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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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2016年6月1日
オーナーに直接メイル。
よろしくね,という程度の内容。

2016年6月2日
エージェントにチューリッヒ空港への到着日時の連絡。

2016年6月3日〜
オーナー,エージェントともに音沙汰無し。
もしかしてすごく手の込んだ”ゴースト”案件なのではないかと不安に。
現地の友人らにメイルするも,確認作業は難しいとのこと。

2016年6月7日
オーナーに6月1日と同内容のメイルを別アカウントから送信しつつ,
エージェントに「オーナーと連絡がとれない」と連絡。

2016年6月8日
オーナーから返事あり。ごめんごめん,みたいな。
エージェントからも返事があり「兵役に出ていたそうです」とのこと。
よかった。
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2016年4月4日
航空券の予約。
出張時にいつも使っている旅行会社に依頼。
日頃から「出入港地が異なる三角海外出張」などの手配も依頼しているので,
片道切符などイレギュラー対応にも強いと考えて。
8月1日から現地生活をはじめるべく,
「2016年7月31日出国の片道」で依頼。
またANAスーパーフライヤーズの本人+家族会員なので,
「できればスターフライヤーズで」という条件。

2016年4月7日
航空券について「1年適用のWクラス」での往復チケットを薦められる。
往路:成田ー(ANA)ーデュッセルドルフー(LX)ーチューリッヒ
帰路:フランクフルトー(ANA)ー羽田
帰る頃には現地慣れしていると考えれば,
フランクフルトまでは電車移動も可能なので,悪くない。
ANAなのでシートも融通が効くだろう。
夫婦+子供2人分の荷物容量を合わせれば,船便輸送の必要がないかも。
4人(+1幼児)で総額80万。
幼児は復路時点では2歳だが,ANAは購入時年齢(1歳)で決まるらしい。

2016年4月8日
スイスの家探しを自力で進めることを諦める。
ETH-japanese MLで薦められたエージェントに依頼することに。
http://www.swissjapansupport.com/
即時返信あり。
希望の条件などを伝える。
いきなり4件の紹介。

2016年4月12日
エージェントから最有力候補の実地見学レポート。
いきなり「もうこれ以上はない」とのこと。
・125平米。3ベッドルーム&1バス&1シャワー
・洗濯機&乾燥機を含む家具完備
・駅&スーパー&湖&葡萄畑が徒歩5分以内
・幼稚園も徒歩10分
・斜め向かいの住人が日本在住経験があり日本語使える
・Zurichの街中での同条件と比較すると安め(3,000CHF)
・オーナー都合で2016年8月からの1年間のみという日程が完全マッチ
・大学までは電車30分+徒歩10分なのが難点か(年パスで2,160CHF)

2016年4月13日
上記条件がどんなもんか,現地人の知人とホストに相談。
意見が揃ったのは,
・Stafaは「gold coast」と呼ばれている大変niceな町である
 -南側がチューリッヒ湖に開けていて日照時間が長い
 -ロジャー・フェデラーやメガバンクの頭取などセレブが住んでいる
・立地を含めた条件と照らすと家賃はかなり安めの設定である
ということ。
ただしその後に続く言葉は,
知人が「Horgenの家具無し2,500CHFとは,家具購入などを考慮するとトントン」
ホストが「あんたの給料でこの家賃はキツイ。他も探すべき。」
悩ましい。

(2016年4月12日)
スイスでの家とはまったく別件として,
そして7月航海とも別件で,
5月2日〜5月9日の航海への乗船オファー。
乗っている場合ではないが,内容的には逃せない航海。
「キミが乗らなければ観測を省略せざるをえない」と言われれば,乗らざるをえない。
スイス関係のやりとりをGW中に進める予定であったが,ここで計画が崩壊。

2016年4月15日
GW航海があり色々と選んでいる時間的な余裕がない気がしたので,
Stafaの物件に決める方向でエージェントに書類を進めてもらう。

2016年4月15日
子供達のパスポート申請。
関内(?)のパスポートセンター。
申請時は親のみで可,受取は本人必須。
姓が公式にkawagucciなせいで書類に不備が生じたが,
大きな問題はなく取得(4月24日受取)。

2016年5月20日
エージェントへ手数料の入金。
家賃一ヶ月分3,000CHF。35万円。

2016年5月31日
不足書類があって滞在許可の話が進んでいないのではと不安に思い,
秘書(ETH事務)に状況を問い合わせたところ,
「今朝,発行された」と返信。
家族5人の滞在許可証のコピー。
同メイルに,
「あなたが入国する8.1は国民の休日だからオフィスはどこも開いていません」
との付記。
なんてこったい。
とはいえ,
「滞在許可」「移動の航空券」「現地の借家」の3つが揃ったことに。

実質的には4月頭から仕事をしながら進めて5月末に完了。
ここまで来て振り返れば,それほど大変ではなかったかな,と言える。
家をエージェントに任せたのが一番デカイ。
あと物価が高すぎて,かえってカネ勘定が大雑把になったことも即決の要因だった。
海外に住んでみたい動機の,わりと小さくない部分が,
「海外で家庭生活・子育てをしたら,どんな感じなんだろう」
というのがあったので,JSPS海外応募時点から,
「行くなら子供を連れて」という計画。

ただJSPS応募時点では単身赴任状態で,妻子は別の場所に住んでいた。
2人目以降に至っては一緒に住んだこともなかった。
なので家族とともに海外に行くとなると,まず子供達を父親慣れさせる必要がある。

そこで在外研究員に採択される段階(2015年12月)で,
2016年4月に日本で同居開始,
2016年9月から海外移住,
という計画を立てた。
(あくまで「長期出張」なので借り上げ社宅はキープしておける)

2016年1月8日〜1月31日
インド洋航海・首席。

2016年2月10日〜2月17日
沖縄航海ヒラ乗船。

2016年2月下旬
日本での自宅探し,契約。

2016年2月下旬〜3月上旬
プレスリリースで文科省の逆鱗に触れ,
次週の所属機関年次報告会での特別報告までビッチリとマークされ疲弊。
この間にスイスの家探しを各種ウェブサイトで試みるも進捗は悪い。

2016年3月中旬
ホストより「Horgen,5bedroom,2500CHF,家具無し」の紹介。
チューリッヒを去る知人宅らしい。
現地日本人会MLなどに相談。家具無しは大変との意見多数。
1年限定の滞在で家具無しはデメリットが大きいと判断し,お断り。

2016年3月中旬
ホストの秘書(ETHの事務?)より滞在許可証の必要書類一覧。
- letter of your university (template attached)
- if you are financed by a scholarship, copy of this certificate as well
- copy of your PhD certificate
- attached agreement signed by the head of your department and yourself
- copy of your passport
- foto (for the ETH card)
- form ‘Einreisegesuch’ see attached, please mention on this form all the members of your family staying with you in Switzerland
- copy of the passports of your wife and children
- copy of your family certificate
妻子のパスポートは引越の後でまとめて申請予定。
「family certificate」は戸籍謄本を自分で英訳(参考web siteは山ほどある)。
5月上旬に書類を渡しても間に合うとのこと。
ホンマかいな。

2016年3月中旬〜下旬
自分引越+妻子引越。
子供が引越&父親と同居のストレスで大変。
妻が子供対応,自分が家のインフラなど対応。

2016年3月下旬
全国共同利用公募に申請していた航海の内定通知。
7月5日〜7月15日。
出国予定の4週前〜2週前の期間。
いっそ出国後であれば誰かに主席代行をお願いできたのに。
申請者の責任として,乗れる以上は乗ることに決める。

2016年3月30日
34歳になる。
35歳になる時の自分がまったく想像できない。
2014年4月
JSPS海外PDと現職のダブルインカムでウハウハ作戦を思いつく。
この時点で残り任期は2年だったが,テニュア審査には通ると見込んで。

2014年4月12日
海外PDに申し込むべくETHのホスト教授にメイル。
これ以前に学会での面識はまったくなし。

2014年4月15日
ホスト教授より返信。
ラボはあんまり元気じゃ無いし,自分は事務局業で忙しいし,
研究分野もわりと遠いし,来ても良いけどイマイチなんじゃない?
みたいな,かなりネガティブな調子の内容。

2014年4月15日
こちらから返信。
とりあえず5月頭がJSPSの締切だから,詳細はさておき受け入れてよ。
3歳と1歳の子供がいて,スイスでの子育てにも興味を持ってるんで。

2014年4月22日
ホストより。
スイスでの子育ては良いわよ(ホストはオバチャン)。チューリッヒは安全だし。
と,急にウェルカムな雰囲気に。
「スイスでの子育て」がフックした様子。
いずれにせよJSPS申請へゴーサイン。

2014年10月
JSPSの結果は「面接」

2014年10月23日
ホストにJSPSの結果報告。
ついでに12月のチューリッヒでの面会を申し込む。

2014年10月28日
来てくれるなら会いますよ,との返信。
フランス出張と合わせて日程を確定。

2014年12月9日
チューリッヒ訪問。
午前中にご挨拶。聞き取りやすい英語。雰囲気も良い人っぽい。
ラボ見学の後,客員教授のおじさんと3人で街へ昼食に。
昼食後に解散。

2015年2月
第3子誕生。
JSPS海外申請時に「もし通ったら海外暮らしになるので」と,
予定を前倒しにして3人目の計画を立てた結果。

2015年4月
JSPS海外PDは落選。
現職のテニュア審査も落選。
残り任期1年で幼子3人という崖っぷち研究員に。

2015年10月1日
テニュア審査合格。

2015年10月6日
社内の「在外研究員」制度の募集があり応募することに。
上の子が小学校に入るギリギリ(アウト)なので,
これを逃すと相当先まで海外生活が出来なさそうだし。
ということでJSPS海外PDの際のホストに再度連絡。

2015年10月9日
いいよー,とのこと。
先方でもfundが当たってポスドクを雇う予定だとか。

2015年12月7日
在外研究員に採択され,ホストにも連絡。
9月1日からの渡航予定にする。
戻ってきたら上の子が「小1の夏休み明け」という算段。

2016年3月14日
ホストより連絡。
12月に大きな航海(IODPの首席)をやっていて連絡が遅れたとのこと。
現地の学校は8月22日に始まるので8月上旬のスイス入りを勧められる。


次回,家探しなど。
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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