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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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スタイリストTATSUOさんの住居論

何回でも言ってしまうけど、やっぱりビタイチ好きじゃないよ、井の頭線。なんだろう?環境が良いのは伝わってくるのだけれど、東京という大都市にわざわざ移り住んだ人間なら、もう少し常に刺激を得れる環境に身を置かねばならないと思うんだよな。この辺が実家とか、子育てするとかなら別としてもさ。

そもそも「住みやすい」とか「落ち着く」って理由でこの辺を住居に選んできた連中って、この10年でことごとく実家に帰ってる気がする。

「落ち着く」みたいな所に住みたくない理由に、自分の職業(スタイリスト)の仕組みが二次創作で成り立っているという事も、起因しているかもしれない。常に素晴らしい一次創作にアンテナを張りって感性を高めねばならないから。

逆に言うと一次創作者(無からデザインや造形を産み出す人)にはあまりそれを求めていないんだよな。彼らには良い意味で情報を遮断する統べだったり、時間だったりを持って貰いたいので、意外と郊外とか、地方とか、むしろ大自然の中に住んでいて貰いたい。



いや、ほんとそうですよ
住居とか家庭環境とか、
そういう生活のベーシックな部分が与える、
感性とか知性とかへの影響ってのが、
世の中では本当に過小評価されていると思う

たとえば職場とか学校とか塾とか、
つまり気持ちのスイッチをオンにするような環境については、
みんな慎重に検討してより良い場所を求めているくせに、
気持ちのスイッチがオフになるような、
家庭生活環境については本当に無頓着だと思う

と言うと語弊があるなぁ
むしろ逆だな

気持ちをオンにする環境で最大限の仕事を達成するには、
気持ちをオフにする環境について、
精神的にはオフになるけども感性や知性はオンになっているような状態を保つ、
そういうことだろうか

それは我が実家で実施されていたという、
「時計はすべてアナログ」にして「常に頭を働かせる」とか、
(デジタル時計で数字を読むだけよりも数倍頭を使う)
そういう仕掛けで十分に達成されうると思う

本当にちょっとしたことなんだけど、
そういうことに気を配って家庭環境を作り上げたいなぁ、
そういうことに気を配った自分の研究室を立ち上げたいなぁ、
そんな風に思うのです

これはこちらの勝手な解釈だけど、
コバさんが学生を外に出して、外から人を迎え入れて、
ということを非常に積極的に実施しているのは、
家族的・家庭的な側面が拭えない研究室での生活が、
知性・感性の意味でも家族的・家庭的になって、
知性・感性が鈍重になることを回避するための方策で、
常に研究室環境に刺激を入れることで、
あるいは外の研究室環境に触れ刺激を持ち帰ることで、
研究室環境に常に刺激を持たせることを意図しているのではないか、
なんて思ったりするわけです

そういえば、
ボクの身分の大半を保障してくれている「海底下の大河」計画では、
ボクのこういう思い込みをぶつけて実現してもらった、
「国内留学制度:T-MORE」を実施しています
(TAIGA-Mentorship on Research and Educationです。Teach more!です。強引です)

現在、第一弾が実施されていて、
その様子が「大河ブログ」で絶賛更新中です
第一弾のミヨシさんは、
「博士課程の学生がたくさんいる環境に身を置きたい」
「結婚・出産・育児をしながら活躍する女性研究者を間近に見て肌で感じたい」
という意識を持って留学をしています
良いことですね
9月・10月には第二弾・第三弾が実施される予定です

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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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