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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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「幕末〜明治維新」を記した物語は多数あるけども,
そのほとんどは「維新の英雄達」みたいな物語が多くて,
一方で,
「太平洋戦争」については昭和天皇の関わりが論じられていて,
そう考えた時に,
「そういえば維新の頃の明治天皇ってどうやったんやろ」
と思ったので読んだ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4101287333

明治天皇は「五箇条の御誓文」にある通り,
民主国家としての大日本帝国の樹立を指向していた。
その中で,模倣するものすらない状況下でありながら,
維新革命後の世界であるべき「天皇」を作り上げようと生きた人だったのかもしれない。

先に大枠だけが与えられその中で「天皇」として生きるという意味では,
「戦争責任と日本国の象徴」を生きた昭和天皇も,
「平和憲法下の象徴」を生きておられる今上陛下も,同じかもしれない。

「万世一系」という憲法条文とは矛盾するかもしれない「南朝正統説」に同意するなど,
「天皇」という立場と一定の距離を置いて(あるいは天皇機関説と言えるかもしれない),
自身の処し方を捉えていたようにも感じられる。

タイトルにあるほど「ひと・明治天皇」に迫っているとは言い難いが,
維新から急速な近代化(西洋化)を達成し日露に至るまでの,
「維新の英雄達」と「明治世代」が奮闘する政治の「裏側」を,
「明治天皇」という視座から概観する興味深い一冊だった。
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