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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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2021年4月の緊急事態宣言で、東京都がとても広範な業種に制限をかけるという話題。
たとえば「本屋で感染拡大するってのか?そんなわけないだろ!」などの意見がある。
とてもよくわかる。
本当にその通りだと思う。

マスクを外して顔を近づけて会話をするのが「高リスク行為」で、
抑制の効かなくなる飲酒を伴う長時間飲食は「高リスク場面」だから、
「飲食店だけでも規制すれば、集団としての感染拡大防止にかなり効果がある」って説明して、
その上で飲食店に補償金を出せば良いんだよ。
その補償金を用意するためにも、低リスク業態はバンバン働いて経済を動かすのが良い。

ここまでの知見に基づいて、普通に考えると、そういうことになる。
でも、政治判断は違う。
なぜか。

今回の措置は「なんで飲食店だけがダメなんだ」という「声に寄り添った」結果だ。
説明を放棄して、感情にもたれかかる。
政治に限らず、何年も繰り返してきた、この国のお作法。

「丁寧に説明する人」よりも「声に寄り添ってくれる人」を政治家にしてきた、必然的帰結。

民主主義の要諦は、国民の教育水準。
高等教育の責任は重い。

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「愚民の上に苛(から)き政府あり」とはこのことなり。
こは政府の苛きにあらず、愚民のみずから招く災なり。
愚民の上に苛き政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり。
ゆえに今わが日本国においてもこの人民ありてこの政治あるなり。
『学問のすすめ』福沢諭吉
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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