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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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内田樹の研究室より

アスリートのパフォーマンスを数値でしか語れないというのは、現代日本を覆い尽くしている「幼児化」の端的な徴候である。

長嶋茂雄はただ「守備しているときに来たボールは捕って投げる。攻撃しているときに来たボールはバットで打ち返す」ということだけに全身全霊をあげて打ち込んだプレイヤーである。
長嶋のプレイを見ているときに、私たちは彼の身体に想像的に嵌入することを通じて「野球そのもの」に触れることができた。
その意味で長嶋は一種の「巫者」であったと思う。

長嶋がそうであったように、卓越したパフォーマーに私たちが敬意を払うのは、その高度な能力を鑑賞することを娯楽として享受できるからではない。
そうではなくて、私たちの日常的な感覚では決して到達できない境位に想像的に私たちを拉致し去る「involveする力」に驚嘆するからである。



なるほどね、という感じ
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勝川俊雄公式サイトで紹介されていて知ったが、
アラル海が消えたらしい

不謹慎ながら、
塩化メチルとか出てるのかな、なんて思った
あと、
20年かけて干上がっていくと、
だんだんと好塩に進化した特異な微生物がいたりしないのかね

先日、話題にのぼっていたので、
忘れぬうちに記録しておこう


Goldschmidt国際会議は地球化学分野において、
もっとも権威のある学術集会
(要旨がGCAに載る)

開催は毎年
場所は欧米の交互開催で、合間にアジア・オセアニアが挟まり、
2003年に倉敷で、2007年にメルボルンで開催されています
ちなみに現在のところ、
2010~2012の米欧米開催はほぼ確定なようです
で、
「2013年以降に日本で開催すべくコミュニティーに対して手を挙げるかどうか」
という部分が、
現時点での日本の立ち位置です

色々な要素のからむ問題のため、
「手を挙げるかどうか」
が現在地になっているわけなので、
この辺りの問題点(論点)を整理しておこう


■日本開催のメリット■
定量的な評価はされていないものの、
倉敷大会以降、
海外開催でもGoldschmidt会議の日本人参加者が増えているらしい
国際学会が身近に感じられているということだろう
また同業外国人との会話においても、
「おれ日本知ってるよ、倉敷行ったからね」
ということがママあるらしい
外国人が日本に来るきっかけを作ることは、
人材・学術交流を促す意味で重要だろう
他にももっとあるんだろうけど、
とにかく、
開催するメリットは十分にありそう
おおざっぱに言えば日本の地球化学が活気づくわけで、
特にいわゆる若手にとっては良いことしかない


■日本開催は可能か(対外)■
「次にアジアでやるなら中国でしょう」
という雰囲気がある(らしい)
実際中国も名乗り出ているとか
でも、だからといって、
日本が手を挙げない理由にはならない
本当に上記のメリットを享受したいならば(という言い方もおかしいが)、
なりふり構わずあらゆる手を尽くすべきだろう
その上で、
やはり中国開催になったとしても、
その次に一年でも早く日本開催ができるならば無駄骨にはならないはず
だから、
「中国がいるからやめとこう」
という理由は採用しがたい


■日本開催は可能か(招致労力)■
熱心に招致活動をするとして、
その労力は大変なものになるだろう
現時点で研究をする暇もないほどに忙しい研究者たちに、
すぐに成果が出ない労力を強いることは可能だろうか
これは、
可能でしょう
というか、
日本開催すべきだと思っているなら、
これにかかる労力は誰かが強いるものではなくて、
自発的に請け負うものなのだろうから、
労力を理由に断念してはならないでしょう
未来の地球化学のためがんばっていただきたい
と、
まったく忙しくない若者がかましてみます

■日本開催は可能か(活動主体)■
では誰がやるか、という話になる
やはり旗印は重要
でも、
実際に開催するとしても最短で4年後なわけで、
開催地については先送りできなくもない
ぶっちゃけ、
顔役の地元でやらなければならないわけでもない
なので、
顔役・招致グループ・開催グループを分担できれば、
なんとかならなくはなさそう
実際の開催については、
3000人規模だとしても、
どこかの団体・学会が同程度の大会開催実績があるわけで、
たとえば札幌でIUGGやってたし、
その時のプロトコルを使い回せば意外となんとかならなくはない
と、
これまた勝手に言ってみます



と、いうわけで、
とにかく、
「日本開催を目指す!」
というコンセンサスがあるならば、
実際にどうするかはテクニカルな問題で、
やる以上はやるしかないのだ
広島でのチバケ会に参加してきました

前日入りの新幹線でパワポを作り、
駅の「麗ちゃん」でお好み焼きを食し、
広大にオジャマして「西のイタイ」と歓談
その後「こぼん」で再度お好み焼き

初日の午前中に発表
学会発表の意義に悩む今回は、
オリジナルデータ無しでレビューをしてみた
とにかくデータが公表されていないので困る、
ということを話してみたが、
肝心のTTさん、UTさん、UKくんは聞いておらず、
結果的にJIさんに集中砲火しただけになってしまった
すいませぬ
昼は大学直近の店でお好み焼き
午後はふらふらと会場で話を聞いて、
夜はヤマネコ・ヤマガタ・コンノ・コウチャン・カトウという、
なんだかよくわからんメンツで飲み会

二日目は会場でダラダラ
コンノの発表に質問したけどイマイチな回答で残念
昔の若手会で知り合ったスズキがドクターに進んだらしくお話
オオクボと早めの昼食にでかけたら、
その後に来るわ来るわで知り合いだらけで落ち着かず
総会のお手伝いに行ったが広大生がやってくれたので何もすることなし
ケンタロスさんが受賞式をすっぽかすというハプニングがあるも、
なんとか事なきを得る(そうでもないか)
懇親会ではヨシザキがポスター賞を受賞もすでに帰宅済
プレカンから二人受賞で二人とも受賞式にいないという、
「さすがプレカン」な感じ
夜はケンタロウさんを囲む会でした

三日目はお昼に評議員会
ネクタイとかスーツとか気になって持ってきてはいたが、
皆さんそのままのようなので、そのままにしてみた
服装は問題なし
しかし新体制懇談会でかましてしまった
いかんいかん
休憩室でタニモト氏と色々お話
結局はやる気の問題だ
やらなきゃ死ぬなら、やるだけの話
それでもダメなら、それはその時だ
帰りにイワモト姉さんと合流し駅で一杯ひっかける
お見合いパーティーの計画、なのかなぁ
新幹線で朦朧として、
死にそうになりながら帰宅


今年の年会は、
なんと言っても評議員になったということが一番の思い出(?)ですね
会う人会う人に「おめでとう」とともに、
「雑用は回さないから」と言われたが、
それだとわざわざ評議員をやる意味がない
やるからにはやらねば、と決意


で、
今朝GRLからリジェクトの通知
(ノД`)
学会と二つの航海の準備と、
研究費申請書と論文書きを同時にやっているんだけど、
何が何だかわからなくなってきた
この程度で混乱していては、
仕事ができない人になってしまう
一息ついて、整理
昔からの欠点
直していきましょう


朝から海洋研に積み込み物品を運び、
ガスクロの調子を見る
なんと、一発でいけそう(バックグラウンドレベルが良い感じ)
新宿で船用の靴などを買って、
タダさんと一福でほっこりとして、
進路指導など色々とお話


前向きに、しかし足下を見て、力強く
■■■■■の提案公募事業をご案内いたしました.
当事業は,今週中に公示する予定で準備を進めておりましたが,
民主党政権への移行に伴い,
新政権から方針が出されるまで執行停止の対象になりました.
朝一で電車に揺られ海洋研
GC-TRDの再立ち上げ
かなり形は変わったが、
機能は保存されている、はず
ベースラインの動向を見たかったが時間が足りずギブアップ
分光分析の方はというと、どうだろうか
感度が心配
しかしそれもどうしようもないからね
出たトコ勝負だ


マセくんが航海が死ぬほど楽しかったとご満悦
そういう航海に当たって良かったね
次はそうはいかんよ


マッチーさん送別会
ツダ御大がワラを持ち出してカツオのタタキ
2日間つけ込んだラムのスペアリブにタンドリーチキン
大変においしゅうございました
BBQもこういう工夫で色々と楽しみどころがあるね
大変に賑やかな会で故人の人柄が偲ばれる(うそ。故人じゃないね、ごめんなさい)

縄張り意識というか、
あの種はあの人
あの海域はあの人
あの分子はあの人
そういうのってどうなの!?な話とか
うーん、難しいよね
「とにかく安いものを買う」
という感覚に嫌悪感
100円ショップは嫌なのです

消費者の多くが、
質ではなく価格でものを選ぶ時代
いや、
おそらく、
「質を見極める能力の欠如」が先にあって、
「価格でしかものを判断できない」という方が正確なのだろう
そんな気がする

このことについては、
実は日本の行く末を支配しかねない重大な問題だと思っているんだけど、
いまだ自分の中でまとまっていないので、
今後、整理していきたい課題


一次産業従事者にとっては、
質の良し悪しで商品価値を判断できない消費者というのは、
モンスターであろう

一次産業、特に衰退が著しい漁業の現状については、
海洋研サッカー部仲間の勝川さんの日記が勉強になる
「法治国家と放置国家」という項は、
漁業関係者に対する警鐘であるとともに、
消費者へのメッセージのようにも受け取れる

しかし、
こういう硬軟おりまぜた文章を書ける人は、
やはり相当に頭がいいんだろうなぁ
ぜひ新書などで一般に啓蒙活動をしてほしいものだ
なんと、
後半に大量得点で4-3の逆転勝ち
とりあえず勝ったという事実は良いことだ

しかし、
オシムさんも言っているように、
「勝つことと同時に分析も大事。
(中略)勝つとかえって大事なことを見落とすことがあるが、
 負けて内容がいいということもある。」
なので、
勝敗ではなく内容について考えよう


さて、課題の一つであった、
「センターバックと中盤の底によるゆとりあるボールの支配」
これがよくできていた
トゥーリオさんも縦ポンしなくなっていたし、
GKからのリスタートも比較的ショートが多かった
後ろからつないでいって、
中盤から一気にスピードアップ→裏へ通す、が徹底されていた
ということでもう一つの課題であった
「フィニッシュまで持ち込めない」
も見事に解決


では、なぜそうなったのか
一つの原因として、
「4-2-3-1」だったフォーメーションを「4-4-2」にしたことがあげられる
この変更で、
選手の分布が縦長から横長になった
横長(縦短)になったことで生じた利点は、
・縦短になったのでバックラインから中盤・前線へパスを入れやすくなった
・最前線が突っ込みすぎず相手バックラインとGKの間に隙間が残った
・選手同士の距離が適度に遠くなったため密集しすぎが回避された
あたりでしょう
大量得点が可能になったのは、
裏に抜け出せたことと、
選手間の距離が開いたことで相手選手の密度が減少したことで、
パスを通せる隙間が増えたからじゃないでしょうか

じゃあ得点が取れてよかったね、なのかというと、
欠点もある
横長縦短になっているのに、
中盤と前線が前からプレスをしていったことで、
中盤とバックラインの間が開きすぎた
中盤を突破されて、
あるいは中盤を飛ばされて、
バックラインと相手FWとの少数勝負に持ち込まれた場面が多く、
そしてチンチンにされた
この試合では、
これまでのアジア相手と前線守備でごまかされていた、
「センターバックの個の力」の不足が露呈した
トゥーリオさんも中澤も、
中盤と連動してあがる判断力があるわけでもなく、
裏に抜けられて追いつけるわけでもなく、
世界レベルのFW相手に競り勝てるわけでもない
このポジションこそ、
もっと若手をテストしましょうよ


で、まぁ、総括すると、
超密集プレスを採用しないで、
比較的選手間の距離を広くとれば、
パスもつながり裏をとってゴールにも迫れるということがわかりました
でもこれって、
オシム時代のアジアカップでやってたことなんだよね
あらあら



選手交代以降に大量得点したので、
結果的に見れば投入された選手がよかったことになるんだけど、
前田、よかったですよ
Jリーグで見せるパフォーマンスと比べるとまだまだだけど、
ポストプレーヤーとしてのキープ力、
落とした後に常に見せる裏への無駄走り、
いいねぇ
前後の動きで裏を狙う前田
横の動きから縦に加速する玉田
この二人の組み合わせが見たかった


稲本のゴールは、
その前のパスが強かったらファーでドフリーの本田まで回ってたのにね
その辺は、稲本が強運すぎるってコトかな


二戦を通じて感じたことは、
俊輔の代わりは誰かでつとまるけど、
遠藤の代わりはいないなぁ
体弱いのに、心配
オランダ戦とは違い、
今回は戦術の確認というよりは、
新メンバーのテストという意味合いが強くなるだろう
フォーメーションも変えるかもしれないらしい(2トップ説)


そんなわけで、
今日は「オランダ戦からの修正点」に焦点を置いて見てみようと思う

・ハイプレスの連続で疲れてしまった
この一因として、
「DFラインで落ち着いて回すことができない」ことがあげられる
日本のセンターバックは足下あるいはパス出しに大いに不安があるので、
プレッシャーを受けると縦ポンをしてしまう
これでは前線はいつまでも休めないしポゼッションも高まらない
ガーナ戦では、
「センターバックと中盤の底によるゆとりあるボールの支配」
ができたかどうかを見たい

・フィニッシュに持ち込めない
これは、
ハイプレスでボールを奪った後に、
後ろや横にボールを動かしすぎることが原因でしょう
だから奪った直後のプレーのチョイスに注目
・一気に裏へ抜ける
・ゴール正面のFWに当てて、誰かがそれを追い抜く
ができれば良いのかな
あるいは、上に書いた通り、
いったん後ろに戻してのんびりするのもアリ
そうすれば相手の上下動が多くなるから、バテてもらえる
これはフィニッシュの形じゃないけどね


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kawagucci
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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