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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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無事、北大の門をくぐったものの、
とにかく大学に入ることが目的だったため、
大学で何をするかについてはまったく未定であった
(まぁ普通の話ですね)

どこの大学でもあると思われる、
ご存知の通りの新歓活動に巻き込まれているうちに、
水泳をあらためてちゃんとやりたいことを思い出した
幼い頃にスイミングに通ったことはあるものの、
その時はどうしても平泳ぎができず途中で挫折
高校でやろうと思ったが、
愛しのカナちゃんが水泳部におり、
色々と悩みぬいた挙句、入らなかったという経緯があった
(カナちゃんは元気でやっておるのか・・・会いたいねぇ・・・)

ということで、水泳部に入部
そしてゴールデンウィークの合宿を経て、
水泳部教に入信
ここから「正しい体育会系大学生」としての道を歩み始める

大学には毎日いるものの、
部室(北大ではボックスと呼ばれる天上界)に入り浸り、
飲む・食う・泳ぐに明け暮れ、
授業についてはとにかく出席数だけを確保し、
勉強するつもりなんてサラサラない、
という風情であった

そんな一年生の年度末、
計算どおり6単位しか落とさず、
無事進級を勝ち取ったが、
成績不良(114位/116人)のため、
まったく希望しない地球科学科へ配属される
(この頃はまだ、化学科か高分子科で薬学的な仕事をしたい気持ちがあった)

学問的にはまったく希望しない地惑配属であったが、
実験ない・授業少ない・教員やる気ない(?)という三無い状態の地惑科は、
水泳に専念する最高の環境であった


当時の生活を振り返ると、
平日の5日間は、
7時から10時までに2時間強の練習
二限中に栄養補給と睡眠
昼休みに昼食をとり、三限の頭で出席をとったら即退出
14時過ぎから20時頃までスイミングコーチのバイト
その後、同プールでの他大の練習に加わるか、
あるいはジムに移動して筋トレをして、
23時頃就寝が普通だった
土曜は10時以降がミーティング→筋トレ→飲み会で、
日曜は完全オフでひたすら休憩、ずーっと休みっぱなし
そんな一週間だった

余談になるが、
「成績不良っぷり」は「非常に優秀」であった
卒業時に手にした成績表で、
優が5、良が10、可が40ぐらいの割合だった
これだけの低空飛行をしながら、
3年終了時には必要単位を満たしており、
留年をしなかった自分をほめてやりたい


さて、
そんなこんなで三年生もおしまい
四月からお世話になる研究室を選ばねばならない
学科配属以降の二年間ほとんど授業に出ていなかったにも関わらず、
というか、
興味がないから授業に出ていなかったのかもしれないけど、
とにかく、
岩石・鉱物・古環境には興味が持てず、
「まぁ面白いかな」と思える研究室は一つしかなかった
それが「3G・地球化学グループ」こと「ガモ・ツノ研究室」だった

2月に行ったツノ先生との面談では、
「オレの授業をとってもいないくせに研究室に来たいとはどういうことだ」
と、
包み隠さない「問題児は来るな」的発言を放たれたが、
そんなことを言われてもしょうがない
だって他のところは絶対イヤなんだもん
その時に何と言ったかは思い出せないが、
まぁとにかく無事、研究室に入れてもらえることになった

ということで、
こんな流れではあったが、
これ以降、
地球化学の道を歩み続けることになったのだった



次回、「3Gでの日々前編」へ続きます
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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