自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
ここ数年、女子プロレスを(いまだ無課金ながら)見ることが増えた。
長らくプロレスを見てきたが、女子プロレスに触りだしたのは本当に最近のこと。
キッカケは2020年の逗子プロレス。
家を買った会社がスポンサーをしていて、招待券ももらえたので見に行った。
目当ては越中詩郎だったが、女子プロレスも何試合か組まれていた。
そのうちの一つに、井上京子Sareee組があった。
当時のSareeeは、WWE行きが決まったもののコロナ禍で宙に浮いている状態。
その後、WWEでのキャラづけに不満を感じ、帰国後はなぜか闘魂ムーブにご執心なことを考えると、国内で評価を得ていたナチュラルな時代の完成形を見られたのだとも振り返られる。
パートナーである井上京子のベテラン感も相まって、溌剌さが目を引いた。
とにかく声が出ていたことを覚えている。
いま振り返ると、木村花の悲しい出来事は、2020年5月だった。
逗子プロレスより少し前だ。
いずれにせよ、その頃から女子プロレスにも興味を持ったものの、しかしコロナ禍と4号誕生もあって、現場に出向くことはなかった。
(このあたりでスターダムのブシロード傘下入りがある)
(2024年にNetflixで『極悪女王』が公開されている)
最近になって、上谷沙弥が注目を集め出し、スターダムを追いかけはじめた。
中野たむの不可解な引退ロードがはじまり、それになぜか抜擢された上谷。
そういう風に見ていた。
突然の退団マッチから引退マッチに至る流れは、筋書きが雑で、なんだか乗れなかった。
(中野たむのリアルに筋書きが間に合わなかったのだろうと邪推している)
しかし、そんな経緯をすべて吹き飛ばす見事な引退試合。
決着後のリング上でのマイクと花道からの退場で、上谷沙耶のヒール像にハマった。
地上波レギュラー出演を経て、地上波での女子プロレス生中継を実現したことは、本当に素晴らしい。
上谷沙耶、あるいは所属ユニットであるHATEのヒール像には、既視感を覚える
ももクロなのだ。
可愛らしさは見せても、性的な視線に媚びない。
むしろ可愛らしさと対局にある泥臭さを厭わず、「努力・友情・勝利」を至上の価値観にする。
ヒールとは言っても、悪行は嫌悪感を抱かせない茶番的な「いたずら」の範囲。
上谷は、アクロバットなムーブに注目があるまるが、個人的には「受け身」が素晴らしい。
長い手足を大きく動かして、ベタっとか、ヘロヘロとか、ダメージを表現するのがうまい。
身体全体が長いから、相手の投げ技を大きく見せられる。
(長さのわりに軽いから投げやすいのもありそう)
上谷のおかげで認知度が格段にあがったスターダム、あるいは女子プロレス。
この熱が冷める前に、次のステージに進出したい。
そこで求められるのは、対角に立つ存在。
圧倒的な力強さで、茶番をねじ伏せるか。
ひたむきさや明るさの放つヒーロー感で、ヒールとのコントラストを描くか。
そう考えると、渡米前のSareeeが最も手が合う相手なのだが、現状だと噛み合わなすぎる。
たらればで言えば、今の上谷沙耶の対角に立つ木村花も面白かったろうと思う。
今のスターダムの中だと、ちょっと見当たらない。
女子プロレス界全体を見渡して、横綱・里村がいなくなった今、だれが強さを見せられるのか。
橋本だと試合がカタくなりすぎるかもしれない。
上谷バブルをいかにうまく利用するか。
今後の女子プロレス界の浮沈がかかるこの一年。
たのしみだ。
長らくプロレスを見てきたが、女子プロレスに触りだしたのは本当に最近のこと。
キッカケは2020年の逗子プロレス。
家を買った会社がスポンサーをしていて、招待券ももらえたので見に行った。
目当ては越中詩郎だったが、女子プロレスも何試合か組まれていた。
そのうちの一つに、井上京子Sareee組があった。
当時のSareeeは、WWE行きが決まったもののコロナ禍で宙に浮いている状態。
その後、WWEでのキャラづけに不満を感じ、帰国後はなぜか闘魂ムーブにご執心なことを考えると、国内で評価を得ていたナチュラルな時代の完成形を見られたのだとも振り返られる。
パートナーである井上京子のベテラン感も相まって、溌剌さが目を引いた。
とにかく声が出ていたことを覚えている。
いま振り返ると、木村花の悲しい出来事は、2020年5月だった。
逗子プロレスより少し前だ。
いずれにせよ、その頃から女子プロレスにも興味を持ったものの、しかしコロナ禍と4号誕生もあって、現場に出向くことはなかった。
(このあたりでスターダムのブシロード傘下入りがある)
(2024年にNetflixで『極悪女王』が公開されている)
最近になって、上谷沙弥が注目を集め出し、スターダムを追いかけはじめた。
中野たむの不可解な引退ロードがはじまり、それになぜか抜擢された上谷。
そういう風に見ていた。
突然の退団マッチから引退マッチに至る流れは、筋書きが雑で、なんだか乗れなかった。
(中野たむのリアルに筋書きが間に合わなかったのだろうと邪推している)
しかし、そんな経緯をすべて吹き飛ばす見事な引退試合。
決着後のリング上でのマイクと花道からの退場で、上谷沙耶のヒール像にハマった。
地上波レギュラー出演を経て、地上波での女子プロレス生中継を実現したことは、本当に素晴らしい。
上谷沙耶、あるいは所属ユニットであるHATEのヒール像には、既視感を覚える
ももクロなのだ。
可愛らしさは見せても、性的な視線に媚びない。
むしろ可愛らしさと対局にある泥臭さを厭わず、「努力・友情・勝利」を至上の価値観にする。
ヒールとは言っても、悪行は嫌悪感を抱かせない茶番的な「いたずら」の範囲。
上谷は、アクロバットなムーブに注目があるまるが、個人的には「受け身」が素晴らしい。
長い手足を大きく動かして、ベタっとか、ヘロヘロとか、ダメージを表現するのがうまい。
身体全体が長いから、相手の投げ技を大きく見せられる。
(長さのわりに軽いから投げやすいのもありそう)
上谷のおかげで認知度が格段にあがったスターダム、あるいは女子プロレス。
この熱が冷める前に、次のステージに進出したい。
そこで求められるのは、対角に立つ存在。
圧倒的な力強さで、茶番をねじ伏せるか。
ひたむきさや明るさの放つヒーロー感で、ヒールとのコントラストを描くか。
そう考えると、渡米前のSareeeが最も手が合う相手なのだが、現状だと噛み合わなすぎる。
たらればで言えば、今の上谷沙耶の対角に立つ木村花も面白かったろうと思う。
今のスターダムの中だと、ちょっと見当たらない。
女子プロレス界全体を見渡して、横綱・里村がいなくなった今、だれが強さを見せられるのか。
橋本だと試合がカタくなりすぎるかもしれない。
上谷バブルをいかにうまく利用するか。
今後の女子プロレス界の浮沈がかかるこの一年。
たのしみだ。
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