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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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表層のお仕事について、
ディスカッションをしました
このお仕事は、
ボクとしては興味を持って取り組んでいきたいのですが、
研究室内の立場的になんとなく熱水班なので、
実際の作業はナリタ君が行っています
というか、
ナリタ君の修論テーマです

5月に行った大槌湾での観測のデータがようやく出揃い、
とにかくあらゆるデータを縦と横にしてプロットしたものが、
ようやく出てきました

沿岸バケツ24時間採水のガス濃度、塩分、水温、潮汐のデータとともに、
湾口、湾央の鉛直採水ガス濃度、塩分データをあわせて解析すると、
・潮が満ちるときに表層への深層水の供給
・日中は水温が温まり、保存量ではない
・塩分は湾外の水塊ではなく河川の影響が大きい
・湾口80mでも過飽和
などといった傾向の中に、
ガス濃度について3つの端成分が見出されました

次の観測までに、
この3つの端成分の正体と成因を特定するために、
どのような方法論で取り組むべきかを適切に考えることが課題です、よ

ボクは、同位体データを加えて、
「やっぱり同位体じゃわからないよー」
ってなことをやって喜びたいです



成層圏についてオバタさんとお話

1)自分のデータから言えることだけを言いたいなら、無機質な統計処理を正確に行うことが必要
2)既往研究を参考に自分のデータの持つ意味を考えるなら、適切な引用が必要

ボクは既往モデル・実験が成層圏を反映しているとは、
とてもじゃないけど思えないので、
やはり統計処理しかない
カーブフィットとリニアフィットをして、
「カーブの方が良いフィットでしょ」
とするのが一番シンプル
でも、ねぇ
あのデータで、そんな有意差は出ないよねぇ
まぁ、やってみないと、ですが・・・

N2O濃度を三酸素同位体解析に使えることは、
すごく重要なことなんですよ
それがキモなんです
でも、50ppbvに科学的根拠はないわけで、
その論拠を求められましても、
そんなものはないんです
でもでも、
N2O濃度で規定することにはこだわりたい

自分の言いたいことを伝えるための論文だけど、
やりたいようにはできないもどかしさ
ぶひー


明日からは熱水に戻ります




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12/3~4 お休み ってか、無理 
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