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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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だれが呼んだか「お笑い怪獣」こと明石家さんま
この人、
自分で喋る以外の私生活がまったく外に漏れてこない
他の芸能人や報道から漏れ伝わってくる部分も、
概して「明石家さんま的」なものしかない
これが彼が「お笑い怪獣」と呼ばれるゆえんなんだと思う
彼は人目に触れる時、
常に明石家さんまであり続けている
芸人でない明石家さんまの姿(杉本高文だっけ?)を、
(芸能人も含めた)我々は見ることができない
そんな彼は、
ある時われわれの目の前に現れたタイガーマスクのようだ
彼は芸人になると決めたとき、虎のマスクを被ったのだ
そしてその時以来、
このタイガーマスクは、
リングの上のみならず、楽屋でも街中でも、
マスクを脱いだ姿を人には見せない
あるいは本人もマスクを脱ぐことを忘れているのかもしれない
もし人が彼を見て「面白くない」と感じるのであれば、
それは彼の芸が古くなっているからかもしれない
しかし、
彼の芸人としての生き様は、いまだ色あせないどころか、
促成栽培・即時消費の現代芸能界において、
ますます輝きを増しているように思う
大量消費時代に生きる人々が、
彼の生き様を評価“できない”現実は、
価値観の変遷として受け入れざるをえないのだろうか

一方、タモリ
この人も稀代のタイガーマスクである
ただし、明石家さんまとはその成り立ちが違う
明石家さんまが「芸人になることを決意した時にマスクを被った」のに対し、
タモリは「素人なのになぜかマスクを被っていた男が芸人になった」のだ
タモリの言葉からは、
芸人としてのプロフェッショナリズムを感じることができない
それは当然のことであり、
なぜなら、タモリは今もなお、プロではなく素人だからだ
言い換えるならば、
「マスクを脱いだタモリ」が「森田一義」なのではなく、
「マスクを被っている森田一義」が「タモリ」と呼ばれているだけなのである
素人でありながら芸能界の第一線に居座る彼もまた、
お笑い怪獣なのだ

島田紳助やビートたけしは、
彼らはタイガーマスクとしてデビューしてスターダムにのし上がり、
その後、自らマスクを脱ぎ捨て素顔でリングに上がり、
今もなお「タイガーマスク」と「素顔」の両面を巧みに使いこなしている
その巧みさは、
はじめは「リングの裏側」の種明かしとして喜ばれたものの、
裏側の全容が見えてしまううちに、
リングの上での幻想が失われ、
生身が明るみになってしまったがゆえに、
「プロレスは八百長だ」というような一種の胡散臭さが透けてしまっている

ちなみに、
最近の芸人などは、
マスクのデザインの奇抜さでウケを狙っているだけだ



あぁ、うまくまとまらないねぇ
本当は「さんまがマスクを被り続ける悲哀」についても書きたかったのに・・・
これを研究の話にまで持って行くのは、大変だ
いつかやるべき大事業
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