自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
すべて私見であり、学会の意見ではありませんので、あしからず
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財政的な視点で考えて、出版販売権を出版社に移すことには賛成
学会と学会誌は編集権のみで関わりを持ち、 出版社と学会の間の金銭フラックスを極力ゼロに落とし込むべき (黒字は諦め、赤字リスクを避ける) オープンアクセスジャーナルという道も検討すべしオープンアクセス化するメリットとして、 ・世界中の研究者がアクセスできるため、被引用数が増加する(学会誌の魅力向上) ・学会員には、査読を早くする、投稿料割引などのサービス(学会誌を目的とした新規会員獲得の促進) ・出版社は、投稿料のみで利益を生み出せるため、販売努力をする必要がない(出版社の負担軽) ・電子化が進む中で、雑誌体の購読者(機関)は減少すると考えられる(雑誌販売の先細りへの布石) が、想定されます 一方デメリットとして、 ・投稿料収入確保のための安易なアクセプトの乱発(学会誌の質の低下) ・投稿者の金銭的負担が増大(投稿数減少の危険性) ・従来の雑誌体との連続性の断絶(オープンアクセスかつ雑誌体継続は経費的にありえない??) が、想定されます しかしデメリットについては、正論を振りかざすと、 「会員が積極的に良い論文を投稿すれば良い」 「研究者の分身である論文の投稿先を値段で決めるとは何事か」 というような言い分がありえる気がします 大型研究費を持っている研究者は多くの研究成果を出すということになりますから、 投稿料が苦にならない研究者からの相当数の投稿は確保できると思われ、 学会誌としては問題ないような気もします 一方、 ナケナシの研究費で論文を仕上げた学会員が学会誌に投稿出来ないという事態は、 弱者切り捨てのような話になってしまうので、学会としての検討課題です 実際どの程度の投稿料が設定されるかも、出版社に検討してもらう必要があるでしょうというようなヤリトリをして、 今朝こんなブログエントリーを見つけた どうしたものかね
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