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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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ちょっと早いけど総括してしまう。

研究は進んだとは言いがたい。
地震によって出現した仕事を,なんとか消費したような状態。
以前から企画していたものや,新たに企画したようなものは,
結局が手つかずでほったらかし状態。
特に分析関係はまずい。
結局のところ,今は何も分析できないんじゃないか?
震災以降マスが動くことだけは確認したが,
それ以外のテストが何もできていない。
航海の試料もたまりにたまっている。

地震があったことで,
はからずも2011年のテーマであった「研究者の公共性」が問われた。
頭で整理する前に現実が襲ってきたこともあって,
感情をうまくコントロールできなかった。
具体的に書いてしまえば,
地震汁研究のような役に立たない研究を,
放射能マッピングをやるべき時期に実施することが,
自分の中でまったく消化できなかった。
汁研究を正当化する自分への言い訳は用意できたけども,
相対的に見たときに,これで本当に良いのかという点は,
今でも消化しきれてはいない。
自分の力では船舶運航計画を動かすことができない,という言い訳は,
本当に言い訳に過ぎず,
外の世界に対する申し訳なさ,研究者のエゴのエグ味を恥じることとあいまって,
このような研究世界に身を置いていること自体を悩んだりした。
すっかり社会が落ち着いてきた今になってしまい,
その部分を忘れることで研究と向き合うことはできるが,
それはそれで,まったく何の解決もできていない。
2012年以降も地震研究を続けるわけだが,
確たるものを確立しておく必要がある。

昨年末にムスメがうまれ,
物理的にも精神的にも生活が変わるかと思ったが,
地震疎開とその後の調査出張過多があってほぼ別居(単身赴任)であったので,
あまり変わらなかった。
ムスメが言葉を理解しない動物だったときはイマイチ愛情も持てなかったが,
最近になって言葉を理解し,歩き始めたことで,
なんとなくではあるけども,愛情が芽生えてきたような気がする。
2人目が生まれてくる頃にはまた新たな変化があるかもしれない。
子供に対してはこんな感じで今のところ判断がつかないけど,
ヨメに対してはこれまでとは違って,
結構明確に感謝の気持ちを抱くようになったし,
それをうまく表現できるようになってきた。
結婚を決めてから4年ほどが経過したが,
ようやく心を開けるようになった,ということなのかもしれない。
こういうのも「子は鎹」というのかな。

来年の抱負は来年。

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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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