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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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昔からアイドルとかスターが好きなんですけども,
今はももクロに注目してるんですけども,
それについて「キモイ」みたいに言われることが多くて,
もうほんと,おっしゃる通りなんですけども,
でも,ボクの中でのアイドルとかスターってのは,
世間の人が思ってるような見方とはちょっと違ってるんじゃないかな,
そう思うことがあるので,その辺を書いておこうと思う。
(キモイと言われることへの言い訳,ですかね)


「アイドル」というか「スター」なんですけども,
そういうものの存在ってのが,
ボクの心の中でどういうものなのか,ってことです。
「ウソみたいな存在感」なんですよね。
長嶋茂雄とか,郷ひろみとか,松岡修造とか。

彼らは,なんていうか,
自分が生きていて,現実と折り合いを付けていく過程で捨てたモノを,
まったく捨てないまま保持して,
しかもそれをさらけ出して生きている。
みんな,深層心理的には「持っていたい」と思っているけども,
「でもこの世の中で生きていくためには」と思って妥協したモノを,
彼らは逆に,それだけで構成されていて,それを全開にして生きているんだよね。
だから彼らを見ると,それはやっぱり「なりたかった自分」なんだよね。
底抜けの陽気さだったり,格好良さだったり,不屈の努力と根性だったり。
ジョホールバルで山本浩が,
「日本代表は、私たちにとっては「彼ら」ではありません。これは、私たちそのものです。」
って言ってるけど,まさにその通りなんだよ。

そんな彼らとももクロの共通点を考えると,
まぁ共通点は上にあげたようなことなんだけど,
彼らが完成形であるのに対して,
ももクロは形成途上だってことが一番の特徴なんじゃないかな,と。
つまり,
今はまだ,そこら辺の高校生達とそれほど大きな差があるわけじゃない。
でも,間違いなく彼女たちは,普通の人生では思春期あたりで「捨てるモノ」を,
今も持ち続けているし,これからも持ち続けてくれそうで,
その先には長嶋や修造のような存在への昇華がありそうな気がする。
だから,ももクロの楽しみ方として「彼女たちの成長を見守る」ってのがあって,
たとえば五次元アルバムやツアーに対する当初のアレルギー的な反応は,
彼女たちがその魅力である「オリジナルである」ってことを捨てて,
さらに「出来合いの格好良さ」に屈したように見えて,
それに由来するもんだったんじゃないかな,とも。
もちろんそれは杞憂で,彼女たちは昇華しているけども。

プロレスは,こうした属人的なアイドル性・スター性を,
肉体と試合とキャラクターとストーリーで,
集団として保持して動かしているものと見られるんじゃないかな。
超人的な身体だったり,
凶暴で極悪非道だったり,
気は優しく力持ちだったり,
貧弱だけどずる賢かったり,
それぞれ皆が少しずつは持っている性質なんだけど,
それだけで現実世界を生きていくことは難しい。
そんな性質だけをそこまで貫くのか!ってぐらいに突き詰めてキャラを作って,
そんなキャラがそれぞれに交わるストーリーってのは,
私たちがいま生きている現実の相似形の極端系であって,
やっぱり「彼らは私たち」なんだよね。

古典的な女性アイドルも,この枠に入ってくる。
それは純粋さ,可憐さ,可愛らしさだけで存在している人で,
それこそ「アイドルはウンチしない」を具現化したような(?)。

つまり,アイドルとかスターってのは,
三人称の形をとった一人称というか,
一人称の妄想の中の三人称がそのまま具現化したものというか,
そういうものなんだと思う。

そうこう考えた時に,
「あの子たち」ってのは,
どうしても二人称なんだよね。
「触る」ってのは,つまり二人称なんだよ。
幻想じゃなくて現実なんだよ。
一人称の妄想の中の三人称を,
誰かが人為的に操作して作り出して提供してきたもの,なんだよね。
だからどうしても「不純物」が混じってて,
それがどうしても気になってしまう。


まぁ要するに,
アイドルとスターとプロレスが好きだって,
ただそれだけのことですね。

未完
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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