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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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会長候補になって、マニフェストをブログに書いたものの、
公式には何の意味もないことで、なんだかモヤモヤしていた。
そしたら某友人が「学会のメーリングリストに投げちゃえば良いじゃん」と気軽に言ってきて、
そりゃもちろん考えたけど、なんかオオゴトになるのは面倒だなぁと思って気が引けていた。

しかし「投げちゃえば」は応援する気持ちなんだと受け止めて、
とりあえず選挙管理委員会に「ダメって規定はありますか?」と聞いたら
「問題なし(意訳)」との返答で、もう投げちゃうしかなくなった。
午前5時に投げてみた。

大反響。
15年前に会ったきりの人。
1度会っただけの人。
お友達。同級生。お世話になった先生。
本当にたくさんの人から私信が届いた。

異口同音に『元気が出た』と。
これは発見だった。
ボクが絞り出したカラ元気が、
誰かのホンモノの元気になって、
それを受け取ったボクが本当に元気になったら、
これはもう『元気の永久機関』じゃないか。
もしかして学会の存在意義って『研究者の元気生産向上』なんじゃないか。

ということで、
先にブログにあげたバージョンから、
メーリングリスト投下用に改訂したバージョン(をちょっと改変して)掲載。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2021-2022年度選挙、会長候補.です。地球化学会の居心地を爆発的に向上させるべく立候補しました。評議員・理事職を通算4期8年務めた経験、まだギリギリ30代という若さ、そして地球化学研究で培った分析力と統合力で、会長候補からの『9つの提案』をまとめました。有権者たる会員の皆さんへの所信表明です。

[提案1] 方針:明るく楽しく激しい学会を目指します!
[提案2] 年次集会:オンライン発表会と現地交流会のブレンデッド開催とします!
[提案3] 和文誌:「知の配電盤」として重視します!
[提案4] 英文誌:最小負担での運営を目指します!
[提案5] 顕彰事業:継続します!
[提案6] アウトリーチ:抜本的に見直します!
[提案7] 国際的な活動:消極的な判断を基本とします!
[提案8] 会員数問題:数を増やすための施策は行いません!
[提案9] 会員向けサービス:情報公開を進めます!


[提案1] 方針
地球化学会は、地球化学分野に関係する人が自発的に身を寄せ合う集団です。明るく楽しい同好会であると同時に、ハイコンテクストな議論が飛び交う激しい場となり、「親友と書いてライバルと読む」みたいな相手が見つかる集団を目指します。

[提案2] 年次集会
研究発表会をオンライン開催することで経済的・時間的な参加障壁を取り除きます。一方で、研究交流会を現地開催し会員が交流する機会とします。交流を最大化するべく、部屋を暗くして発表する従来スタイルを撤廃し、朝から晩まで懇親会のような雰囲気で交流する新スタイルで運営します。

[提案3] 和文誌
和文総説を初学者・異分野研究者が専門的知見に触れる導線と捉え、下記5種別の依頼総説を積極的に出版することで、知の配電盤としての機能を強化します。
1.最新研究動向レビュー(原著論文50報引用目安の短編総説。ポスドクに執筆依頼)
2.分析地球化学レビュー(分析法の詳細に特化した総説。ミドルに執筆依頼)
3.日本語文献レビュー(日本語の文献をまとめた総説。シニアに執筆依頼)
4.10年後の地球化学研究動向を検討するレビュー(学会で設置するWG執筆依頼)
5.受賞記念論文

[提案4] 英文誌
英文誌を運営し続けたい会員意思の一方で、雑誌経営問題は早急に解決する必要があります。その解は、たとえ低活性でも低コスト・省労力で運営を続ける方策の開拓にあると考えます。最終的に到達したい英文誌運営形態として、.諸学会を網羅する規模の出版管理団体を設置し統一プラットフォームによる効率化をはかり、その中で現存各誌が並立し続ける形式を目指します。この観点から、直近2年間は、出版社ではなく競合関係にある英文誌を持つ国内諸学会と対話を重ねます。冊子体は年1回の出版とし、会員や図書館への販売を継続します。

[提案5] 顕彰事業
各賞の授与、受賞者の紹介、他機関の授賞機会への推薦は、従来通り行います。また本会各賞に関しては、選考の公平性と顕彰効果の最大化の観点から、受賞者選考委員会による選評を公開します。

[提案6] アウトリーチ活動
中小規模学会が行うアウトリーチ活動の効果と負担を吟味し、より専門性の高い活動に集約します。具体的な活動案として下記3点を考えています。
1.Wikipedia編集WGを設置し、正確な情報の普及と情報源へのアクセシビリティを高めます。
2.社会問題に対するコラム執筆を通じて、専門的知見に基づく情報提供を進めます。
3.出前授業など講演会系アウトリーチは、当面休止します。

[提案7] 国際的な活動
中小規模学会としての「国際コミュニティへの貢献」の効果を吟味します。特に直近2年間は、脱コロナ禍による国際交流の急速な活発化に翻弄されないよう注意深くします。会員の国際的活動を支援する取組は、引き続き推進します。

[提案8] 会員数問題への取組
もっぱら会員増を目的とする活動は本質的に意義がないため、行いません。集会や雑誌の魅力向上を通じて、会員増の実現を目指します。手続き簡素化のため、会費種別を正会員.円、学生会員.円に統一します。

[提案9] 会員向けサービス
1.会計情報を図示して周知することで、会費徴収に対する説明責任を果たします。
2.会員番号・会員情報・問い合わせ先を定期送信メイルによりリマインドします。
3.学生会員同士の交流を促すプラットフォームの整備に、学会から支援を行います。


※本メイル送信に先立ち選挙管理委員会に可否を問い「第三者の不利益になる内容を含まなければ、会員個人の自説を公に紹介する行為を禁じる規定はありませんので、選挙違反には当たりません」と回答を受けております。
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kawagucci
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非公開
自己紹介:
海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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