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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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日の丸を背負う逸材を育てるために―遅咲きの強打者・和田一浩氏が語る育成論
http://japan-baseball.nittsu.co.jp/article/1271/

「例えば、小学生の間はこれをやりなさいとか、最低限やることのマニュアルが全くない。そのあたりの部分はすごく曖昧です」
「各世代の指導者が集まって、話し合って『これは絶対、この年代に必要』というものを、ある程度、発信していけるともっとレベルの高いものを目指せるチームが出来てくる」
「実際、自分が高校球児だったら負けられない状況に立てば、肘や肩が壊れてもいいと思って投げてしまう。だから、ある程度、大人が子供の将来を長い目で見ていかないといけないんです。」
「日本の体質はこうあるべきだと凝り固まっている部分があります。もう少し柔軟にやってもいい時代に来ていると思います」

〜〜〜〜〜

どこを切り取っても大学院教育にあてはまる。研究に最低限必要な技術・能力というものが共有されておらず,またその教授法が定まっていない。技術というのは要素に分解できるはずで,だからこそ実施者のマニュアルとある教科書や,指導者にとっての指導法マニュアルというものを作れるはず(いろんなバリエーションはあれども)。

英語で書かれた英語を用いた「アカデミックライティング」の本には基礎の基礎が書いてある。アチラでは初等教育の国語が,カッチリした論理的な文章の読み書きからはじまるという(『論理的な考え方・伝え方/狩野光伸』より)。それでも高等教育で「アカデミックライティング」を教えるのだ。

翻って本邦では,初等教育では「どう思いましたか?」という感情論や,論理的な書き方を習熟させる前から読書感想文を書かせる。それに輪をかけて,アカデミックライティングの教科書が乏しく,また高等教育の教養・専門のいずれでもそれほど時間をかけて学ぶわけでは無い(まったく無かった気もする)。

なんとかしたいなぁ。
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