵視
→言いがかり
■IFREE予算と人件費(仕分け人は理解しているのか)
総額@円(円グラフ)
うち人件費(@人分)が6割
10分に満たない言及で来年度の半額あるいは全額削減の裁定
→非現実的な裁定
まぁ、
なんだかんだで、
何事もなかったかのような予算がくまれるとは思いますが、
それでも、
次に何か激震が襲ってきた時の教訓ぐらいは、
今回の熱が冷めないうちに残しておきたいモノですね
「どうせ結果オーライでしょう」
という態度は、
むしろ渦中にある時にやり過ごす態度であって、
平時には備えを万全にしなければね
Tweet
科学会の方も色々な動きをしているようです
で、事業仕分け自体に対する個人的な思いは以前に書きましたが、
今日は科学会、特に地球科学業界の対応についての意見・苦言です
はじめに、
当事者に対して直接言っていないことを、
先にココに書くというのに大変な抵抗はありますが、
なんせ火曜から航海なので、
直接お話する時間もありませんから書いてしまいます
ご容赦ください
そして、
当事者におかれては多分に不快な思いをされると思いますが、
本当にただただ率直な意見を述べているということをご理解ください
もちろん特定の個人を中傷するつもりではありません
あくまで「集団」「業界」に対する思いです
おとなしすぎませんか?
そして、
正攻法すぎませんか?
当事者であるところのIFREEも惑星連合も、
怒りを抑えて理路整然とした文書を一週間かけて書き上げて、
「意見」として送付する
あるいはボクの所属する学会なんかは、
「文科省のパブリックコメントにメールしましょう」
ってな感じのお願い(通達)のみ
自分の立場で考えればわかると思いますが、
パブリックコメントなんて、
受け付けてはいるものの、
中身読まれませんよ?
自分にきたメールをスルーしている人達が、
メールで意見を送ることに意義を見い出していることに、
なんというか、
「おっさんら、ほんまにやる気あるんかいな」
という印象を受けます
しょせん今回の事業仕分けなんてテレビショーなんだから、
思い切って向こうの土俵に上がって、
文科省のプレスリリース室に記者を呼び込んで、
大仁田厚ばりに泣きながら叫べばいいじゃないですか
IFREEの半額削減なんて、
マジで雇用に響いてくるわけだから、
それぐらいやったっておかしくない
それぐらい怒りに満ちているのにも関わらず、
「皆さんもメールで意見をお送りください」
と身内でやっているのは、
なんだかなぁ、です
あと、
理路整然とした文章を送付するのも、
冷静を装っている、あるいは当事者意識が希薄という感じで、
悪印象なんじゃないかな
そういう態度では、
「科学者は税金に甘えて暮らしている」
と受け取られても仕方がないんじゃないかな、
とも思います
正式な文章はもちろん大事
でも一方で、
新聞やテレビにそのまま写すだけで意味の伝わるような、
キャッチーなスライドなりポスターなりのファイルを、
新聞社やテレビ局に提供する方が、
こういう劇場型政治にはむいているんではないかなぁ
「相手の土俵には乗らない」という科学者然とした対応をきめこむのも良いですが、
清貧を貫ける状況にあるかどうかの吟味も重要
■天下りに対する「色眼鏡」の被害(某機構の場合)
職員は1000人、その中に天下り理事が2人いるだけ
その採用に多くの職員は無関係
一方、総合職・研究職の採用倍率は平均で@@倍の難関
それでも天下りがいるというだけで敵視
→言いがかり
■IFREE予算と人件費(仕分け人は理解しているのか)
総額@円(円グラフ)
うち人件費(@人分)が6割
10分に満たない言及で来年度の半額あるいは全額削減の裁定
→非現実的な裁定
まぁ、
なんだかんだで、
何事もなかったかのような予算がくまれるとは思いますが、
それでも、
次に何か激震が襲ってきた時の教訓ぐらいは、
今回の熱が冷めないうちに残しておきたいモノですね
「どうせ結果オーライでしょう」
という態度は、
むしろ渦中にある時にやり過ごす態度であって、
平時には備えを万全にしなければね
日本語の総説論文の依頼がきた
「やんわりと断った」 つもりでいたが、
「断らなかった」 という認識だったのだろう
まぁ、 お世話になっている人でもあるし、
ここは受けるしかあるまい
ということで、
共著予定者のチョキさんに電話
色々と話す 方向は定まらない
どうしたものかね
4月までというのは長いようで短い
伊平屋論文、南奄西論文の存在も重要になる
成田関係の論文2件
なんとかせねばね
投稿中の2件も、
どうなることやらですし
白鳳試料で微生物の作業をお勉強することになるだろう
これでどれだけ時間を使うかが、
新年・年度末のペース配分に効いてくるね
MATのH2ラインは新構築が不要になった
ちゃっちゃと培養試料を終わらせねば
その後はさしあたり炭素系だけ立ち上げて、
ソリテアしてしまおう
N2O関係の基礎実験はブーマナにお任せだ
ここまでは年度内
新TRDはちゃんと設計する
場合によっては自動化
そして改良型のループセットの設計も
優先順位は白鳳の結果次第か
いじりちきゅうRIは要相談か
新RIラインもどうするか
事業仕分けの基礎科学・研究費関係については、
総合科学技術会議での緊急提言で、
とりあえずは決着でしょう
あとは若手関係が、
研究費と見られるか、
雇用対策と見られるか、
どうだろうか
Tweet
「やんわりと断った」 つもりでいたが、
「断らなかった」 という認識だったのだろう
まぁ、 お世話になっている人でもあるし、
ここは受けるしかあるまい
ということで、
共著予定者のチョキさんに電話
色々と話す 方向は定まらない
どうしたものかね
4月までというのは長いようで短い
伊平屋論文、南奄西論文の存在も重要になる
成田関係の論文2件
なんとかせねばね
投稿中の2件も、
どうなることやらですし
白鳳試料で微生物の作業をお勉強することになるだろう
これでどれだけ時間を使うかが、
新年・年度末のペース配分に効いてくるね
MATのH2ラインは新構築が不要になった
ちゃっちゃと培養試料を終わらせねば
その後はさしあたり炭素系だけ立ち上げて、
ソリテアしてしまおう
N2O関係の基礎実験はブーマナにお任せだ
ここまでは年度内
新TRDはちゃんと設計する
場合によっては自動化
そして改良型のループセットの設計も
優先順位は白鳳の結果次第か
いじりちきゅうRIは要相談か
新RIラインもどうするか
事業仕分けの基礎科学・研究費関係については、
総合科学技術会議での緊急提言で、
とりあえずは決着でしょう
あとは若手関係が、
研究費と見られるか、
雇用対策と見られるか、
どうだろうか
これは以前、古巣を訪ねた時に某氏と話していてえた見解について、
今回の事業仕分けがからんで思ったことです
また、
このエントリーに限り、
コメントを受け付けることにしました
最下部のコメントをクリックしてコメントしてください
(コメント無いので閉めます(泣))
■ハード人件費とソフト人件費
大学運営費など、
ほぼ永続的に供給されるマネーをソースとする人件費をハードな人件費、
科研費基盤やCOEなど、
元ソース自体が期限付の人件費をソフトな人件費、
とします
(分類には異論があるでしょうが、ここではそんな感じで)
たとえば、
大学雇用の(特任じゃない)任期付助教などは、
一個人としての立場は流動的ですが、
そのマネーソースは(一応)確たるものなので、
ここではハードな(人件費による)雇用だと考えます
もうひとつ
うちの機構にはポスドク研究員というポストがあるんですが、
これは一見するとソフト雇用なんだけど、
基本的には機構の金で雇われるハード雇用なんですよね
で、
ハードマネーの枠(たとえば大学のお金で雇う大学教員)については、
それほど大きな増減はありませんから、
お金を受け取る個人は変わるものの、
ハードマネー研究者の総数は変わりません
でもソフトマネーはソフトなので、
たとえば科学技術なんてクソ食らえ内閣ができたら、
(今回はそういうわけでもないんですけどね)
かなり大幅な減額が予想されます
これはね、もうしょうがないですよ
科学技術立国を標榜したとて、
国民、あるいは政治家の心に科学が届かなければ、
科学会は聖域ではいられないのです
で、
ポスドク問題です
一個人としての研究キャリアにおけるポスドク期間の重要性や、
科学会の発展におけるポスドク研究者の存在の重要性について、
少なくとも科学会の中では疑問を持っている人はいないでしょう
しかしここであらためて、
科学会の皆さんに質問
「ポスドク」ってなんですの?
これはボクの中での定義ですが、
「研究以外の義務(教育・組織運営)を負わない研究者」
「研究専任のプロ研究者」
だと思うのです
「学位取得後、定職に就くまでの研究者」なんていうのは、
post doctorの日本語訳でしか無くって、
本質的な意味では、というか、
上にあげたポスドクの重要性を満たすという意味では、
ボクの定義の方がしっくりきます
定職に就くと会議があったり、
出世すると管理職業が増えたりすることを考えると、
本当の意味で「研究のみをしていれば良い職」としての「ポスドク」が見えてきます
というかね、
「学位取得後、定職に就くまでの研究者」と言っている時点で、
「ポスドク=研究キャリアパス上のつなぎ職」ということになってしまい、
「一個人の職名」というミクロな視点に落ち込んでしまいます
これでは、
個人としてのポスドク期間の重要性も、
科学会におけるポスドクの存在の重要性も、
いくら主張したとて、
今回の事業仕分けで指摘されたところの、
「雇用対策的な色彩が非常に見えてしまうという感じ」
になってしまう訳です
だから、
「ポスドク」という語の定義をちゃんとすることこそが、
「ポスドク問題」に取り組む際の一番初めの手順になるはずです
そこはちゃんとやってほしいです
というわけで、
ボクの定義でいきますと、
「ポスドク」というのは「研究専任のプロ研究者」なわけですから、
やはり科学の発展にとっては本当に重要な存在なのです
にも関わらず、
ポスドク枠の多くがソフトマネーによって確保されていて、
ポスドクの総数は非常に不安定な状況にあるのが現状です
たとえば、
ある分野の大物研究者がドイツもコイツもボンクラで、
まったく人件費用ソフトマネーを取れない連中だったとしたら、
その分野ではポスドクが養えない
そうすると次の人材が育たないことになり、
日本において、その研究分野は死滅します
「非常に重要」なのに「非常に不安定」というのは、
良くない状況ですよね
そんな中、
ハードマネーによるポスドク枠がある
それが「学振特別研究員PD」
さぁさぁ、
いよいよ本題というか、
もうオチはついてしまったのですが、
そういうことで、
「学振特別研究員PD」というのは、
科学会が絶対に守らなければならない、
それこそ「聖域」だと思うのです
なぜなら、
「学振特別研究員PD」は「ハードマネーのポスドク」だからです
ハードマネーによる人員枠は、
科学会のミニマム人員枠を決めているものなんです
ソフトマネーはそもそも増減があるものなので、
たとえ全廃になっても許容せざるをえませんが、
ハードな部分を削られると、
本当の縮小がはじまってしまいます
これはいかん
学振PDは、
厳格な審査(採択率10%)を経て選出され、
研究者自身が提案した研究を遂行することを唯一の義務とし、
他の研究者および業界や組織に対する義務が無い、
唯一の、
真の、
研究専念職(ポスドク)制度です
決して一部の研究者の「雇用対策的な」思惑では利用できない制度です
これを他の、
それこそ「雇用対策的な」ソフトマネーポスドクと一緒に議論して、
【「ポスドク=雇用対策的な色彩」→「学振特別研究員PDの減枠」】
という議論を導いてはなりません
あぁ、
また話がとっちらかってきましたね
とにかく、
途中で言ってしまいましたが、
若手研究者ウンヌンの議論で重要なことは、
【「ポスドク」という語の定義をちゃんとすること】です
もう疲れたのでこの先は今度にしますが、
このソフトとハードの話は、
1)大学(ハードマネー)の研究専門職を設置する
2)大学(ハードマネー)のラボマネージャー兼事務秘書的な職を設置する
という大学組織の抜本的改革の話に行きます
1)は研究して論文は書くけどいわゆる雑用のない教授のようなもの
2)は論文は書かないけど研究現場に携わる技官兼秘書のようなもの
なぜこんな話になるかというと、
現在の科学会が抱える問題として、
「偉くなると研究できない」ということがあるからなのですね
ではまた
Tweet
今回の事業仕分けがからんで思ったことです
また、
このエントリーに限り、
コメントを受け付けることにしました
最下部のコメントをクリックしてコメントしてください
(コメント無いので閉めます(泣))
■ハード人件費とソフト人件費
大学運営費など、
ほぼ永続的に供給されるマネーをソースとする人件費をハードな人件費、
科研費基盤やCOEなど、
元ソース自体が期限付の人件費をソフトな人件費、
とします
(分類には異論があるでしょうが、ここではそんな感じで)
たとえば、
大学雇用の(特任じゃない)任期付助教などは、
一個人としての立場は流動的ですが、
そのマネーソースは(一応)確たるものなので、
ここではハードな(人件費による)雇用だと考えます
もうひとつ
うちの機構にはポスドク研究員というポストがあるんですが、
これは一見するとソフト雇用なんだけど、
基本的には機構の金で雇われるハード雇用なんですよね
で、
ハードマネーの枠(たとえば大学のお金で雇う大学教員)については、
それほど大きな増減はありませんから、
お金を受け取る個人は変わるものの、
ハードマネー研究者の総数は変わりません
でもソフトマネーはソフトなので、
たとえば科学技術なんてクソ食らえ内閣ができたら、
(今回はそういうわけでもないんですけどね)
かなり大幅な減額が予想されます
これはね、もうしょうがないですよ
科学技術立国を標榜したとて、
国民、あるいは政治家の心に科学が届かなければ、
科学会は聖域ではいられないのです
で、
ポスドク問題です
一個人としての研究キャリアにおけるポスドク期間の重要性や、
科学会の発展におけるポスドク研究者の存在の重要性について、
少なくとも科学会の中では疑問を持っている人はいないでしょう
しかしここであらためて、
科学会の皆さんに質問
「ポスドク」ってなんですの?
これはボクの中での定義ですが、
「研究以外の義務(教育・組織運営)を負わない研究者」
「研究専任のプロ研究者」
だと思うのです
「学位取得後、定職に就くまでの研究者」なんていうのは、
post doctorの日本語訳でしか無くって、
本質的な意味では、というか、
上にあげたポスドクの重要性を満たすという意味では、
ボクの定義の方がしっくりきます
定職に就くと会議があったり、
出世すると管理職業が増えたりすることを考えると、
本当の意味で「研究のみをしていれば良い職」としての「ポスドク」が見えてきます
というかね、
「学位取得後、定職に就くまでの研究者」と言っている時点で、
「ポスドク=研究キャリアパス上のつなぎ職」ということになってしまい、
「一個人の職名」というミクロな視点に落ち込んでしまいます
これでは、
個人としてのポスドク期間の重要性も、
科学会におけるポスドクの存在の重要性も、
いくら主張したとて、
今回の事業仕分けで指摘されたところの、
「雇用対策的な色彩が非常に見えてしまうという感じ」
になってしまう訳です
だから、
「ポスドク」という語の定義をちゃんとすることこそが、
「ポスドク問題」に取り組む際の一番初めの手順になるはずです
そこはちゃんとやってほしいです
というわけで、
ボクの定義でいきますと、
「ポスドク」というのは「研究専任のプロ研究者」なわけですから、
やはり科学の発展にとっては本当に重要な存在なのです
にも関わらず、
ポスドク枠の多くがソフトマネーによって確保されていて、
ポスドクの総数は非常に不安定な状況にあるのが現状です
たとえば、
ある分野の大物研究者がドイツもコイツもボンクラで、
まったく人件費用ソフトマネーを取れない連中だったとしたら、
その分野ではポスドクが養えない
そうすると次の人材が育たないことになり、
日本において、その研究分野は死滅します
「非常に重要」なのに「非常に不安定」というのは、
良くない状況ですよね
そんな中、
ハードマネーによるポスドク枠がある
それが「学振特別研究員PD」
さぁさぁ、
いよいよ本題というか、
もうオチはついてしまったのですが、
そういうことで、
「学振特別研究員PD」というのは、
科学会が絶対に守らなければならない、
それこそ「聖域」だと思うのです
なぜなら、
「学振特別研究員PD」は「ハードマネーのポスドク」だからです
ハードマネーによる人員枠は、
科学会のミニマム人員枠を決めているものなんです
ソフトマネーはそもそも増減があるものなので、
たとえ全廃になっても許容せざるをえませんが、
ハードな部分を削られると、
本当の縮小がはじまってしまいます
これはいかん
学振PDは、
厳格な審査(採択率10%)を経て選出され、
研究者自身が提案した研究を遂行することを唯一の義務とし、
他の研究者および業界や組織に対する義務が無い、
唯一の、
真の、
研究専念職(ポスドク)制度です
決して一部の研究者の「雇用対策的な」思惑では利用できない制度です
これを他の、
それこそ「雇用対策的な」ソフトマネーポスドクと一緒に議論して、
【「ポスドク=雇用対策的な色彩」→「学振特別研究員PDの減枠」】
という議論を導いてはなりません
あぁ、
また話がとっちらかってきましたね
とにかく、
途中で言ってしまいましたが、
若手研究者ウンヌンの議論で重要なことは、
【「ポスドク」という語の定義をちゃんとすること】です
もう疲れたのでこの先は今度にしますが、
このソフトとハードの話は、
1)大学(ハードマネー)の研究専門職を設置する
2)大学(ハードマネー)のラボマネージャー兼事務秘書的な職を設置する
という大学組織の抜本的改革の話に行きます
1)は研究して論文は書くけどいわゆる雑用のない教授のようなもの
2)は論文は書かないけど研究現場に携わる技官兼秘書のようなもの
なぜこんな話になるかというと、
現在の科学会が抱える問題として、
「偉くなると研究できない」ということがあるからなのですね
ではまた