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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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最近つづけざまに2つの原稿を読んで,色々と考えてしまった。

原稿の英語が拙いとか,記述がわかりにくいとか,まぁそういうのも深刻な問題ではあるのだけれども,一番の問題は「世界観」がまったく見えてこないことだ。
世界観というと,もやっとしたモノのようであるけども,もうちょっと具体的に言うなら,「論文で対象としている場で関与する物質動態の概要」みたいなモノである。

そういう世界観が見えてこなくて,ただ単に,観測した数値と,想定したプロセスとだけが書かれていて,これで説明できるよねオーケーオーケー,というような議論が展開されている。
たとえば「コレが起こるためにはアレが必要だよね(アレについて言及無し)」とか「コレが存在するなら必然的にアレも存在するよね(アレについて言及無し)」とか,そういうこと。

それで考えさせられるのは,こういう「論文原稿における世界観の欠落」というのは,論文原稿を書くことの技術的困難から生じているのか,それとも(原稿を書くという行為を経ない脳内の段階で)そもそも世界観が欠落しているのか,どっちなんだろうかということ。

もちろんこれを「他山の石」とせねばならないことは,言うまでもない。
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