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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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16位神戸に勝ち点差1のアドバンテージを持つFC東京は、
勝利で勝ち点3を得れば降格を免れる
相手は降格の決定している京都

試合は意外や一方的な京都ペース
特に京都退団が決まっている柳沢の前線での動きが光る
ターンオーバーと同時に、
サイドに開く、あるいは少し降りるなどといった動きをはじめる
このボールを引き出す動きのおかげで、
京都の後方からのロングボールは単なるクリアにならずにパスになる
サイドに開いて受けた後のアイデアも技術もある
代表に入っても全然問題ないでしょう
できればガンバみたいな中盤のしっかりしたチームに行ってほしい

FC東京は「なんとしても勝ちに行く」と言いながらも、
それをゲーム戦略に落とし込めていない
後方からつなぎたいようなプレーをするがラインは上がらず、
アタッキングサードに持ち込んでもパスを選択する
一方でリカルジーニョは持ちすぎて離さない
ここが羽生なら、と思う感じであったが、
三枚の交代でもリカルジーニョは残った
平山は前線の起点として柳沢の足下にも及ばず、
三発のシュートも枠に飛ばない

この試合だけ見ると、
京都がなぜ降格したのかわからないし、
東京がなぜ最終節まで持ちこたえられたのかわからない


両チームがJ2降格によってどれだけメンツを変えるのか、
J2でチーム戦術を練り上げ、
一昨年の広島、今年のC大阪のようなビッグリターンを果たせるのか

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広島のペトロビッチ監督が前田俊介にかけた言葉。


シュン、お前にはよく考えてもらいたい。

お前は日本サッカー界の中でも特別な才能を持った選手だ。

それなのに今、試合に出ていないのは監督のせいなのか?

少し前までお前と同じ場所にいた、お前と同じくらいの才能を持った選手たちは、

もう違うステージでプレーしている。その姿を見て、どう思っているのか。

お前は、3人ドリブルで抜いて4人目でとられる。

その後、カウンターで失点してもドリブルで抜けたことで満足している。

それはプロではなくアマチュアの発想だ。単に楽しくやっているだけだ。


お前にクサビのボールを入れて、周りは一生懸命走る。

40m、50m、時には80mも走ってくれる仲間がいる。

それなのに、お前はつまらないミスでボールを失ってしまう。

仲間の頑張りや走りを無駄にしているんだ。

ミスをしてボールを失ってしまうことは仕方がない。

でも、お前はミスして失った後、

走っていた仲間のために80m走ってカバーしたことはあるか?

そうすべきだと思わないか? サッカーはチームスポーツなんだ。


サッカーとは厳しい仕事だ。

しかし、私はそのサッカーという仕事について、

君たちにもっといろいろなものを教えてやれる。

だから、それをどんどん吸収してほしい。

でも、そうするためには、もっともっと自分自身が気持ちを前に出して

やる気を持って取り組まないといけない。

私にとって最も楽なのは、ここに来て黙って座って見ていること。

しかし、そういうことはできない。

私はみんなをもっともっとよくしたいから。

例えば洋次郎。パスを出したら、動かないといけない。

そんなことは、私が言わなくても簡単にできることだろう。

確かに、今、やろうとしているサッカーは簡単ではない。難しいよ。

走らないといけないし、アタマを使わないといけないから。

でも、プロのサッカー選手として成功するためには、アタマの中を変えないといけない。


シュン、今日の練習の最初、ボール回しをやっただろう。あれは確かに遊びだ。

しかし、ただの遊びじゃないんだ。

シュン、お前はあのボール回しの中で、ずっと中で鬼をやっていたな。

悔しくないのか? ボールが取れなくて。

俺がお前なら、悔しくてスライディングしてでもボールを取りにいくぞ。

シュン、お前は素晴らしい才能を持っている。

でも、これから成功するには、お前のそのアタマの中を変えないといけない。

そのために残された時間は、シュン、そんなにたくさんあるわけじゃない。

お前は、もう特別に若いわけじゃないんだ。

走って走って、玉際でアグレッシブに戦え。そうすれば、いい選手になれる。


90分、いや100分、180分、戦い抜くくらいにやろう。 



 

朝青龍がマゲを切った
こっちの記事の方が好意的)
これでもう、本当に帰ってくることはない

相撲協会自体の体質が問題であることが明らかになった今では、
知人と飲んでいて暴力行為をはたらいたなど、
ドルジの問題行動は本当に些細なことでしかないことがわかる

Numberで独占インタビューにこたえている
これがまた泣ける
ぜひ読んでもらいたい
「日本人の宝物になりたかった」
その意味とは

ドルジ、ありがとう
お疲れさま

 
W杯後初の日本代表戦
見世物興行の色合いが強いけども、
どうなることやら

川島
内田中澤栗原長友
細貝ケンゴ
松井本田香川
森本

采配は原ということだが、
ザックの意向も含まれるだろうし、
主としては関塚のプランなのだろう

キックオフ後10分はW杯の続きという感じで、
しっかりと気合いの入ったプレーだったが、
次第にだれていく
特に松井と本田は走らずに足下のプレーに終始
チームから躍動感が失われる

逆に初キャップの細貝はJリーグで見せる通りの、
激しく速い寄せと、忠実なパス&ムーブで
チームにリズムを作ろうとする
散らす能力が足りないものの、
そこは隣のケンゴがもらって散らしていた
意外と良いコンビ

香川はキレていたが、まだ遠慮がある感じ
松井や本田という重荷が無くなったときに、
どれだけ自由に空間を使えるかが見てみたい
ゴールは見事だった

藤本はよく動いていたけど、
いまいち周りとの関係が作れていない
まぁ、しょうがないかね

長友は相変わらず速い
ウッチーは俊ー長谷部ー内田トライアングルのような、
良いコンビが右サイドで作れないと活きない
スペースを誰かが作ってくれないと活きないのは問題

センターバックは人材不足と言うけども、
北京世代には結構なメンバーがいると思う
早いうちにどんどん招集して世間の目にさらさないとね
「中澤以上はいない」という雰囲気を引っ張るのはよくない
彼がJリーグのベストCBだとは思わない

次の試合は乾が出ると思われるので、
乾香川のC大阪コンビを活かすために、
今回のメンバーから、
OUT松井本田
IN乾橋本
でやればいかがか

栗原イラネから槙野を 

プロレス熱がうずいてきて、
子供が産まれると生観戦もおあずけだなぁとか思って、
そうなるといてもたってもいられなくなって、
ヨメに確認メールを送って、
両国まで行ってきました

当日券1階枡席5000円で入場
赤ライオンTシャツ2500円購入
15時開始時点で会場は8割は埋まっていた
nWoのTシャツを着た人もちらほら
煽り映像がすばらしく、
過去のG1の名場面をフラッシュで流している
蝶野、橋本、武藤
90年代の盛り上がっていた頃ですなぁ

カード紹介
人気は真壁、棚橋、潮崎、小島、中邑、永田という感じ
外様が意外と受け入れられている

第一試合 永田vs裕二郎
一発目の張り手を食らって死んだふりの永田さん
息を吹き返すも最後はムーンサルトに沈没
ぺろっと負けてしまう永田さんはもはやネタレスラーだね

第二試合 中邑vs潮崎
初めの10分は中邑がぬるぬると動く
一点攻撃でもなく、激しい打撃でもなく、
ただヘッドロックをしたり、突然額を付き合わせたりしながらダラダラ
この時点で引き分けが見えてしまった
中盤は潮崎がチョップやヒザ攻めで試合を作る
終盤、潮崎の決めにいくラリアットを飛びつき腕ひしぎで返した、が、
25分以降はどう見ても引き分けコースでダラダラ
潮崎は小橋ムーブ多発ながら上手くなってきた印象
中邑は最初から最後まで試合を作ることができなかった
潮崎なんて右腕一本なんだから腕攻めぐらいしてほしいものだ
22日のNOAHで時間無制限のシングルらしい
これはなんと期待できないカードなんだ・・・・

第三試合 後藤vs小島
勝った方が決勝進出
会場人気は圧倒的に小島
小島は手術した左肘が相当悪い様子
しかし不器用な小島は得意な「いっちゃうぞコンボ」を右ではできず、
左で繰り出しては自分で痛がっている
なんじゃそりゃって感じ
後藤が一通り技を出し切った後で小島ラリアット
小島決勝進出、会場爆発

第四試合 矢野vsプリデヴィ
プリちゃんが柵越えトペ
その後はタイガー服部失神の間に悪いことして、
矢野がとる
まぁそんなもんでしょう

第五試合 中西vs内藤
中西はたたずまいが凄まじい
内藤は「中西の肉体にたじろぐ」ムーブを繰り返し、
試合を作り上げていく
すごく上手い
しかし中西は動きがいずれも滑稽で、
せっかく内藤が作ってくれた雰囲気を壊していく
これじゃぁトップに立てないよね
最後は内藤が頭を使った勝利

第六試合 真壁vs棚橋
チャンピオンvsエース
事実上の決勝
棚橋の気持ち悪さが出て良い味わいながら、
最後はさっくり終了
棚橋決勝進出
試合後田中将人が乱入し真壁に対戦表明
しかしチャンピオンとは言え、
リーグ戦で敗退が決まった相手に対戦表明というのも、
ちょっとどうなのって感じ

第七試合 外人+亘
ストロングマンの筋肉アピールが続くのだが、
明らかにバーナードの方がでかいのであまり説得力がない
カールアンダーソンとバーナードのコンビは面白ムーブをいれつつ、
説得力のある連携も繰り出せる良い外人タッグチャンプだ
亘、誰それ

第八試合 長州・マシン・AKIRA vs 天龍・川田・タイガー
天龍組はタイガー・川田・天龍の順で個別に入場
タイガーにはブーイング
身内でこんなに嫌われているベビーもいるのね
川田はすっかり毒気がなくなってラーメン屋のオヤジの様子
サンダーストームで入場する天龍はやはりカッコイイが左足がかなり重傷の様子
長州組はパワーホールで全員スタスタと入場
長州が先発を買って出て、天龍が受けて会場爆発
しかし足が痛く動けない天龍相手にプロレスを展開できない長州
サソリに入ってみるも天龍が重傷すぎるので遠慮してほどいていた
その後はそれぞれが得意なムーブを出して、
天龍は足をひきずりながらグーパンチ→チョップのコンボで会場を盛り上げる
長州はクソタワケ!と叫ぶストンピングのみ、ラリアットはなしで終了

第九試合 決勝 小島vs棚橋
会場に轟くマーシャルアーツ
突然の蝶野入場で会場爆発
小島決勝だし、天山も呼び込んでセコンド!?とか思ったけど、
普通にパチンコスポンサー対応要員だった
選手紹介と選手権試合宣言をして帰っていった
入場後も会場人気は8:2で小島優位
試合開始
棚橋は小島の痛んだ左肘に攻撃し、
さらに右腕にも腕ドラゴンスクリューを連発
しかし小島は本当に痛い左肘ばかり気にして「右も痛いよ」ムーブをしない
なんて受けられないレスラーなんだ
終始試合を作った棚橋をラリアットで沈めた小島が勝利
会場大爆発
大小島コール
リング上インタビューは「ファンのおかげ」ばっかりで気の利いたコメントはなし


意外な結末
当初のブックではAは棚橋でなく丸藤が決勝に進んで、
小島vs丸藤だと小島に新日ファンが肩入れ、って展開だったのかと邪推
とにかくこの段階で小島相手に棚橋が寝るのはどうなの!?って感じ

ちょっと今後が読めない
IWGPは真壁vs田中が先か
小島はNOAHなどで出稼ぎしてからIWGP?
田中vs小島でIWGPというのは考えにくいよなぁ



しかししかし、
やはり生観戦はいいね!
大変楽しかったです!

 
注目の左サイドアタッカー
この動画では対面のウッチーをチンチンにしている
柏周辺のAORI諸君はぜひ生で観るべし
 
準々決勝屈指の好カード
オランダvsブラジル
序盤はノリノリで攻撃を進めるブラジルペース
ブラジルにはブラジルのサッカーというものがあり、
それを皆が共有している感じ
もちろん、マイコンやルシオがグイグイあがるなど、
「打って出た」場合の破壊力も抜群
ブラジルによる先取点は、
オランダ選手が縦に並んでしまった隙をついたロングパスからロビーニョの抜けだし
すばらしい
その後もブラジルはノリノリながら、
決めきれないままに前半終了

後半開始からハイペースで攻めはじめるオランダ
ファンボメルかデヨングのどちらかがかなり高めにあがり、
スナイデルとパス交換をしてあげたりしつつ、
ロッベンにはお任せする感じ
サイドからのクロスが流れてそのままゴールでオランダ同点

試合開始からロッベンが痛がりまくってファウルをもらっていて、
それにブラジル選手がイライラしてする状況が続いていたが、
攻撃がうまくいかず2点目が入らないことも相まって、
ブラジル選手の集中力は完全に失われる(特にロビーニョ)
ロッベン踏んづけたヤツが一発退場になった
主審が日本人でなめられている感もアリアリだったし

で、CKでニアに飛び出したカイトがDFの前ですらしてスナイデルがきっちり決める
2-1
あせったブラジルはブラジルのサッカーがどんどん悪い方向にいき、
持ちすぎ、あせりすぎで、点の臭いがしない
ピッチにドゥンガがいればなぁ、なんて思いながら見ていたらタイムアップ 

試合後にオシムとオリヴェイラがブチギレてた
「後半のブラジルはひどい!」ということのようでした

ガーナvsウルグはビデオで見ようと思っていたのに、
起きたら延長戦やっていたので、延長戦だけ
両者とも熱い気持ちをだして、
終盤でもバンバン走ろうとしてた(あまり走れてなかったけど)
延長後半ロスタイムならハンドで一発退場でもOKという、
ああいうのはすごい
PK止めてPK戦に持ち込んで勝利
ウルグアイ、内容も結果もすごいぞ



パラグアイ18番バルテス
PK戦後に悲願のベスト8に沸くパラグアイチームから離れて駒野に駆け寄っての一言


全世界が泣いた



「誰が聞いとったんや!!」
「スペイン-ポルトガルは日本戦の後では?」
ってツッコミは無粋なので却下

こういう創作は正義です



オシムはスカパーで特別コメンテーターをしていて、
日本戦では、試合前・ハーフ・試合後の中継に加え、
試合中もツイッターでコメントを読むことができます

たとえばパラグアイ戦の全文はコチラで読めます
抜粋するのが憚られるぐらいの金言です

これを生で聞きながらの観戦、最高でした
スカパー!本当にありがとう!



オシムはユーゴ紛争を経験したことから、
ナショナリズムの高揚やメディアによる大衆コントロールを、
「あってはならない危険なことが起こるきっかけ」であると主張し、
メディアに露出する際には非常に慎重なコメントしか出さないことで有名です
そのオシムが、このパラグアイ戦に際して、
青シャツ・青スーツ・青ネクタイという、
ジャパンブルーに身を包んでいどんだのを見て、
オシムの日本に対する、そして現代表チームに対する深い愛情に触れ、
涙が出る思いでした
そして、オシムの間近でその様子を見続けた通訳さんのブログにある、
オシムのジャパンブルーの真意を読んで、
あらためてこの爺さんに出会えた感謝を覚えたのでした

ありがとう、オシム
これからも日本サッカーを愛し続けてください
「シュワーボ、オスタニ!」


 

0-0 PK戦3-5
負けました

先発は予選リーグと同じ
これまで上手くいっている4-1-4-1でスタート
両チームとも守備がちな慎重な立ち上がり
パラグアイに簡単なパスミスが目立つ
ピッチにフィット出来ていない様子
日本は順調に守備ブロックが働き不安がない
パラのCB2枚とアンカーボランチ(20番、この試合が初先発らしい)の三角形が、
まったくビルドアップできていない
日本としては、ここでW杯直前までやっていた「ハエたかりプレス」をやるべきだった
しかし、後ろに重心を置いたまま試合は膠着

前半30分過ぎから日本が遠藤を上げて4-2-3-1にシフト
デンマーク戦で試した大久保センターよりは機能するものの、
後6枚と前4枚の距離が広がってしまい、
ここからボールの行き交いが激しくなる
日本にとっては良くない兆候
前線に縦の関係を作ったのだから、
DFラインを高く設定しないと・・・

その後は淡々とゲームが進む
松井に代えて岡崎
阿部(!)に代えてケンゴ(なぜ大久保じゃない!?)
大久保に代えて玉田
ケンゴがチームにリズムをもたらし、
玉田&岡崎で形を作るも決めきれず
あいかわらず交代策が上手くはまらない
延長もそのままズルズルでPK

120分間ではMOMと呼べる働きをした駒野が外してしまい終戦



結局岡田は、
偶然ながら手にした輝ける4-1-4-1(岡田は4-3-3というけど)システムから、
何も積み上げることも出来ず、
メンバーとシステムをただ単に消費しただけだった
その結果が「W杯ベスト16」なのである(世界16位ではない)

「ハエたかりプレス」から「4-1-4-1」へのシフトは上手くいった
俊輔・内田・玉田・ケンゴを外し、
本田・松井・阿部・駒野を入れるチェンジも上手くいった
しかし、一方向に、不可逆的にシフト・チェンジしてしまっては意味がない
両システムを相手や時間帯によって使い分けたり、
同一システムの中でメンバーの組み合わせを代えることでニュアンスを変えたり、
そういうギアチェンジを主体的にできなければ、
勝つチームにはなれない

「ハエたかりプレス」は前線でボールを奪いゴールに迫る「勝つサッカー」であり、
「4-1-4-1」は堅牢なブロックからカウンターを仕掛ける「負けないサッカー」である
岡田はドタンバでリスクから逃げ負けないサッカーを選択し、
その結果、
今大会まったく良いところのなかったカメルーンから勝ちを拾い、
1点アドバンテージという優位から直接FK2本で相手の精神を打ち砕き勝利したのみで、
実際のところ、決勝トーナメントの立ち上がりでさえ、
勝ちには行っていないのだ

岡田が勝ちに、つまり点を取りに行ったのは、
1点のアドバンテージがあったデンマーク戦の立ち上がり10分と、
最低限の結果を残した後の決勝トーナメントパラグアイ戦の前半30分以降だけで、
(そしてどちらも上手くいったとは言い難く)、
つまり今大会の岡田の作戦とは「リスクを最低限にする」サッカーであり、
「負けないサッカー」なのである
引き分けが価値を持つ予選リーグの戦い方としては、
賞賛はできないものの、否定することもできない方法ではある
しかし、勝たなければならない決勝トーナメントで、
「負けないサッカー」をする意味がどこにあるのか
結果が示す様に、PK戦という運任せで敗れた原因は、
PK戦の練習不足などではなく、
90分で勝つサッカーを初めから採用しなかったことにあるのではないだろうか
「負けないサッカー」でも「W杯ベスト16」には到達できる
しかし、
「負けないサッカー」では、「W杯ベスト8」には到底到達できないのである


岡田が理想のサッカーをかなぐり捨てて負けないサッカーを選択するのは、
札幌でも横浜でも、Jリーグを見ている人にとっては「おなじみの光景」である
当時から「ドン引きDFと強力FWの個人技」によって勝ちを拾う作戦で、
早い段階で短期的に結果は出すものの常勝チームを作り上げることはできず、
岡田後には「ぺんぺん草も生えない状態」に陥ってしまっている
札幌や横浜など、クラブチームであれば、それでも良いだろう
しかし、これが代表の、日本サッカーのシンボルとなると、話は変わる

「岡田の4-1-4-1」は、
代表戦以外に興味を持たない大多数の日本人サッカーファンにとっては、
日本サッカーのスタンダードとなってしまったのである
代表戦でしかサッカーを知らない子供とその親御さんが、
一生懸命にFKの練習をしている姿を想像すると、
暗澹たる気持ちにならずにはいられない

試合後のピッチインタビューで長谷部が、
「みなさんJリーグに足を運んで応援してください」
と言い、
オシムがグラーツから、
「これからもJリーグ、日本人サッカー選手、日本サッカーを応援してください」
と言ったのに、
岡田はこの試合後も、またしても、
「そんなことまで考えていない」
と言い放った
それはもちろん、日本代表チームの監督としては良いのだろうけど、
日本サッカー界のシンボルとしてはどうなのか

ジーコJAPAN下で何も積み上げることができなかった「失われた4年間」と同様、
オシム以後の2年半と今からの4年間が、
「失われた6年半」となってしまわぬよう、
メディアを先頭に今大会を総括し、
次につなげてほしいものである
(まぁ、ムリでしょうけど・・・)



最後に、
選手および関係者の皆さま(岡田監督を含め)に、
感謝と敬意を表します
おつかれさまでした
 


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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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