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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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 先日の科学技術コミュニケーションに関するエントリーに反響


以前書いてあったSTCについての意見ほぼ同感です。

やるなら外向きにもっと大々的にやるべきなのに、ほとんど内輪で自慰行為の見せ合いみたいになって満足してるようにしか僕には見えません。
トップダウン(のやり方を理解していない馬鹿な為政者)に対抗するのは、トップダウンです。
日本はなんだかんだ言って、「お上」意識が強く、右へならえする風土。
というなわけで、最大のサイエンスコミュニケーションは、政治家・官僚そしてマスコミの上層部に、知的生産の価値を理解する人材を大量に送り込む、そして知的生産行為の「尊さ」(有用性とかいう次元ではなく)を広く国民に浸透させることだと思うのです。

あと、仕分けを受けて学界のありように関してもいろんな声が出ていますが、それらの方向性が、市民団体チックな雰囲気に統一されると良くないと思います。
もちろん、政治に対しては、学界からのボトムアップな意思決定フローを構築すべきだと主張すべき。
しかし内部では、スター性があり、かつ大局を理解する人がトップダウンで決断できるようにしないと、ぐちゃぐちゃになります。
ブログとかツイッターとかでみんな個別事例に対して好き勝手な発言を垂れ流してるのを見て(僕もその一人ですが)、これらが連携するとなんとなく気持ち悪い左翼団体みたいになりそうな気がちょっとしたので。
たぶんそういう思いでkawagucci氏も吠えてるんだと思いますが。
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ようやく採択されました
若手B

スタートアップ惨敗から考えると喜ばしいのですが、
一方で同期のI君が若手A採択ということを考えると、
この程度のことで喜んでいられないとも思うのです

申請書を読み返してみても、
しょせん若手Bにしかならない研究
PD着任以来ボスに言われている「大きな研究を作る」という方向性がない
論文1本分の研究計画については身につけられた自覚はあるが、
論文10本分の研究計画を立てる実力はない

このままではいかんのです
そしてそれは、
大いに勉強不足のせい
シャキっとしていかねばならない
 鹿児島発で石垣下船
10泊11日(?)でした

急遽できたレグ1で伊平屋に行くもアレがアレして途中で終了
その後もアレのアレが続いてイマイチ
小浜ではナカダ君が良い石をゲットしたみたい
多良間では昨年見つけてウヒーだったものの大規模版が見つかったモノの、
メインターゲットのアレは見つからず、ガッカリ

ということで、
ガスサンプルは1地点2種のみなのです
うーむ、効率悪し

航海全体としての研究の方針や、
各潜航での試料採取の研究としての方向性みたいなものを、
しっかりと見定めて計画的に行わねばなぁと実感
これは秋の自分航海への課題

ナカダ君との打ち合わせ不足も課題
色々と勉強してもらうという点では良かったのだが、
彼のキャラクターを把握した上で計画を立てておけば良かった
これは今後、学生と接する際の反省、そして課題



降りてから琉大でチョキさんと総説打ち合わせ
ようやく方向性が固まりつつある
あとは勉強と執筆なのだ

夜はイクちゃんと再会してエロトーク、ではなくマジメトーク
人生ってのは何があるかわからないからね
でも元気な様子で何より
南国生活が合っているのか、研究室があっているのかはわかんないけど、
その調子で健康的にいてほしいものです

チョキ家に泊まって「やんばる食堂」でモーニング
昼前の飛行機で戻り六浦で病院に行ってから帰宅
19時には寝て10時間睡眠

鹿児島ー石垣のクルーズです
2005年地獄奴隷航海のケツ拭き
拭かなくてもいい気もするが乗りかかった船という側面も
穴掘りの事前アセスも入っているので、
前半はのんびりできそうです



ついに新党!?
保守分裂で自民党はさらに窮地に!?
民主には追い風だろうね、これは

 科学技術コミュニケーション(以下STCとします)の重要性がアチコチで訴えられている
(ちなみにSTCやアウトリーチについてボクは否定的です)

5号館のつぶやきさん(わたしはこの5号館で学部時代を過ごしたのですよ)が、
三菱総研の小野槙子さん(北大出身!?)の記事を紹介している


要点を以下に抜粋しますと、

1:科学技術コミュニケーターという職業で生活ができているのはほんの一握りの人たちである。
2:科学技術コミュニケーターの存在意義が、研究者自身を含めた広く世の中に理解されていない。
3:よほど強い問題意識と意思がないと、科学技術コミュニケーターとしての活動を継続することは難しい。
4:科学技術は気づかないうちに人々の生活に入り込んできている。科学技術を知らないと、生命を脅かされるような状況ともなり得るのである。そこに、科学技術コミュニケーターはどうしても必要な人材である。
5:コミュニケーターを利用する社会のモチベーションを高め、利用するための予算や窓口などを整備することも求められている。

と、いうことのようです


しかしこの文章を読んでも、
やはりSTCの必要性はわからないのです

4こそがSTCが必要な理由なのでしょう
「科学技術を知らないと生命が脅かされる」というのは穏やかでない
確かに地震や台風の天災に対してある程度の知識があれば、
それなりの確度で予防することはできるだろう
しかしこれはかなり広義のSTC、つまりは科学技術としては基礎の基礎の知識で、
もはや科学技術を離れて生活上で知り得る民間的な知識なのではないだろうか
あるいは医師の施術の意味を理解したり、
処方された薬の薬効や副作用について知ったり、
そのためにSTCが必要ということなのかもしれないが、
それはあまりに専門的すぎるし、
そういうことは専門家に任せるべきだからこそ医師という職業があるのではないだろうか

と、必要性について不明なままなのに、
5では「コミュニケータを利用する社会のモチベーションを高め」と言っています
これは「何だかわからないけど何か知りたい」という一般のニーズを掘り起こすという意味なんでしょうが、
一般人にとってはモチベーションなんてないじゃないか
高めるっていうけど、社会が何を求めているかわからないじゃない
じゃあコミュニケータが一方的に与えれば良いのかというと、
そんなものは、ありがた迷惑でしょう

3ではこの問題点に触れています
「よほど強い意識がないと、コミュニケータとしての活動は継続しがたい」
これはそのまま、
「(一般社会では)大した問題意識がないので、STCの需要が発生しない」
と読み換えることができると思います

2では「STC(コミュニケータ)の存在意義を研究者が理解していない」としているが、
ここまで述べてきたように、
そもそも明確かつ具体的な存在意義が提案されたことなど一度もないのだから、
理解などできるはずがない
(本駄文のように考察することはできるが)

1では「ほんの一握りがSTCで飯を食っている」と主張しているが、
だったらそのほんの一握り分がちょうど社会の需要と等量ということなのではないだろうか
需要と供給のマッチですね
供給にあたるのは研究業界の経済的・人材的な「余力」の都合でしょう
人材は余剰PDや大学院生であふれかえっている一方で、
経済的には予算をひねり出す余裕がない、という状況でしょうか

ここら辺りに回答がありそうです
つまり、
・人材過多なので供給したい圧力が強い
・それには経済的バックアップが必要
・需要が「あるならば」経済的な支援が得られる
・需要が「あるように」科学技術周辺の人間が扇動
・しかし需要の提示がほとんどなされない
・パトロンあらわれず
というのが、
現状なのかな


ということで、
「STCはやはり重要で今後とも国策として推し進めて行きたい」
という方針なのであれば、
今の時点でやるべき事は、「需要の拡大」なのでしょう

それに対して今のSTCは「現存需要に対する供給」という感じがする
また実際の活動も草の根的なボトムアップなものばかり
これではかなり長期的視点に立たないと需要拡大は達成できない



現状で行うべきSTCのあり方としては、
出張授業やサイエンスカフェのような「需要充足型」のSTCではなく、
テレビあるいはヤフーなど一般ポータルサイト等のマスメディアによる「需要発掘型」のSTCでしょう

実際、「トリビアの泉」などは後者の成功例で、
「雑学クイズ」バブルは今もなお続いています
またその昔、「人気のセ・実力のパ」といわれ、
テレビ放送もなく不人気にあえいでいたパリーグの代表格・野村克也氏は、
スポーツ新聞の一面を買い取ることでパリーグに注目を集めようとしたそうです

これらの故事(?)にならうと、
まずはマスメディアによる発信だと思うのです

テレビで1時間の特集番組を組むのにいくらかかるのか知りませんが、
新学術領域や特別推進などの大型予算であれば、
まったく問題無くできると思うのです

あら、コミュニケーションじゃなくて一方的なアウトリーチになっちゃった
でも、そういうことなんじゃないかな


最後にだけど、
STCが重要だって言いだしたのは誰だろう?
文科省の大失策で大量に余剰PDが生まれちゃったから、
それを挽回するために文科省が雇用対策としてSTコミュニケータ枠を作ろうとしてるのかな?
それ以外考えられないよなぁ
 金沢文庫駅そばのフレンチ(イタリアンも込み?)

おいしい
サーモンのカルパッチョと鴨肉のローストが特に良かった
各種のソースがおいしいです
一方、塩ニンニク系の味付けにはややぼやっと感がある
また行こう

28歳の誕生日祝いでおごってもらいました
ヨメに


 晴海にて、おろしました
疲れた
途中みぞれに強襲され心が折れかけたけど、
コダ・タケ両者がノリノリだったので引っ張ってもらえました

終了後はオバタゾエとキン(タマ)ダイと連れだって銀座鳴尾でホルモン
焼肉食べ放題のノリで食べまくり、
あげく隊長に多大なる支援を賜わるという暴挙
ごちそうさまでした

 北の後輩K君(と本来先輩のH氏)が無事学位を取得したので、
恒例のお祝いで札幌にて鏡割りに参加
今回は研究室結成10周年ということらしくOBOGも多数参加
良いことですね

お先生が気の利いたご挨拶で、
「この研究室にいたというつながりを今後も維持していこう」
というようなことを仰っていた
その通りです
人と人の関係というのは絶対に無かったことにはできないんだけど、
一方で無かったことにしてしまえば(偶然を除けば)永久的に無かったことにできる
だからこそ、
できるだけそういう態度はとらないで、
手を伸ばせば届くぐらいの距離に存在させておくぐらいの、
適切な距離でのゆるい繋がりを維持したいモノです
今回チバチャン@脱走兵が皆さんに温かく迎え入れられたことで、
とにかくこの10年のアレはすべてリセットということでいいのかな、と思いました
そういうきっかけとなる会になったことは、むしろ喜ばしいではないか、と


前日入りしてシゲチと街をうろうろ
夜はコンノ家で色々
翌日はオークボ閣下に寿司をいただき鏡割り
キドとぶらつきながら4時までカネサで飲んで、
チュンのところに混ざり休憩
朝の6号館に入れず右往左往して、
サクマ君に入れてもらい、寝ているチョキを確認し、
ふたたびオークボ閣下にスープカレーをいただき、
チュンとドライブデーとして空港
突然の吹雪で40分遅れ
いわゆるスッチーシートだったが、
向かい合ったスッチーが若かりし頃のソニンに似た感じで可愛らしい
ふむふむ、とか思っていたら、
隣の席の大学生らしき集団がソニンに写真をお願いし快く受け入れてもらっていた
すばらしい行動力だ
良い気分になって帰宅
お風呂にお湯が入っていてうれしい



ということで、
学位取得おめでとうございます

島津のGC2014をはじめて使ったが、
ガスを通さずにオーブンだけで使おうとすると、
「ガスが流れてないよ」ってエラーが出てオーブン温度が上がらない
利口なのは良いことなんだけど、
利口過ぎるのも困ったものです
ぶっちゃけGC14で十分だなぁ
ということで、
DELTA君の立ち上げは未遂

明日からサッポロ三日間
戻って海洋学会で姉さんと戯れ、
白鳳の積み下ろしと大気海洋研予定地での荷降し
4/1から鹿児島に飛んで鉄サビ航海

航海後に高知が入るものの、
合同大会とインド洋プロポぐらいしかない5-6月が勝負か
その後は長崎、マリアナ、鹿児島、沖縄、長崎と毎月航海
沖縄は初の首席だし、
日程が変更になったら学会にも出られてしまう
ぶひー
プロフィール
HN:
kawagucci
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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