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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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引っ越しをせねばならない。

引っ越さねばならない。

書き出しとしてどっちの方が良いか悩んでしまった。申請書脳である。まぁどっちでも良い。つまり引っ越しをする必要が生じたということだ。それも、なんと年度内に。

弊社(ときどき「社」じゃないとのツッコミをいただくが面倒なので「社」と呼んでいる)では、いわゆる借り上げ社宅制度が運用されている。賃貸物件を会社が借り上げて従業員(たとえばワタクシ)の住居として提供する、という体裁の仕組みである。それがどれぐらいの補助額なのかは、たぶん書くと怒られるので書かないけど、簡単に言えば「かなり助かっている」状況にある。この制度があるから、さしあたっての選択肢は賃貸物件に限られていたのだが、ここにきて状況が変わってきた。オープンなソースで示すと『「独立行政法人の職員宿舎の見直しに関する実施計画」の実施状況について』ということであり、弊社の方針(?)を簡単にまとめると『借り上げ社宅はヤメにして一般の住宅手当にします』ということのようだ。住宅手当であれば、賃貸のみならず購入も視野に入ってくる。同僚達もざわめき、特に転職の可能性が極めて低い事務職や、腰を据えるつもりの研究職・技術職などは、物件あさりをはじめている。ボクは弊社に骨を埋めるつもりはないのだけど、さりとて出て行く予定があるわけでもなく、労働市場が圧倒的に大きな首都圏へのアクセスも悪くない現職の居住範囲に物件を購入してしまっても良いかな、という状況ではある。

というように背景が変わりつつある状況にあって、一方で家庭の状況がある。2号が来春に小学校に入る学齢なのである。この4月を今の家で迎えると、1号と同じ地区の町立小学校に入ることになる。この学校に対して特別な不満があるわけではないのだが、1号の様子を見ていると、いわゆる「日本の小学校」で、様々なところで「あれ?」と思うことがある(表現が難しいですけども慣習依存的というか前時代的というか・・・)。とはいえ、これは1号の小学校が特別というわけではなく、たぶんどこの街の小学校でも似たようなものなのだと思われ、どうしたものかと頭を悩ませていた。何が悩ましいかといえば(ボクがそういうものが好きではないというのが一番なのだけど)、2号の特徴からして学校にうまく適合しないだろうなというのが想像できてしまうことだ。それで悩みつつネットで調べたりするうちに、比較的近所に国立の小学校があることを知った。ボクの育った街(ヅカ)の近くには『イケフ(大阪教育大学附属池田小学校)』があって、同じ幼稚園だった友達が進学していったこともあり馴染みもあり、選択肢としてはアリなのかな、という思いがムクムクしてきた。それで地元民に下調べをしたところ「あそこの生徒は総じて押しが強い」などのさして役に立たない情報などをえて、悪くない選択肢なのではないかと思い始めた(なお2号は現時点でも押しの強さが難点であるぐらい押しが強いタイプ)。受験は設定されているけども基本的には抽選で決まるということのようで、事前準備なしのダメ元で受けてみようかとなり、いそいそと受験説明会などに参加し(そこで同僚とバッタリ出くわすなどのハプニングもあり)、先日合格通知を受け取ったところである。やったね。ただこの学校の「難点」は、校区が指定されていることで、在学中は指定校区内に住んでいなければならない。そして今のウチは、校区外なのだ。つまり、3月末日までに、引っ越しをせねばならない。しかも説明会では「3月末日までに」としか聞かされていなかったが蓋を開けると「実質1月中には」みたいな話になっていて、風雲急を告げるたけし城なのである。すでに11月も半ばやぞ。

購入だと期日までには間に合わないので、賃貸しか選択肢がなくなった。さらに「2号の校区」と「1号の地元小学校の質(噂)や学童など」と「自分の通勤」との兼ね合いからすると、必然的に「あの辺り」しかないといった具合で、物件を探す区域も決まってしまっている。12月の中旬以降は海外出張〜乃木坂連発〜年末年始なので、12月初旬までに決めてしまうしかない。おそらく吟味している余裕はなく(こんな時期に1ヶ月の間に新しい物件が出てくるとは思えない)、今ある物件の中でベターなものを選ぶしかない。はたして。

賃貸物件を探して不動産サイトを巡回する。どこも同じような情報しか載せてない。いずれも一長一短であり、「短」の部分が致命的なので選択肢になりえない。たとえば駅から徒歩15分とか、地元小学校の校区的にアレだとか。

住居選択の肝となる要素はいくつかあるのだけれども、その中の(一番?)大きなものは「地元の公立の校区」である。居住エリアごとに住民のカテゴリが明確に異なる国こと宝塚で育ったわが実体験からして、これは間違いなく重要だ。宝塚の場合は武庫川からの距離に合わせて帯状に分布する住民カテゴリのようなものが存在していて、川沿いの(オブラートに包むなら)人口密度の高い住宅街から、山にそびえる(超がつくほどの)高級住宅街、という具合になっていた。住民層のため地元coopの駐車場は外車ばかりという謎地域であった。とにかく、簡単に言えば、荒れている地域は避けたい。そこで先住民達への聞き込みから、Z小学校は良い、N小学校はアレ、という噂を聞き(これの真偽は不明だけども町並みを見る限り間違ってはいなさそう)、Z小学校の校区に居住することを決めた。これは1号がいくことになるであろう小学校。なおイニシャルに意味はない。

次に「駅からの距離」である。これは今回の引っ越しの経緯にもなっている2号の通学問題に直結する要素だ。電車通学のため、家と駅の間の移動は単独行動になるので、可能な限りここの安全性は確保したい。今の家を「利便性は気にせず、子供がノビノビと暮らせる場所」として選んだこととは正反対とも言える要望で、家探しの困難がここにあるなぁ、などと感心してしまう。2号のことだけを考えるなら、電車通学不要のエリアに住むことも視野に入れるべきなのだろうけども、そこまで行くとボクの通勤が大変になるし、土地勘がないので物件探しをするベース知識から集める必要が生じてしまうので、今回はあきらめた。

いつもは気にする「耐天災」だけども、これが「駅からの距離」と反比例するエリアなので、今回は諦めることにした。もちろん「床面積」も5人家族で暮らすことを考えれば60m2ぐらいは必要だろうし、「買い物など利便性」も可能な限り高めたい。でもこれらの要素は、今回の引っ越しでは順位が低いのだ。

そんな条件を胸に秘め、不動産屋に向かう。該当1件。

Z小校区、駅徒歩5分以内、海抜3mぐらい、十分な広さ間取り、そして古い。築年数からして旧耐震基準のものだろう。造りも全体に昭和レトロだ。

明確な難点は、洗濯機を置くスペースが狭くドラム型が置けない。ただ洗面台を小さいモノにリフォームすればスペースは確保できそうに見える。あと内階段の勾配が急で手すりがないため3号が心配。この2点を大家が飲んで対応してくれるなら問題はなさそう。しかしすでに古い物件なので、わざわざ手入れするとも思えない。


1月に物件を決めて2月1日から契約した。敷金礼金手数料初回家賃などコミコミで50万程度。社宅扱いの旧宅は2月28日まで契約が残る。旧宅新宅の整理を考え2月20日を生活拠点の切替日に設定。1か月の重複期間を利用して、基本的に友人知人の自家用車を頼って運んだ。

2月1日〜2月14日で乗船している間に、直近の生活では不要な本・本棚などを、ヨメ氏が友人の車で運んだ。

2月17日には職場友人の車で、生活に利用するけど数日ならなくても困らない食洗機やカーテン(旧宅にはシャッターがあるので)などを運んだ。同時にエアコン2台の移設。延長する配管代も含めて46,000円。(設置部屋を間違われて2月18日に無料で付け替えしてもらった)

2月20日に冷蔵庫・洗濯乾燥機・食卓の大型家具三点を、赤帽の幌高車の2時間契約2万円で運搬し、同時に赤帽用の人足&運搬車(布団や衣類など)として同僚3名の助力をえた。洗濯場や浴場の排水が詰まっているなどのトラブルが露見。不動産屋に連絡して対応。

2月21日(木)からは新宅から小学校幼稚園にバスで通わせるため、(母)親が同伴で移動し、日中に掃除と片付けを進める。2月28日の退去立ち会いにはすべて間に合いそう。

電気。東電ネットで申請したら「翌々営業日までに開通」みたいな通知がきたけど、電話したら「30分後に開通」だった。ネット意味なし。旧宅は浄化槽があるため、契約解除後もシャットダウンしない。

ガス。プロパンから都市ガスなので停止と新規。都市ガス開栓は立ち会い必要。

水道。両者ともに神奈川水道局なので電話。一瞬。閉栓開栓は不要。

ネット。IIJの「会員専用ページ」では「登録住所の変更」は表示されるが「転居・移転の手続き」がどこで出来るのか不明。「問い合わせフォーム」を利用して手続き手順を聞いたところ「新規開設した上で旧契約を解約」と返信がありその通りにした。新設用の「コンサルティング」という電話がくるのを一週間待つ(日付もも時刻も指定できない)。コンサルティングの電話で「新設と移転は別手続きなので手続きはできない」と告げられる。そこでサポートセンターに電話したら「『新規開設した上で旧契約を解約』は『NTTの東西を跨ぐ場合』の手順」であり「新設と移転は別手続き」ということで、電話口で情報を伝えて移転手続きを進めることに。そして「コンサルティング電話は三日後」と、さらに待たされるらしい。

まったくの余談で、一番ムカついたことは、サポートセンターに電話した時の「いまネットの画面を見られますか?」「ネットはもう使えません」「え?」「え?」「スマートホンでもネットできませんか?」「いま電話に使っています」「え?」「え?」ってヤリトリ。
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