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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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3月21日(金)祝日。15時からフクスクサッカー。vs放医研。

すさまじい強風,先方が半分以上バスケ部員,こちらは9人など,
あまり良いコンディションではなかった。
ワガママ言ってトップ(トップ下?)に入って,ポストプレイをしようと試みる。
対外試合になるといつもドタバタするので落ち着かせるのが目的。

プレスもきつくなかったので色々出来る環境だったが,
持ち前の技術不足に加え,
強風でボールが動くのと,久々のサッカーボール(普段はフットサル)と,
自軍との連携不足で,
なんだかチグハグになってしまった。
難しい。
日頃から意思疎通をしていかないと。

3月22日(土) 普通に仕事。
3月23日(日) 午前仕事で午後からJ1観戦。


この冬はとにかく体調が悪い。
2月航海で飲み過ぎたのと,自宅で暖房して寝るのがあいまってか,
乾燥がひどい。とくに頭皮がボロボロ。
面倒なリバイスなど精神的にもしんどいし,
自炊で食生活が偏っているのも原因かもしれん。

いずれにせよ体調と日々の生活は正のフィードバックになるので,
良い方向に向かいたい。
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データを前にしてアレコレ議論する。
「オレのデータ」「オレの論文」
そういうのは関係無い。
なのにフラットな議論ができない。

議論に参加するメンバーの背景の知識が異なるのは当たり前。
でも「わかってない方」に合わせていては前に進まない。
だからこそ「わかってない方」が「え?それなに?どういうこと?」って聞くのが大事。
なのに萎縮してしまって何も言わない。
それじゃ議論にならない。



【J.S.ミル「自由論」岩波文庫】
・——自分が異論と難問とを回避せずにむしろ求めてきたということ,当該の問題に対していかなる方面から投ぜられる光明をも遮断しなかったということを,知っていればこそ——彼は,同様の方法を遂行しているいかなる人物の判断よりも,またいかなる多数者の判断よりも,自分の判断のまさっているとかんがえる権利を持つのである。 p46


【ジェームズ・ワトソン「知の逆転」NHK出版新書】
・実験をするのは易しい。それだけに実験に時間を使いすぎて,考えたりいろいろ議論したりする時間が足りないですね。私たちの頃は,夏の間中実験をせず,秋になったらどのような実験をすべきかを毎日のように話し合った。 ——「サイエンスは非常に社交的なものだ。だから常に己の敵の近くにいるように」 p270

・単に出来るというだけの理由でこれをやっているのであって,それが決定的な結果をもたらすものではないのではないかと。多くの人は,非常に忙しく立ち働いているけども,深く考えずに,単にそれができるからそうしているだけのことなんですね。 p286


【高井研「微生物ハンター,深海を行く」イーストプレス】
・もちろん互いの専門用語に対する不慣れ感みたいなモノはあったかもしれないけれど,そんなの「それってどういうこと?」って聞けばいいだけの話だ。 p237
いったい何をやってるんだろうか。
組織の研究でうまくいっている部分を装飾して見せる。
あとは業績一覧などの情報を渡す。
それに対し,基本的には単に研究者として,コメントをする。

この作業を通じて,何が変わるというのか。
お互いに時間を浪費しているだけではないか。
やめてしまえばいいのに。
そうしたら双方とも,少なくとも丸1日は自由な時間が出来るのに。

でも最後の評価委員総評は良かった。
総評じゃなくて,自論開陳の場になってたけど。
なぜ深海に行くのか,生命の限界を追究する意味とは,
という話に触発されたからなのか,
単に論文を書くような話ではなかったのが,良かった。

懇親会はドタバタと。
復興から3年,釜石にイオンが出来たらしい。
何を考えているんだ。
それでどうやって地域でお金を回すんだ。

東北太平洋沿岸の受けたダメージははかりしれない。
でも,その震災の前から,集落の過疎化は重大な問題だった。
復興という言葉に込めたのは,
地震・津波を乗り切る街作りとともに,
過疎化・少子高齢化の進行する僻地集落に,
それをある程度受け入れつつ,それでもジリ貧ではない,
そういう新しい形の街を立案し,実現していくことだったのではないか。

イオンみたいな大会社は,収益を本社にあげるので,
地域の人が使った金が,雇用で地域に戻るのは良くて7割ぐらいではないか。
そうすると,地域からはドンドンと金が流出していく。
そんな街の在り方が,これからの東北に必要なものなのだろうか。
ボクはそう思わない。

経済の論理に抗えないのは仕方がないかもしれない。
でも,それを市長がテープカットに行って寿ぐというのは,
それはやはり,違うんじゃないか。




3月16日
STAPとか復興とかももクロの今後とかウンウン唸って,
何も出来ないまま,散髪だけいって終了。
3月14日(金)
古巣である東大AORIに行ってシンポジウム。
ついでに色々な人とお話など。
・教員採用での若手抜擢?(女性減も)
・釜石の復興の象徴がイオンで良いの?市長もテープカットなんて行くなよ
・なぜUSで海洋無機化学にカネがついたのか(一番になれるから)
・勝てない勝負とわからずに挑む(わかってても挑む)のは,どうなん?

3月15日(土)
ついにももクロ国立ライブ。
全シングルを含むメジャーどころばかりのセトリ。
外部ゲストも茶番もほぼ無し。
(立木,南ピー,誕生日は身内でしょー)
大満足。現時点でのベストライブ。
でも,だからか,不満も。
圧倒的な熱量とか,グルーブとか,期待感とか,
そういうのは無かったかもしれん。
2日目に「次」を示すことが出来なかったら,ヤバイかも。

両日とも帰宅時にはヘロヘロ。
やっぱり遠いよ。
3月11日にかぶせて発表をしてくるあたりに,
うしろめたいことがあるのではないかと勘ぐってしまうわけですが。
さておき。

博士論文のNIHコピペや画像の転用などで,
研究上の作法や倫理観といった言い方がなされていますが,
ボクには,なんとなく,
そうやってオボさん個人の資質に押しつけるのは,
違うんじゃないかなぁ,という気がするのです。
同世代を学生ー研究者として生きている人間として,
感じている話をまとめてみようと思う。
陰謀論みたいになってしまうが,そういう話。

まずオボさんの「単独犯」というのは,ありえないと思う。
早稲田の博士論文審査,ハーバードでの実験,理研での大抜擢というハードルがあって,
それをすべてコピペや捏造で乗り切ってきたのかというと,
それぞれの「審査員」側の「大人」がそんなに「バカ」だったのか,と,
そういう疑問が浮かぶ。
特に理研のユニットリーダー大抜擢の部分。

STAP細胞が発表された当初,
ボクは理研の大抜擢システム,というか,
まだ受理もされていない論文のインパクトだけでリーダーに抜擢した気概に,
「さすが理研」という感動をおぼえたわけだが,
こういう事態に至ると,その感動も,違ったニュアンスになってくる。
つまり,「理研が」ということではなくて,
「特定の誰かが猛プッシュした」のではないか,ということ。

その「猛プッシュ」が外部からの推薦者なのか,
はたまた内部のジョブヒアリング担当者なのか,
それはわかんないけど,
仮に外部からの猛プッシュだとすれば,
彼女の所内での立場はそれほど良いモノでは無く,
振る舞いに対してもっと厳しい目が向けられていたのでは無いか。
つまり「壁をピンク」という報道前の状況や,
あの「ど派手プレスリリース」なんかは,
理研内部でオボさんを猛プッシュ(支持)する「大人」がいないと,
成立しえないと考える方が妥当だと思う。
だから,おそらく,理研の中に「そういう人」がいるのだろう,と。

そうこう考えて「じゃあオボさん自身はどうなのよ?」という,
最初の疑問に立ち返ってくる。
仮に,もし彼女がすごく狡猾に,意図的に捏造をして,
それで周囲の「大人」を騙して今の地位に辿り着いたとするなら,
そんな人が,
あそこまで誰でもわかるコピペ(博論・Natureメソッド)をしたということに,
ものすごい違和感をおぼえるわけです。

これは,差別的なニュアンスもやや含むかもしれないけど,
研究業界で活躍している女性は,研究内容はもちろんのこと,
「女性である」ということで周囲からどういう風に見られるかに対する感度が高く,
同時にその周囲の視線に対して,極めて適切に対応している人が多い。
まぁ,女性に限らないかもしれないけど。

そういうことを踏まえると,
オボさんの人物像としては,
「狡猾で悪魔的な謀略家」というよりは,
「社会的にも研究的にも自分しか見えないいわゆる問題児」という方が,
非常にしっくりくるわけです。

で,じゃあオボさんがそういう類の問題児だとして,
最初から振り返っていくと,
そういう問題児がなんですんなりと学位を取得できたのか。
マシなケースとして,指導教員が激甘だった,ということもあるけど,
アレなケースとして,指導教員が相手に仕切れないくなって厄介払いした,
と考える方が妥当な気がする。
事実,卒論/修論ではそういう判断は横行していると感じるし,
博論審査についても,そういう風に言っている大学教員もいた。
  【追記】
  「学位論文なんてドメスティックなものなんだからコピペで出しとけば良い」
  「大事なのはNatureに載せることだ」という論も立ちうるか。
  いずれにせよ,猛プッシュして学位を取らせる,ということが,
  ポジティブな意味で行われるという状況は想像できない。

そして,そんな風にして学位をとった人は,
自分の実力(為したこと)と評価の不一致を違和感なく受け入れてしまうかもしれない。
だから周囲から「こういう結果が出ると良いんだけどな」という示唆があると,
ついついそういう方向に結果をもっていってしまうというこも,
無い話ではなさそうだな,と。

ということで,
STAP論文が「誤報」であることはオボさんの資質のせいかもしれないけど,
そういう資質の人を,あの場まで連れて行ったという意味で,
「研究者の免許証発行機関」である「大学」が,
その社会的責務を放棄し「厄介払い」として学位を発行し,
つまり「ことなかれ主義」に流れたことが,問題の根底なんじゃないかな,という,
妄想的推理から大学批判をする次第なのであります。
理学的研究は「人が普遍的に抱く欲求である知的好奇心を満たす」という,
そんな話を出したりするわけだが,
それってのが,
果たして公金を用いて行うに値するのかということは,
我々自身が自問自答しなければならないことではないだろうか。

たとえば,
「普遍的に抱く性的欲求を満たす」ために,
その辺の人に襲いかかるというのは許されぬし,
また当事者間に合意があったとしても,
公衆の面前でかような行為に及ぶことも,
公序良俗の観点から許されぬことだろう。

であるならば,という飛躍が許されるならば,
「私はおのれの知的好奇心に従って研究をしているのである」ということは,
直接的に誰かを傷つけていないという観点からすれば,
胸を張って言えば良いことなのかもしれない。
しかし,いやしくも公金で口に糊して,
また同時に公金を研究費用として利用している立場にあるものが,
「これはまったく私的好奇心に基づく行為である」ということは,
やはり許されまい。
あるいは,
「おれの私的好奇心の発露は人類の叡智の蓄積に寄与する」という弁も,
それは確かに寄与するのかもしれないが,
「おのれの私的な欲求を昇華するために公金を利用している」という側面でとらえると,
これを公言することは,やはり不潔と言わざるをえないのではないだろう。

しかるに我々は,それがたとひ自らの私的欲求の発露であっても,
その不潔さを欺瞞で隠しながら,つまり,
「人類普遍の公的な欲求を代理で昇華せんとするものである」という立場を,
公衆の眼前で崩すわけにはいかないのであろう。

3月4日
ポスドクさんの出した新しいデータがまったく解釈不能。
ホゲー

3月5日
JAMSTEC2014なる会社の報告会でポスター番。
「議員」がなにより大事なお客様だということ,
議員>官僚>所感独法という圧倒的ヒエラルキーを痛感。
まぁ研究者は関係ありませんけど。
帰りの二次会(KKW,KNST,KMR,SZK)を経て,
KMRさんとゆっくり喋りながら帰宅

3月6日
イシバシさんがきて論文の相談,
ミツノブさんがきて航海の相談。

3月7日
船にいって航海打ち合わせ。
新・真空採水器の作成をチームにお願い。

3月8日
午前中仕事をしてから名古屋大。
OBコマツさんの就職祝いで同窓会。
中退+不登校率の高さが笑えないレベルでアレ。

3月9日
宝塚へ移動。

3月10日
宝塚から帰還。



朝イチでポスドクさんの出したデータ。
0.5気圧培養の同位体比。

なにこれ?キモ!

プロットにすると全然想定していたのと違う。
なんてこった。
投稿中の「打倒バレンティン論文」で樹立した「コバヤシモデル」では,
まったく説明できない。

表層H2論文の改訂に1日集中しようと思っていたのに,
この結果も頭を離れずに悶々。

久々にサッカーしてリフレッシュしたけど,
「3人で話がしたい」とかいう集まりもあって,
結局,あまり集中しきれず。
(とりあえず目指すのがijr,野に放たれたのがtk,という的確な指摘)

で夕方になって真面目にデータ検討。
二次元プロットをやめて,単純に一次元で考えたら,
なんとなく腑に落ちた。
そこからコバヤシモデル前の考察を思い出して,
ドバーっとやったら,うまくいった感じ。
この考え方でイケルとなれば,
0.5気圧培養の意味があろうというもの。

目の付け所がシャープでしょ。

科研費のネタの神髄の部分を,
科研費で雇用したポスドクさんが貫いてくれたわけで,
こんなにうれしいことはない。
3年科研費の初年度でこれほどまで美しい結果が出るとは。
いや。
良い計画であればこそ,単純な実験で良い結果がえられたのだね。
大勝利。




朝:冷蔵庫の残り炒め
昼:カレー
夜:うめや


体調もボチボチ回復しつつある。
朝,早めに家を出て渋谷で読書しとこうと思ったら,財布がない。
自転車通勤だと財布不要なので,帰りに会社に置き忘れた可能性がある。
ということで急遽,霧雨のなか会社。ない。霧雨のなか帰宅。あった。

気を取り直して出発。
途中,海外とメイルやりとりなどしていると,
ちょうど良い時間帯に渋谷・東急ハンズ着。
深海ラボカフェですぐ合流。だらだらと話すなど。
某製作会社から挨拶をうけ,また同僚女性陣もやってくるなど。

12時解散でそそくさと帰宅。
J1開幕。

翌3月2日に無印よりリラックスチェア届く。思ってたよりでかい。
やはりネット通販でなく確認して買うべきだったかと少し後悔。
しかしダラっと座ってひざにノートを置いてテレビを見る体勢は悪くない。

20時就寝で通常営業モードへ。
プロフィール
HN:
kawagucci
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性別:
非公開
自己紹介:
海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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