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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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理学的研究は「人が普遍的に抱く欲求である知的好奇心を満たす」という,
そんな話を出したりするわけだが,
それってのが,
果たして公金を用いて行うに値するのかということは,
我々自身が自問自答しなければならないことではないだろうか。

たとえば,
「普遍的に抱く性的欲求を満たす」ために,
その辺の人に襲いかかるというのは許されぬし,
また当事者間に合意があったとしても,
公衆の面前でかような行為に及ぶことも,
公序良俗の観点から許されぬことだろう。

であるならば,という飛躍が許されるならば,
「私はおのれの知的好奇心に従って研究をしているのである」ということは,
直接的に誰かを傷つけていないという観点からすれば,
胸を張って言えば良いことなのかもしれない。
しかし,いやしくも公金で口に糊して,
また同時に公金を研究費用として利用している立場にあるものが,
「これはまったく私的好奇心に基づく行為である」ということは,
やはり許されまい。
あるいは,
「おれの私的好奇心の発露は人類の叡智の蓄積に寄与する」という弁も,
それは確かに寄与するのかもしれないが,
「おのれの私的な欲求を昇華するために公金を利用している」という側面でとらえると,
これを公言することは,やはり不潔と言わざるをえないのではないだろう。

しかるに我々は,それがたとひ自らの私的欲求の発露であっても,
その不潔さを欺瞞で隠しながら,つまり,
「人類普遍の公的な欲求を代理で昇華せんとするものである」という立場を,
公衆の眼前で崩すわけにはいかないのであろう。

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