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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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10月1日付で所内異動しました。新しい所属は『海洋研究開発機構地球環境部門海洋生物環境影響研究センター海洋環境影響評価研究グループ』です。海洋と環境と研究が3回、影響が2回出てきますね。大体そんなアンバイの仕事をしていくと思います。

研究業界でいう「部局」の層で異動したので、最上位の上司や担当してくれる事務職員までも完全に入れ替わりました。まだ数日ですが、別の会社に転職したぐらい文化が違っていて戸惑っていますが、面白いです。簡単に言うと「ルールはルール」というフレーズの意味が正反対なんですよね。たぶんその後に続く「何かあったら○○が責任を取る」という点が違うのでしょう。どちらの言い分もよくわかります。しばらくは適応していくのにクラクラしそうですが、ちょうどしばらく仕事の負荷も低い状況なので、余裕を持って適応できるのは好材料です。

新しい居室スペースは、広さが4倍ぐらいになり、とても快適です。テラスにも出られる北西向きの大きな窓がありテニスコートと夏島の緑を眺められ、日射で困ることはなさそうですが、冬は窓からキンキンに冷えると言われております。どうなることやら。
実験室については、誰からも何も言われなかったので、これまで通り、3台のIRMSと自作ラインの充満した部屋を使い続けることになります。各種気体成分の安定同位体分析の実質無料分析&試料採取コンサルティングなどを進めておりますので、どうぞお気軽にお声がけ下さい(宣伝)。

マジメな話、日本が本気でカーボンニュートラルに向けて動くとしたら、沿岸風力発電をはじめとする海洋利用発電あるいは海域CCSは、絶対に避けて通れない(広義にはアルプス水放出も海洋利用ですね)。そんな国家事業が進められようという時に、1つには感情度外視の科学的・技術的な見地から「これはスケールさせて実施可能である」「これを大規模にやるとこんな影響が出る」みたいなことを言うことが海洋学者には求められ、もう1つには実際に海洋の現場で事業のパイロット作業や環境影響評価を実施するにあたり「この日程でこの予算だとこれぐらいまでしか出来ない」みたいな現場感覚を持って実現可能な立案に関わることも求められると思うんで、そこをガッチリ担おうというのが、今回の異動の主旨です。この主旨、後付けです。

自分でも本当にどうなるかわかんないけど、いっちょやってみます。
ダメになったらスゴスゴと立ち去りますので。
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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