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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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実験が前進
まだまだ一歩だけど、
確実な、
そして大きな一歩だ
と思っている
なんだか幸せで、
いい気分


コウチャン本審査予聴会
解釈について、
疑問が尽きない

微少構造であれ、
種の違いであれ、
生息環境であれ、
とにかく石灰化速度がキーワードのようだ(スライド14枚目)

----ココから思ったこと
これは、
炭酸塩指標の変動は、
「温度依存」って前提をなくして考えれば、
むしろ、
「石灰化速度」に依存して変動しているということだろう
「石灰化速度」は生息環境因子に強い影響を受けるわけで、
その生息環境因子の最たるものが「温度」だ

つまり、
炭酸塩環境指標を読み解くには、
その指標がどれだけ「石灰化速度」に依存するのか、
また、
その「石灰化速度」が、
どれだけ「温度」に依存するか、
という視点に立つ必要がある
指標の変動が一次的に「石灰化速度」に依存し、
「温度」が「石灰化速度」変動の一次なファクターであれば、
それは古気候指標となりうる、ということだろう

この視点に立つと、
vital effectは、
「温度依存変動」に影響を与える不特定因子ではなく、
指標の変動に占める「石灰化速度変化以外の因子」や、
「石灰化速度変化」に占める「温度以外の因子」となる
有機物の濃集は前者で、
骨格構造の差異は後者ではないか

そういった知見が微少領域分析で得られた
では、
試料の空間分解能、
換言すれば、
試料から抽出する時間分解能は、
どこまで微少にできるのだろうか
また、それは有意なのか

分解能を究極的に突き詰めると、
炭酸塩一分子を分析することになるが、
これではもちろん、
微量元素の濃集は議論できない
あくまである程度の大きな分解能で平均組成を得る必要がある
最新の機械の分解能が高すぎて本質を見落としてしまう可能性もあるかもしれない

ミクロ(最新の機械)で得た知見と、
マクロ(既往法)で得た知見を同一視する、
つまりミクロの拡張にマクロがあるだろうという考察と、
それとは別に、
ミクロとマクロは独立した現象をとらえているだろうという考察は・・・・・
-------ココまで

うーん
パンク

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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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