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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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日本国際賞(Japan Prize)の授賞式に参列した。
両陛下ご臨席というただ一点のみを理由に。
ちなみにこの財団とは因縁がある。
かつて上司のところに講演依頼がきた。
上司が学位取得二年目ぐらいのボクを推薦した。
先方は「若すぎる」と断った。
そういう因縁。

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授賞式で都内に出たついでに本郷の畏友のところに寄って,そこの学生さんらと夕食に行った。この4月からD2になるという二人。今後のキャリアというか,どういう風な職業研究者になるか(あるいはならないか)というような話。私はテクニシャンが向いてるかもしれんとか,私はクリエイティブではないのですが国の研究所だとある程度テーマが決められている範囲で研究をするのですかとか,わりと具体的に細分化して考えている様子だった(たぶんに意訳がふくまれているけど)。そこはさすがに本郷という具合で,自ラボに教授と准教授に加えてポスドクが数名いて,さらに他ラボの院生なんかも同じ部屋にいたりする環境なので,わりと具体的にそういう世界観が描けるのだと思う。

というのも,今,D5相当の単位取得退学者であるO君の指導をしている(?)のだが,彼はずっと地方大学で,近くに博士の院生がほとんどいなかったことに加え,指導教員が放任主義であることも相まって,まったくといっていいほど業界のアレコレを知らない。たとえば「学振って,あ,聞いたことはありますけどね,申請書は見たこともないです」とか,そんな具合。一緒に論文を修正していても,たぶん論文を投稿して査読を受けて修正してという作業であることは理解しているけども,その背景(というか前提)であるところの「査読制度によって客観的視点を加えより良い論文として残していこう」という哲学のような部分がスッポリ抜け落ちている感がある。

ちまたでは「学振は東大やビッグラボだと通りやすい」とか言われているが,単に看板だけで加点されていることは無いだろう。でも,普段研究生活を送っている環境の中で,どれだけ科学的な手続きに注意した会話がなされているかとか,申請書とは・論文とは,というような話を先輩から聞かされるだとか,そういう「バックグラウンド環境からの教育効果」というものが,やっぱり東大とかビッグラボとかでは大きくて(あるいは地方だとか零細ラボだとかでは小さくて),その差が結果に反映されているのだとは思う。

ということで,とにかく色んな環境に身を置く人と話をすることは大事だということ(?)。

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