自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
現在ようやく「日本語が亡びるとき」を読んでいる(思った通り面白い!)ので,読み終わったら感想書きたいと思います.
最近は「人生,不自由な方が幸せなこともある」というのを考えております.
今の日本の20-40代くらいの人たちは,世界の歴史で見ても例外的に「自由」な世代だったのではないやろうか?
でも「自由」なおかげで,自分の人生を自分で背負わなくてはならなくなった.
「不自由」な場合は,その「不自由」を言い訳にできたと思うんですよ.
「俺は○○したかったけど,××というどうしようもない理由があったからからできなかった.(それがなければ○○できたかも)」みたいなことが言えたし,本気でそう思えたんじゃないかな.
でも,「自由」だと自分が頑張りさえすればできるわけだから,できなかったのは全て自分の責任と思ってしまうのではないやろうか?
「頑張れば夢は必ず叶う」って言葉は「夢が叶わなかったのは,お前が頑張らなかったから」っていう意味でもあるよね.
実際は頑張っても夢は叶わないし,頑張ることができるのは一部の人間だけだと思うのです.
そもそもみんなが頑張る必要はないと思うし.
というより「頑張る」ってめちゃ抽象的な言葉やね.
何を持って「頑張った」と言えるのか.
まあ,これはまた今度話しましょう.
とにかく,今の20-40代で夢が叶っていない人たちっていうのは,無意識にそういう「自分は頑張らなかった(だからダメダメだ)」という負い目を感じながら生きているのではないかな,と思うことが最近ありました.
最近は「人生,不自由な方が幸せなこともある」というのを考えております.
今の日本の20-40代くらいの人たちは,世界の歴史で見ても例外的に「自由」な世代だったのではないやろうか?
でも「自由」なおかげで,自分の人生を自分で背負わなくてはならなくなった.
「不自由」な場合は,その「不自由」を言い訳にできたと思うんですよ.
「俺は○○したかったけど,××というどうしようもない理由があったからからできなかった.(それがなければ○○できたかも)」みたいなことが言えたし,本気でそう思えたんじゃないかな.
でも,「自由」だと自分が頑張りさえすればできるわけだから,できなかったのは全て自分の責任と思ってしまうのではないやろうか?
「頑張れば夢は必ず叶う」って言葉は「夢が叶わなかったのは,お前が頑張らなかったから」っていう意味でもあるよね.
実際は頑張っても夢は叶わないし,頑張ることができるのは一部の人間だけだと思うのです.
そもそもみんなが頑張る必要はないと思うし.
というより「頑張る」ってめちゃ抽象的な言葉やね.
何を持って「頑張った」と言えるのか.
まあ,これはまた今度話しましょう.
とにかく,今の20-40代で夢が叶っていない人たちっていうのは,無意識にそういう「自分は頑張らなかった(だからダメダメだ)」という負い目を感じながら生きているのではないかな,と思うことが最近ありました.
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海洋研の雑談相手だったT氏と、
この4月から離れ離れになってしまい、
悲しく思っていたのですが、
異動のご挨拶メールから、
文章ベースで雑談がはじまって、
これもアリだと思い、
メールで文通することにしました
で、
いつも二人で楽しくやっていたのですが、
せっかくなのでココに往復書簡を連載することにしました
「若き研究者達の戯れ」タグに載せますので、
よろしくお願いします
なお当ブログではコメントは受け付けませんが、
読者の皆さまも興味深い話には直接メールをしていただき、
連載にどんどん参加してもらいたいと思います
T氏を簡単に紹介しますと、
ボクとは境遇が似ていまして、
・大学スポーツにのめりこんだ(野球。ボクは水泳)
・学振DCもらえた
・博士から研究室を変えた
・ポスドクでさらに変えた
・博士課程時に結婚
という感じです
そういえばガンバル同期のI君なども似た感じですよね
では、
お楽しみいただければ幸いです
Tweet
この4月から離れ離れになってしまい、
悲しく思っていたのですが、
異動のご挨拶メールから、
文章ベースで雑談がはじまって、
これもアリだと思い、
メールで文通することにしました
で、
いつも二人で楽しくやっていたのですが、
せっかくなのでココに往復書簡を連載することにしました
「若き研究者達の戯れ」タグに載せますので、
よろしくお願いします
なお当ブログではコメントは受け付けませんが、
読者の皆さまも興味深い話には直接メールをしていただき、
連載にどんどん参加してもらいたいと思います
T氏を簡単に紹介しますと、
ボクとは境遇が似ていまして、
・大学スポーツにのめりこんだ(野球。ボクは水泳)
・学振DCもらえた
・博士から研究室を変えた
・ポスドクでさらに変えた
・博士課程時に結婚
という感じです
そういえばガンバル同期のI君なども似た感じですよね
では、
お楽しみいただければ幸いです
お昼に中抜けして駅へ行きビザ申請の振込み
そして、
駅に行ったらもちろん、
なか卯
カツ丼+はいから
言うこと無し
戻って話を聞いて、
友人からのメールを読み、
その返事を考え、
楽しい気分になる
論文の文献リストも完成
Endnoteはやはりすごい
夜はイジさん実験室でお話
FIさん*済
ということとか
Tweet
そして、
駅に行ったらもちろん、
なか卯
カツ丼+はいから
言うこと無し
戻って話を聞いて、
友人からのメールを読み、
その返事を考え、
楽しい気分になる
論文の文献リストも完成
Endnoteはやはりすごい
夜はイジさん実験室でお話
FIさん*済
ということとか
噂の新人研修でした
平朝彦理事のありがたい講和にはじまり、
機構の成り立ち、概要、契約や労働体系の仕組み、船舶の紹介など、
多岐にわたる情報が満載で、
ボクのような小さな容量の脳みそはフリーズして、
口からは水漏れ、
鼻からは汁漏れ、
頭からは魂漏れの、
ひどいありさまでした
ワタナベカヤマヒロミさんと、
形式上では同期入社のようで、
ちょいちょい突っ込みいれながら研修されてます
面白かったのは、
「かいこう」があるのに、
なぜ「ABISMO」を作ったのか、
という話
「機器の必要性もさることながら、
製造技術の継承に重点が・・・」
こういう無形の資産、
技術とか経験とかを、
どのように評価するかが難しいところですね
白鳳丸と淡青丸の移管については、
「運用日数を増やすための移管だ」
という解説でした
あと、
機構と某組織の統合について、
国会・文部科学委員会で、
「看板は一緒にするけど組織据え置きでは、
名簿上の数減らしに過ぎず、
統合することはかえってよくない」
というような質問が某党から出され、
保留案件となっているという案内もあった
統合は今年度中には無い!?
(上記、詳細は違うかも)
Tweet
平朝彦理事のありがたい講和にはじまり、
機構の成り立ち、概要、契約や労働体系の仕組み、船舶の紹介など、
多岐にわたる情報が満載で、
ボクのような小さな容量の脳みそはフリーズして、
口からは水漏れ、
鼻からは汁漏れ、
頭からは魂漏れの、
ひどいありさまでした
ワタナベカヤマヒロミさんと、
形式上では同期入社のようで、
ちょいちょい突っ込みいれながら研修されてます
面白かったのは、
「かいこう」があるのに、
なぜ「ABISMO」を作ったのか、
という話
「機器の必要性もさることながら、
製造技術の継承に重点が・・・」
こういう無形の資産、
技術とか経験とかを、
どのように評価するかが難しいところですね
白鳳丸と淡青丸の移管については、
「運用日数を増やすための移管だ」
という解説でした
あと、
機構と某組織の統合について、
国会・文部科学委員会で、
「看板は一緒にするけど組織据え置きでは、
名簿上の数減らしに過ぎず、
統合することはかえってよくない」
というような質問が某党から出され、
保留案件となっているという案内もあった
統合は今年度中には無い!?
(上記、詳細は違うかも)
初日の説明会は、
きっといいだろうと思って、
居部屋からそのまま行ったら、
みんなスーツでした・・・
反省してないねぇ
木金月火と9~17時で研修
火曜はどうしても外せない用事が盛りだくさん
ビザ・ORI・本郷など
横浜研での研修らしいがお休みさせてもらうことにする
買い物の勝手も違って、
個人での見積もりはいいけど発注はダメらしい
コンシェルジュさんにお願いするみたい
うーん
書かねばならん論文が4
今年度の航海が4
実験ラインの構築が2
これに学会や新婚旅行やナンヤカンヤと入ると、
とてもじゃないけど・・・な感じ
しかし、
契約書に記載された金額が、
目玉が飛び出るほどの数字だったので、
やらねばならぬと思った初日でした
さすがに金額はココには書きませんよー
Tweet
きっといいだろうと思って、
居部屋からそのまま行ったら、
みんなスーツでした・・・
反省してないねぇ
木金月火と9~17時で研修
火曜はどうしても外せない用事が盛りだくさん
ビザ・ORI・本郷など
横浜研での研修らしいがお休みさせてもらうことにする
買い物の勝手も違って、
個人での見積もりはいいけど発注はダメらしい
コンシェルジュさんにお願いするみたい
うーん
書かねばならん論文が4
今年度の航海が4
実験ラインの構築が2
これに学会や新婚旅行やナンヤカンヤと入ると、
とてもじゃないけど・・・な感じ
しかし、
契約書に記載された金額が、
目玉が飛び出るほどの数字だったので、
やらねばならぬと思った初日でした
さすがに金額はココには書きませんよー
昨日はプライベートで仕事を中抜けして、
そしたらやる気が回復しなくなったので、
早々に帰って早々に寝ました
新しい仕事の買い物準備をしているのだけど、
300万ぐらいは余裕でいきそう
これはこれは
今日は朝から研修?などがあるみたい
今後もしばらくはそんな感じなんだとさ
Tweet
そしたらやる気が回復しなくなったので、
早々に帰って早々に寝ました
新しい仕事の買い物準備をしているのだけど、
300万ぐらいは余裕でいきそう
これはこれは
今日は朝から研修?などがあるみたい
今後もしばらくはそんな感じなんだとさ
WBC優勝のおかげでMの字バーガーが安く、
ビッグマックを4つ食べてしまいました
この3月30日で27歳になりました
ありがとうございます
この誕生日、
先生の先生であるホリベ大先生と一緒らしいです
大先生は86歳ということで、
すばらしくめでたい
ついでに【こんなめでたいこと】も
本人は直接存じ上げないのですが、
いや、
あちらはボクのことをもちろん良くご存知だとは思いますが、
なんせめでたいです
でも、
めざましテレビの占いは最下位でした
さぁ月曜日!!
Tweet
ビッグマックを4つ食べてしまいました
この3月30日で27歳になりました
ありがとうございます
この誕生日、
先生の先生であるホリベ大先生と一緒らしいです
大先生は86歳ということで、
すばらしくめでたい
ついでに【こんなめでたいこと】も
本人は直接存じ上げないのですが、
いや、
あちらはボクのことをもちろん良くご存知だとは思いますが、
なんせめでたいです
でも、
めざましテレビの占いは最下位でした
さぁ月曜日!!
1-0で勝利
これでW杯はほぼ決まり
で、
肝心の試合内容ですが、
今までと同じことができて、
今までと同じことができていない感じでした
前からガンガンプレスをかけて相手のミスを誘いボールを奪う
獲ったらただちに前を向いて後ろからもどんどん押し上げていく
これはやりたい形なんだろうし、
まぁできていると思う
ただ、攻めきれない
押し上げて、
こっちが固まりになって攻める分だけ、
向こうも固まりになって守る
PA内には人の密集ができてスペースがなくなる
この状態でサイドにボールを出すんだけど、
特に明確な崩すプランはなくてグダグダ
そんな展開が続く
前が詰まったら、
簡単に後ろに落としてミドルとか、
前後の関係でワンツーをするとか、
そういう工夫がない
前を向いたらずっと前に行き続ける
あるいは外に開いてコーナーの狭いエリアで3vs3ぐらいでグダグダする
これではいかんです
これも以前から言っていますが、
自陣DFラインからのゲーム展開が、
片方のサイド一辺倒か、
CBからのロングフィードか、
その二択しかない
いずれにせよ、
・とにかくボールをいったん前に進めて、
・相手に取られて、
・それを取り返して、
・そこから急いで攻める
という形しかない
うーん
そうなってしまう現状は、
チュンとエンドが有機的でないせいかと
密集の中でも短いパスを確実につなげるのが二人だけでは、
パスコースが少ないからボールが落ち着かない
ベーハセさんは守備や前向きの攻め上がり良く効いているが、
二人をリンクさせるタイプではない
ハシモトさんが入ってやや落ち着くのはそういうことだと思う
となると、
やはり中盤にもう一枚ほしいところ
これまでに代表で見た中でこれができたのは、
ケンゴ・ハシモトか
で、
そうなると前線は、
動き回るタイプよりもボールがおさまるタイプがいいな
Jで調子が良いのは柳・巻、
調子は悪いけどおさまりがいいのは前田
とはいえ、
選手を選ぶのは岡ちゃん
選手選考だけはどうしようもないので、しょうがない
しょうがないので、
選ばれたメンバーの中でいいから、
トルシエの時のように、
選手発信で変えていってください
Tweet
これでW杯はほぼ決まり
で、
肝心の試合内容ですが、
今までと同じことができて、
今までと同じことができていない感じでした
前からガンガンプレスをかけて相手のミスを誘いボールを奪う
獲ったらただちに前を向いて後ろからもどんどん押し上げていく
これはやりたい形なんだろうし、
まぁできていると思う
ただ、攻めきれない
押し上げて、
こっちが固まりになって攻める分だけ、
向こうも固まりになって守る
PA内には人の密集ができてスペースがなくなる
この状態でサイドにボールを出すんだけど、
特に明確な崩すプランはなくてグダグダ
そんな展開が続く
前が詰まったら、
簡単に後ろに落としてミドルとか、
前後の関係でワンツーをするとか、
そういう工夫がない
前を向いたらずっと前に行き続ける
あるいは外に開いてコーナーの狭いエリアで3vs3ぐらいでグダグダする
これではいかんです
これも以前から言っていますが、
自陣DFラインからのゲーム展開が、
片方のサイド一辺倒か、
CBからのロングフィードか、
その二択しかない
いずれにせよ、
・とにかくボールをいったん前に進めて、
・相手に取られて、
・それを取り返して、
・そこから急いで攻める
という形しかない
うーん
そうなってしまう現状は、
チュンとエンドが有機的でないせいかと
密集の中でも短いパスを確実につなげるのが二人だけでは、
パスコースが少ないからボールが落ち着かない
ベーハセさんは守備や前向きの攻め上がり良く効いているが、
二人をリンクさせるタイプではない
ハシモトさんが入ってやや落ち着くのはそういうことだと思う
となると、
やはり中盤にもう一枚ほしいところ
これまでに代表で見た中でこれができたのは、
ケンゴ・ハシモトか
で、
そうなると前線は、
動き回るタイプよりもボールがおさまるタイプがいいな
Jで調子が良いのは柳・巻、
調子は悪いけどおさまりがいいのは前田
とはいえ、
選手を選ぶのは岡ちゃん
選手選考だけはどうしようもないので、しょうがない
しょうがないので、
選ばれたメンバーの中でいいから、
トルシエの時のように、
選手発信で変えていってください
これで昔話シリーズはおしまいにします
海洋研でやったこととかはこのブログですでに触れているので、
もうちょっと漠然としたこと、もしくはすごく細かいことについて、
雑多に書こう
一部は名誉毀損的になるかもしれないけど、そこは勘弁
まず、
海洋研に移って一番大きかったことは、
「論文にして初めて研究が一段落するということを明確に意識する」ということだった
博士に進むまでは、
なんというか、
「反学歴主義の職人思考」のような、
「論文よりもオンリーワンのスキルの方が価値がある」というか、
まぁそんな感じの考え方をしていたような気がする
で、
それが大いなる誤認識だということに気づいたわけです
もちろん論文の数が絶対的に意味があるというわけではなくって、
そうではなくって、
やや危険な言い方ではあるけども、
論文としてアウトプットしていない仕事というのは、
それが例えいくら素晴らしかったとしても、
科学業界では承認されていない仕事であって、
存在しないことになるのだ
税金を使ってやっているのだからとか、
そういうことではなくって、
「論文を書かない研究者はネズミを獲らないネコ」じゃないけども、
「論文を書くゆえにわれ研究者なり」というか、
研究者にとって「論文を書く」とはそういうものであって、
「観測に行く」「技術を身につける」「学会発表をする」では置換不可能なものなのだ
たとえそれが同様に快感で、
快楽だけが自身の目的だとしても、
セックスが、たとえそれ自体を目的とせずとも、
生命の連鎖を生み出しうるのに対して、
オナニーはどこまでいってもただのオナニーでしかない
そいうことなのかな
だから、
何がだからなのかわかんないけど、
たとえ自分的に納得できなかったとしても、
研究成果を論文にするということは重要なことなのだ
もちろん論文は著者の分身であり、
科学は神聖なものであるから、
100%のものしか論文にするべきではないという考え方もあるだろう
でも、
特に地球科学(化学)のような分野では、
不愉快なノイズもあるいは意味を持つわけで、
論文にして世に問う、という側面もあるような気もする
着地点が見えませんが、
ボクが現時点で思っていることは、
データや技術は秘するものではなく、
とにかく論文を通じて白日の下にさらさねばならない
そしてボクを含む研究者はその使命を遂行してはじめて研究者たりえるのだ
というようなことです
で、
そういう考え方とか、
実際に研究を進める上での、
態度とか姿勢とかいうものは、
オバタさんから教わった部分が非常に大きいように思う
もちろん直接的な助言(指導?)もあったけど、
むしろ雑談の中に含まれる概念的な話が特に印象に残っている
たとえばボクの専門であるところの、
ガス分析や熱水の内容について議論する相手がいないことは残念だったけども、
オバタさんと研究や研究者について様々な話をできたことは、
同じような研究をしている人と狭い専門内で喧々諤々するよりも余程ためになった
本当にオバタさんが研究室にいてくれて良かった
とはいえ、
専門を同じくする人が周囲にいないという環境は中々に困ったもので、
学術的にも精神的にも大変だった
ゼミ無し、かつ、ポスドク無し、
というのは非常に厳しい
自分がドツボに向かっていっている時に、
「ん?それちょっとおかしくない?」
と言ってもらえる機会があることがどれだけありがたいか
一方で、
そういう甘えられる環境でなかったからこそ、
自分でシビアに考えて研究をまとめるという作業を、
逃げることなくできたのかもしれない
ということで、
このこと自体は結果的に非常にプラスになったと思っている
故ゴッドの金言の一つであるところの、
「ゼミみたいなオママゴトをやっている暇があったら論文を書け」(大意、詳細不明)
という考え方に、
全面的ではないけども同意するところであります
色々な価値観に触れられたことも良かった
ついつい陥りがちな、
「身内の語法」ですべてを語ってしまう風潮は、
かなりヤバイ
またもや故ゴッドからの引用だけど、
「金で買えないモノ以外はすべて捨てろ」(こちらはたぶん正解)
というのには、
モノの価値観を考えさせられた
別にモノを捨てる必要はないのだけれども、
モノの本当の価値というのはそういうことなのだろう
特急料金というのは時間を買うためのものだけども、
研究物品の購入においてもそういう考え方はあてはまる
安く研究をすること自体は何の意味も無い
それがために時間を多く消費するのであれば、
むしろそれは、悪だ
もちろんパトロンから得た金を湯水のように使うことは控えるべきではあるが、
それでも迅速にデータを得て論文を書くための金をケチることは、
研究と金との関係を、
パトロンとの関係のためにネジれさせてしまっていることになるんじゃないだろうか
故ナカヤマ氏の「塩検瓶を早く温めるために風呂の湯を云々」という伝説の話も、
ただの笑い話ではないと思っている
なんというか、
ボクも末席に加わっている、
「分析化学によって地球化学を切り開く」研究者にとって、
決して忘れてはいけない部分だと思う
細かい話はイッシキさんのエッセイの「現場主義」の件を読んでいただくとして、
特に大気と熱水を行ったり来たりしていると見失いがちな、
手法と観測のサジ加減には常に気を払っていたい
(参考-- http://www.kochi-wu.ac.jp/~isshiki/isshiki/essay/20021005.html)
比較的同期に恵まれなかった北大時代に比べ(オッサンしかいなかったもんね)、
海洋研ではアトラクティブな同世代の奴らが多くて、
非常に楽しくすごすことができた
論文を書くことの重要性を常々口にするコウちゃんと、
鬼のように観測をこなすタダを見ていると、
自分のやるべきことがクリアになった
研究室に入った時にタゾエモンがいなかったらと思うとゾッとする
姉さんとのくだらない会話は精神的に病みかけている自分にとっては癒しだった
オシャフネさんやトーナイさんとは社会考察にシンパシーを感じることができて、
考えを整理したり構築したりと頭をスッキリさせることができた
ヨメとの出会いも同世代(同期入所、かな)の集まりでした
書くのに一時間以上かかっていると、
だんだんテンションが変わってくるので、
まとまりが一段となくなってくるねぇ
これで昔話を終わりにするのは、
なんだか全然書ききれてない気がするんだけど、
もう終わります
おしまーい
Tweet
海洋研でやったこととかはこのブログですでに触れているので、
もうちょっと漠然としたこと、もしくはすごく細かいことについて、
雑多に書こう
一部は名誉毀損的になるかもしれないけど、そこは勘弁
まず、
海洋研に移って一番大きかったことは、
「論文にして初めて研究が一段落するということを明確に意識する」ということだった
博士に進むまでは、
なんというか、
「反学歴主義の職人思考」のような、
「論文よりもオンリーワンのスキルの方が価値がある」というか、
まぁそんな感じの考え方をしていたような気がする
で、
それが大いなる誤認識だということに気づいたわけです
もちろん論文の数が絶対的に意味があるというわけではなくって、
そうではなくって、
やや危険な言い方ではあるけども、
論文としてアウトプットしていない仕事というのは、
それが例えいくら素晴らしかったとしても、
科学業界では承認されていない仕事であって、
存在しないことになるのだ
税金を使ってやっているのだからとか、
そういうことではなくって、
「論文を書かない研究者はネズミを獲らないネコ」じゃないけども、
「論文を書くゆえにわれ研究者なり」というか、
研究者にとって「論文を書く」とはそういうものであって、
「観測に行く」「技術を身につける」「学会発表をする」では置換不可能なものなのだ
たとえそれが同様に快感で、
快楽だけが自身の目的だとしても、
セックスが、たとえそれ自体を目的とせずとも、
生命の連鎖を生み出しうるのに対して、
オナニーはどこまでいってもただのオナニーでしかない
そいうことなのかな
だから、
何がだからなのかわかんないけど、
たとえ自分的に納得できなかったとしても、
研究成果を論文にするということは重要なことなのだ
もちろん論文は著者の分身であり、
科学は神聖なものであるから、
100%のものしか論文にするべきではないという考え方もあるだろう
でも、
特に地球科学(化学)のような分野では、
不愉快なノイズもあるいは意味を持つわけで、
論文にして世に問う、という側面もあるような気もする
着地点が見えませんが、
ボクが現時点で思っていることは、
データや技術は秘するものではなく、
とにかく論文を通じて白日の下にさらさねばならない
そしてボクを含む研究者はその使命を遂行してはじめて研究者たりえるのだ
というようなことです
で、
そういう考え方とか、
実際に研究を進める上での、
態度とか姿勢とかいうものは、
オバタさんから教わった部分が非常に大きいように思う
もちろん直接的な助言(指導?)もあったけど、
むしろ雑談の中に含まれる概念的な話が特に印象に残っている
たとえばボクの専門であるところの、
ガス分析や熱水の内容について議論する相手がいないことは残念だったけども、
オバタさんと研究や研究者について様々な話をできたことは、
同じような研究をしている人と狭い専門内で喧々諤々するよりも余程ためになった
本当にオバタさんが研究室にいてくれて良かった
とはいえ、
専門を同じくする人が周囲にいないという環境は中々に困ったもので、
学術的にも精神的にも大変だった
ゼミ無し、かつ、ポスドク無し、
というのは非常に厳しい
自分がドツボに向かっていっている時に、
「ん?それちょっとおかしくない?」
と言ってもらえる機会があることがどれだけありがたいか
一方で、
そういう甘えられる環境でなかったからこそ、
自分でシビアに考えて研究をまとめるという作業を、
逃げることなくできたのかもしれない
ということで、
このこと自体は結果的に非常にプラスになったと思っている
故ゴッドの金言の一つであるところの、
「ゼミみたいなオママゴトをやっている暇があったら論文を書け」(大意、詳細不明)
という考え方に、
全面的ではないけども同意するところであります
色々な価値観に触れられたことも良かった
ついつい陥りがちな、
「身内の語法」ですべてを語ってしまう風潮は、
かなりヤバイ
またもや故ゴッドからの引用だけど、
「金で買えないモノ以外はすべて捨てろ」(こちらはたぶん正解)
というのには、
モノの価値観を考えさせられた
別にモノを捨てる必要はないのだけれども、
モノの本当の価値というのはそういうことなのだろう
特急料金というのは時間を買うためのものだけども、
研究物品の購入においてもそういう考え方はあてはまる
安く研究をすること自体は何の意味も無い
それがために時間を多く消費するのであれば、
むしろそれは、悪だ
もちろんパトロンから得た金を湯水のように使うことは控えるべきではあるが、
それでも迅速にデータを得て論文を書くための金をケチることは、
研究と金との関係を、
パトロンとの関係のためにネジれさせてしまっていることになるんじゃないだろうか
故ナカヤマ氏の「塩検瓶を早く温めるために風呂の湯を云々」という伝説の話も、
ただの笑い話ではないと思っている
なんというか、
ボクも末席に加わっている、
「分析化学によって地球化学を切り開く」研究者にとって、
決して忘れてはいけない部分だと思う
細かい話はイッシキさんのエッセイの「現場主義」の件を読んでいただくとして、
特に大気と熱水を行ったり来たりしていると見失いがちな、
手法と観測のサジ加減には常に気を払っていたい
(参考-- http://www.kochi-wu.ac.jp/~isshiki/isshiki/essay/20021005.html)
比較的同期に恵まれなかった北大時代に比べ(オッサンしかいなかったもんね)、
海洋研ではアトラクティブな同世代の奴らが多くて、
非常に楽しくすごすことができた
論文を書くことの重要性を常々口にするコウちゃんと、
鬼のように観測をこなすタダを見ていると、
自分のやるべきことがクリアになった
研究室に入った時にタゾエモンがいなかったらと思うとゾッとする
姉さんとのくだらない会話は精神的に病みかけている自分にとっては癒しだった
オシャフネさんやトーナイさんとは社会考察にシンパシーを感じることができて、
考えを整理したり構築したりと頭をスッキリさせることができた
ヨメとの出会いも同世代(同期入所、かな)の集まりでした
書くのに一時間以上かかっていると、
だんだんテンションが変わってくるので、
まとまりが一段となくなってくるねぇ
これで昔話を終わりにするのは、
なんだか全然書ききれてない気がするんだけど、
もう終わります
おしまーい
勉強不足で過去の研究をフォローできていないことは、
敬意を欠いていると受け取られても仕方が無い
ちゃんと勉強せねば
ということで、
バターフィールド・バンダム・ライリーの教科書を勉強開始
今さらかよ、ですけどね
年度末なので、
方々にお別れと連絡先変更のごあいさつをメール
感謝の気持ちをお届け
他人の業績リストを見ると、
単なるリストの裏に、
色々と感じることがあるので面白い
査読の依頼がきた
雑誌はJGRの大気で、
内容はPANとかPNNの話
たぶん、
AGUの会員登録で大気化学を選んでいるせいなんだろうけども、
いくらなんでも専門外すぎる
せめて時間の短縮に、と思い、
すぐさまリンクの張られたweb経由で丁重にお断り
申し訳ない
せめてもう少しわかる分野なら・・・
Tweet
敬意を欠いていると受け取られても仕方が無い
ちゃんと勉強せねば
ということで、
バターフィールド・バンダム・ライリーの教科書を勉強開始
今さらかよ、ですけどね
年度末なので、
方々にお別れと連絡先変更のごあいさつをメール
感謝の気持ちをお届け
他人の業績リストを見ると、
単なるリストの裏に、
色々と感じることがあるので面白い
査読の依頼がきた
雑誌はJGRの大気で、
内容はPANとかPNNの話
たぶん、
AGUの会員登録で大気化学を選んでいるせいなんだろうけども、
いくらなんでも専門外すぎる
せめて時間の短縮に、と思い、
すぐさまリンクの張られたweb経由で丁重にお断り
申し訳ない
せめてもう少しわかる分野なら・・・