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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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カフェ・ヒラカワ店主軽薄(中小零細企業の地獄)より

俺は、ひとりの経営者として、経営の不振を景気のせいだと
いうことを潔しとしない。それはあくまでも、経営者の問題であり、
その経営者に率いられた会社の問題である。

(中略)

ビジネスを単に、戦略的競争、合理的解決、利益至上主義だと考える
気の短い合理主義者たちが、一見無駄に見えた慣習や、儲けにならない仕事を排除し、
焼き畑農業のように、購買力のある市場だけを探索し、
即効性のある取引に流れていった結果、
足元の安定的な市場の育成や、信用の蓄積といったものを
非効率的でカウントできないものとして貶めてきたのである。

このことに関しては誰もが幾分かは加害者であり、幾分かは被害者である。
そのことを承知した上で、何ができるのか、どうすればいいのか考える必要がある。

(中略)

基本に戻る。
できる事を確実にやり、顧客との信用を再構築し、自分たちが生きるための
コストを再点検して見る。
そして、たぶんそんなことは誰でもが既にやっていることかもしれない。
それでも、もしそれ以外の方法がないのだとするならば、覚悟を持って、
自分たちの生命力を信じて日に日を継いでいくことである。

人も企業も、そう簡単にはくたばらない。
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利益至上主義のビジネス社会、
金を儲けるために努力する、
というルールが跋扈する社会で暮らしていくのが嫌で、
ボクは研究者の道に進んでいるんだけど、
利益至上主義のど真ん中でも、
こういう気持ちを持って仕事をしている人がいる
その心の強さ、信念みたいなものに感服する

「誰もが幾分かは加害者であり、幾分かは被害者である」
という言葉に強く感じるものがある
前に100円ショップが嫌いって話を書いたけど、
ヒラカワの言うトコロの「加害者」になりたくないっていう、
非常にワガママな気持ちの発露なのかもしれない


研究者になることで「被害者」になることから逃げ、
100円ショップを目の敵にすることで「加害者」になることから逃げたつもりになる
うーん



経済成長という病 (講談社現代新書) (新書)
ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y) (新書)
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