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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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研究に身が入らない時間が続いている。「研究しなきゃ」と「研究したからって何になるんよ」という間で揺れ動いている。博士院生の時からちょっと研究が落ち着くとこの精神状態になってしまう。

それってのが,自分から能動的に取りかかることが出来ない低モチベーション,まぁやる気が無いってことですが,そこから来ているのか。はたまた,現代研究というものに対する厭世観的なものから来ているのか。まぁ両方ともってのが正解ではあるんだろうけども,どっちの方がより自分にとってクリティカルなんだろうかと考えたりしている。

他人の関わる仕事については,向こうから襲いかかってくるから否応なしだからか,はたまた自分の”良い人”的部分がくすぐられるからか,いずれにせよ,わりと頑張れる。あぁ”良い人”がくすぐられるというのは,良く思われたい(ゲス)と助けて上げたい(天使)と,両方ともだな。

「常識を疑え」という立ち位置をとるなら,今の自分の状況でもっとも疑うべきは,現在の科学業界の在り方が科学にとってベストなのか,あるいは,現在の地球科学の取り組み方はベストなのか,とかそういうことなんだろうと思う。業界の在り方については,グローバル(笑),ドメスティック(文科省主導ってことですね),ローカル(大学とか海洋業界とか),あとまぁ所属ラボとか協働研究関係周辺もそうかもしれない。とにかく色んなスケールで,一体どうなのよ?ということを,もうちょっとマジメに考えていかないとなぁと。

総論的には,日本の常識的振る舞いをしていると「局所最適」「兵站軽視」「縁故重視」を指向してしまいがちである。なので,そこを是正というか,常に反省しながら,前に進んでいけるような,,,いや違うな,,,本当に前に進んでいくべきなのだろうか,本当にそっちが「前」なのだろうか,と自問自答することをやめないようにすべきだと。そういう風に考えているわけだ。

一方でサイエンスなので,つまり未知のものに取り組むわけで,どこかで「えいや」と飛び込んで行くことも大事。そんな結果が出るかどうかもわからない博打を一緒になって打ってくれる人なんてのは結構な縁故がある人に限られるわけで。結局は相反する2つの動機と行動を並立させねばならぬわけだ。アンビヴァレントな純情な感情は空回り,なのです。


とか何とか言っていてもしょうがないので,もうちょっと考え続けることと,もうちょっとまとめて書き連ねていくことを増やそうと思っているわけです。

苦手とする実践・集中・継続です。
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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