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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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今の時点では何も決まっていません。組織からも上司からもリーダー職への就任打診は一切ありません。これは立候補宣言です。遠くない将来にリーダーになるぞという意思表示です。

なにか大きなキッカケがあったわけではなく、ずっと考えてきたというか、うっすらと思い続けてきたというか、大筋の方向性は自分としては明瞭なんだけど詳細はボンヤリしたまま放置していたことなんだけど、最近になって色んなことが自分の中でハマってきたので、その発露として『宣言する』ということに決めたわけです。

この『リーダー宣言』は、自分の今後とか所属グループの現状とかいくつかの要素が絡み合っていて、自分の中でもまだ完全には整理が出来ていないので、ゆっくり出来る今の時間を使って整理をつけようと思って書き始めているものです。だから未完です。

うちは会社組織で、上役が誰かを指名して管理職たるリーダー職を決める仕組みなんです。そのせいか、リーダーになるのは年功序列(所属年数)みたいな雰囲気を感じなくもないし、やっぱり上役にとって都合の良い部下たる中間管理職が選ばれがちみたいな風潮もないわけではない。上役がどこかから連れてきて落下傘的にやってくる場合もあるけど。これまでヒラ社員として見てきて、リーダーになる過程の正当性とか、リーダーたる人物の正統性とか、そこが明確になっていてほしいなと思っていたので、そこを明確にする方法を考えて「先に自ら立候補」という結論に至ったのです。

リーダーになるということは、部下になる人が出来るということ。リーダー本人以外は、たとえば4月1日にいきなり発表されて部下になってしまうんですよ。そうなるとやっぱり、どこか気持ち悪さが残ってしまう。もちろんほとんどの会社組織でこうなんだろうけど、でもやっぱり気持ち悪い。先に「リーダーになるぞ」と宣言している人がいれば、これをしばらく眺めて「まぁアレなら良いかな」とか「アレの下はキツい」とか、そうやって吟味する過程を経れば、お互いの気持ち悪さが軽減できるんじゃないかな。

自分の覚悟の問題でもあります。大学教員だと、自分が公募に応募するという形で、つまりは立候補するじゃないですか。そこには結構な覚悟が必要なのに、それに準じるナニカは経ないで、ある時に上役(直上の上司とは限らない)から指名されてリーダーになってしまうと、自分の中でもおさまりが悪いだろうな、と思ってしまったのです。やっぱり「言われたからやる」んじゃなくて、「やると決めたからやる」という腹の括り方をしたい。

「リーダーになる」というのは、「リーダーになりたい」とは違うのです。うまく説明できないけども、全然違う。自分が「なりたい」という願望を持っているのでもなく、周囲に際して「なりたい」から認めてくださいというお願いでもない。自分自身に対する「お前がならねばならぬ」というプレッシャーと、周囲から「彼がなるべきだ」と思われねばならぬというプレッシャーの、両方を引き受けたい気持ちなのです。覚悟を決めたぞという内外への宣言というか、宛先のない独り言ではあるのだけども、聞かれてもかまわないし、なんなら聞いてもらいたいというお気持ちの表明ですね。

最近になって立て続けに「リーダーにならないのか/なるつもりはないのか」と身近な同僚から言われたことも大きな要因ですね。真意はわからないので、色気を出すんじゃないぞという警告なのかもしれないけど、ボクは基本的に他人の言葉については裏を読まずにまっすぐ受け取ることにしているので、リーダーになってもある程度は納得してもらえるのかなと思う契機になりました。ボクが首席の航海に参加した人が、働きぶりにポジティブな評価をくれるので、これもリーダー的な働きを務めることへの自信に繋がっています。

どうして周囲の人がリーダーについて言及しがちかというと、今のグループが巨大すぎるという共通認識があり「グループを分割すべきだろう」と思っている人が少なくないという背景があるのでしょう。グループが巨大になっている原因は明確で、上司があまりにも人間的魅力に溢れ、また研究面で多様な関心と知識を持っているために、色んなところから人が集まってくるせいです。しかしこれをひっくり返した理由で、つまりあまりに強大な上司のせいで、グループを分割しようとして適当にその辺の人をリーダーに立てたグループを作っても、構成員のほとんどが残留を希望してしまい現実的に分割が進まないこともグループが巨大なままでいる原因でしょう。とはいえ近い将来には、会社全体での組織改編に伴うグループ分割、あるいは上司のアレに伴う直轄グループ解散が起こることもあるだろうから、セカンドベスト的なリーダーの選択肢を探っているというのが、実状なんじゃないかと思っています。

うちは今、7年間の中期計画の2年度目ですが、たとえば1年ちょっと後の4年度目からリーダーをやって、次の7年間も続けると、11年になる。自分の年齢でいえば、40代が丸々ここにハマることになるわけです。20-30代は自分の研究を進めてきたけど、40代はグループとしての仕事を進めて、50代からは何かまた別のことを進めるという、身勝手な人生計画もあります。これは完全なる絵に描いた餅だけども、漠然とそんなことも考えています。

深海を誰よりも(比喩)理解している人物として、深海環境をいかに人間活動と繋げて(あるいは切り離して)社会を運営していくのかという課題に挑戦したいという気持ちも大きな要因です。この視点で色んな活動を進めるには、どうしても自分一人では限界があって、グループで進めなければ社会にインパクトがある大きなことは成し遂げられない、という考えもあります。この部分で同じような思いを持っている人で集まる時に、それを自分がまとめることで、想定以上のところまで連れて行きたいわけです。

全然うまく書けていないけど、とりあえずここまで。
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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