忍者ブログ
自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]
==========================
東京大学大気海洋研究所・災害対策本部から公式なリリースがありました
コチラをご覧ください

==========================
はじめに
twitterなど経由でお役に立てているようで何よりです
ここに掲載したのは避難者本人および避難所から移動した人からの連絡で、
かなり確度の高い情報なので、ほぼ間違いないです
ただし私自身も又聞きである部分もあり、
「絶対に誤報でない」と言い切れるわけではありません
それだけはご承知置きください

これは非公式情報(連絡板)です


==========================
3/14 05:30更新 (3/13 21時の情報)

安否が確認された方
大竹先生
福田先生
黒澤さん
盛田さん(ご家族も無事)
平野さん
大森さん
川辺さん
山根くん(ご家族も無事)
畑さん(ご家族も無事)
鬼塚くん
林さん
ズンさん
フェルさん
大槻さん
伊藤さん
岩間さん
青木かがりさん
(他の佐藤研のメンバーはオーストラリアで学会のため無事)

以上の方は、現在安全な場所に避難されていることが確認されました。

未だ安否の確認が取れていない方
東屋さん(大竹先生が親族と会うことができ、無事との情報もあります)
清水さん
五日市さん(大竹先生が親族と会うことができ、無事との情報もあります)
茅野さん(避難所で茅野さんらしき人をみたという方の情報もありますが、詳細
は不明)

本日、山根くんと盛田さんは宮古へ移動でき、家族と再会できたそうです。
また、畑さんも盛岡へ移動でき、家族と再開できました。
山根くん、畑さん、盛田さんとは、僕も実際電話で話すことができ、元気な声を
聞くことができました。
他の人は、未だ大槌の避難所にいるらしく、大槌は携帯がつながらない状態で肉
声はきけていませんが、山根くんは皆さん元気だといっていました。

まだ安否が分からない人がいますが、少しほッとする情報がお届けできてうれし
いです。

また、センター建物の状態をお知らせします。
映像でご覧になった方もいると思いますが、センター建物自体は崩壊せず無事で
すが、3階まで浸水したらしいです。
宿舎も崩壊はしていませんが、船舶の倉庫は流されてしまったようです。

また大槌町全体の状況は、大槌小学校(45号バイパスよりさらに山側)まで水が
押し寄せたらしく、ほぼ壊滅状態です。
今日の朝日新聞の写真で、丈夫な鉄筋の建物以外は更地となってしまった大槌町
内の写真がありました。
また未だ山火事は鎮火していないようです。
ただ、やっと自衛隊や報道機関が大槌町に入れたらしく、今後より詳細な状況が
わかると思います。



==========================
「海洋生物系の安否情報」さま
http://nhkuma269.blog77.fc2.com/blog-entry-28.html


==========================
3/13 19:00 ツイッターアカウント@vivakeisuke (keisuke asano)より
道田研OBの者です 
17:30ごろの柏への問い合わせでは 未確認だったうち学生の 
林,
鬼塚 
事務補佐員の伊藤
は無事が確認できたそうです


==========================
 3/13 12:30の情報

地震後に大槌から盛岡に移動できた人から連絡がありました。
情報は佐藤研・青木かがりさんからです。

以下、情報です。(敬称略)

大竹二雄さん
畑正好さん
山根広大さん
黒澤さん
盛田さん
平野さん
大森さん
カワベさん
岩間ミナコさん
福田先生
オオツキ(事務・女性)さん
伊藤さん

の12名は現在三陸荘で救助待ちとのことです。

状況としては、
・寝る場所はある。
・食料は少ない。

この12名は地震時にセンターにいた人とのことです。


==============================
3/13午前時点の情報

国分君から研究室のD3萩原君に連絡があり,安否情報がわか
りました.

一緒に避難して安全な人(三陸園という老人ホームに避難)

  大竹センター長,福田助教
  事務 かわべ,おおもり,おおつき,いわま みなこ
  船舶 黒澤,平野,盛田
  はた まさよし,やまね 広大,國分,青木かがり
  あおきかがり クァン ズーム
  北里大学 吉永講師と学生2名

  食料は少ないが,落ち着いている

そのときにセンターにおらず安否不明の人
  あずまや,いとう,しみず,いつかいち,ちの,おにつかこうすけ
  林 かりん

現在,盛岡に青木かがり,國分,クァン ズームが食料の買出しの車に
便乗して向かっている.


==============================
(山根広大からの連絡)
家族の確認をしに宮古にむかうので、またしばらく連絡はとれないとのこと。
たぶん盛田さんと一緒だとおもわれます。

(宮古についた山根広大からの連絡)
宮古は一部地域で携帯が通じるようです。
山根さんは、盛田さんの家でごはんを食べてます。
家族とも連絡はつかないが安否は確認できたとのこと。
みんなに大丈夫と伝えて欲しいとのこと。
センターはもう駄目だと。

(宮古の山根広大からの私へのメール。14:40)
真面目にギリギリでした。ヒッチハイク役に立ちました

(山根広大の知人からの二次情報(確実) 13日17:00)
(宮古の)山根さん家も無事で、家族みんないたって!奇跡

(どうでもいい山根広大の情報)
地震当日の3/11は誕生日
地震の直前にカノジョからプレゼントが手元に届いた

==============================
3/12 20:00の情報
佐藤先生一家、
かっちゃん、
一平、
楢崎さん、
中村、
小暮、
詫間
はオーストラリアで学会で無事

==============================
http://www.youtube.com/watch?v=LwwhG-Y5LNs
(38秒すぎに沿岸センターの建物がうつる)
 
PR
JAMSTEC本部は震災後も停電にならず。18時時点で、追浜駅前は停電していなかったが、一つ横浜よりの交差点からすべて停電。横須賀と横浜の境界??

横横家の隣のラーメン屋がなぜか電気もついて営業していた。周辺は停電で真っ暗なのに。まったくの謎。

18:30金沢文庫でシュクロウ・マナベ博士のご婦人と対面。つくばにいるというダンナさんの安否を気遣っておられた。

19:00。一旦家に帰り、娘とヨメの無事を確認。手回し式のラジオ付ライトが活躍。水筒に水を入れ、電池とトイレットぺーーパーを持って自転車で再度、金沢文庫に出陣。

金沢文庫駅西側の近隣学校、「避難所指定でない」ため、体育館を解放sることはできないとのこと。体育館の耐久性の問題もあるようで、それは仕方がなかろうが、こういう時のために頑丈にしておけばいいのに。 

金沢文庫駅西口。タクシー待ちの長蛇の列。「地震後から4時間並んでいる」「せっかくここまで進んできたので待つ」と言い皆動かない。「今日中に家に帰れる」という幻想を捨て、とりあえず暖を取らないと命に関わるだろうに。

某政党の広報車。「法律的に一般人を乗せて走れない」とのことであったが、ヘッドライトでタクシー待ちの列を照らしていた。 

タクシー待ちの中に、内視鏡手術をして退院したところ、というおばあさん。「もうダメ」とのことで、某政党の車に病院搬送を頼んだが「法律的に無理」とのこと。しかし中の人が周辺の車をヒッチハイクしてくれて、無事病院に搬送できた。やはりシステムは悪くても人は悪くない。 

金沢文庫東口。金沢区役所から人がきて、区民(地域?)センターを避難所として、タクシー待ちの人の中の希望者が移動。頑固に残る人々と、あきらめて歩く人にわかれる。

東口であった案内は西口ではなかった様子。それはどうなのよ、金沢区。 v

金沢八景の人々は横浜市大の迅速な判断でみな収容された様子。

と、いう辺りで電気回復。搬送された婆さんを病院に見舞った後、帰宅。(22:30)

停電しても銀行ATMコーナーは明かりがついていた。そこに入って暖を取っている人がいた。病院も自家発電があるので玄関待合室で暖を取ることができた。

駅でその旨を叫び続けたが、みなタクシー待ちの列から離れなかった。 RT : 明日は土曜だから、とりあえず帰るの諦めて暖をとって体力温存した方がいいですよ

しかもタクシーには一人ずつ乗ったりしてた。行き先別に並んだり、前後で励まし合ったり、情報を共有する様子は皆無だった。悲しいかったよ。

呼びかけに真っ先に応じた女性二人組(元々は他人)は、歩いて5分の病院で毛布をもらって待ち受けスペースでラジオを聞き停電復旧を待っていられた。

「窓のカギをかけずに家を出たから心配、早く家に帰りたい」とタクシーに五時間並んで震える杖をついた妙齢の婦人がいた。 「命の危機」だった婆さんも、車いすに移る時に自分のカバンを看護士に預けることを嫌がった。

うちの会社も、停電情報が流れているのに、あわてて車で帰る人が多数。また、今日中に公共交通機関が回復して帰れる前提の人も多数。ネットとテレビで情報を得ていたのにそれか、と。残念。明日は土曜だし、会社のライフラインは無事なのだから、宿泊する方が絶対に安全なのに。

誰もタクシー待ち順番をゆずるような気配はなかった。「健康に不安のある方は避難所まで付き合います」と言ったら、大学生ぐらいの男女4人組が「うちら寒すぎて限界だしー」とか言ってきた

JAMSTEC横須賀は、非常食備蓄を開封し、宿泊者用毛布も配布し、暖かい館内で、みなさん明るく過ごしてます。津波も海面が上昇するのを確認したぐらいで、「よこすか」も緊急出港しましたが、大丈夫です


受験生は「偽計業務妨害罪」にて逮捕されました
今回の「事件」は、
大学の、日本社会の、負の側面を洗い出しているように思うわけで、
ここで立ち止まってちゃんと本質を考察することこそが、
われわれの心の内の病巣を明らかにすることにつながるのではないか、
そう思うわけです

茂木博士が出したコメントに同意するものであるし、
小田嶋氏の論説は重要な視点を指摘している



さてまずは「偽計業務妨害罪」が成立するのか、という部分
これは専門家の見解がある
要するに、
「試験時間中に」「不特定多数に」問題を流出させたことが問題のよう
ちなみに「替え玉受験」は「有印私文書偽造」などで立件しているとのこと

たとえばカンニングの方法として、
メールで外部の人間とやりとりして回答を得ていた場合は、
イヤホンマイクで通話していた場合は、
はたして何罪なのか
これらの場合は「不特定多数」には流出していない

また「試験時間中」に流出したことが問題と言うが、
これの問題はどこか
実際に会場にいる他の受験生が、
ネットに情報が流出したことを知りえ、またその情報にアクセスしうるのか、
という部分で疑問が残る
考慮すべき対象が「不特定多数」なのか「他の受験生」なのか、
その部分も重要かも知れない
他の受験生が知りえない以上、
ネットにオンタイムでアクセスできる「不特定多数」に流出していても、
試験会場にいる受験生にはアクセスできないわけで、
本件に関わる「特定の集団」には流出していないわけで、
それは実質的には流出していないということではないのか
「試験時間中」と「不特定多数」の整合というか、
そういう部分が腑に落ちない

まぁそれはそれで、
きっと、それらしい罪名を適用することはできるだろう
逆に言うと、
大体どんな行為だって、
立件しようと思えばできるのだ
村上春樹の「卵と壁」ではないが、
システムとはそれほどに「強い」ものなのだ
それをどうやって利用するかの問題なのだ
「存在することは罪にはならない」(トムさん@ワンピース)のだから


「入試の根幹を揺るがした」というが、
根幹とは何かね?
携帯一つで揺るがされるようなものが、
「入試の根幹」なのですかね?

入試の根幹とは、つまるところ、
「大学が学生を受入れること」なのではないか
では、
「どういう学生を受入れたいか」だが、
「あなたの大学にお世話になりたい」という「受験生の求愛」は、
もちろん不可欠だろう
「お前の大学なんか行きたくない」という若者を受入れる理由はない

ではすべての「受験生の求愛」を受入れればいいではないか
なぜ「選抜試験」をするのか
その哲学として、
「一定の学力がある人間以外は受入れない」という「品質保証が目的」なのか、
あるいは、
「大学のスペースの問題ですべてを受入れられない」ので「人数を間引くことが目的」なのか
ここは重要で、
これこそが「入試の根幹」ではなかろうか

大学が教育の場であるなら、
受験生の「品質保証」を検討するのは、
理念的には整合がとれない
どんな学生も入ってから教育すれば良いのだから
もし学力が足らずに大学教育についていけないのであれば、
それは学生の問題であって大学の問題ではない

仮にすべての受験生が100点満点の試験で1点ないしは0点であった場合、
1点のものを学生として受入れるのか
そのような低学力の学生はいらないとして全員不合格にするのか
そもそも1点と0点に、統計的な意味でなく実質的な意味で、
学力の有意差はあるのか

そう考えるとやはり、
「希望者全員を受入れたいのはやまやまだけど人数の問題があるので選抜」
という方が、
教育の場としての大学の態度としてはしっくりくる
そのための選抜試験なのだとしたら、
はっきり言ってジャンケンでもクジビキでも良いのだ
実際に「お受験」ではクジビキも実施されていると聞く
入試をそういうものだととらえると、
「所詮、その程度のこと」なのだ
そうだとしたら、
「大学にとって入試は重大な事項の一つ」という旗幟に疑念も出てくる

「入試は若者の人生を大きく左右する」とか言うが、
所詮は選抜することが目的なのだから、
受験生が監督者に気づかれないところでカンニングしていても、
「あらら、やられましたな」という程度のものではないか

他の受験生から「公平な試験のために厳重な監督を」と言われても、
そんなのは「あなたが満点を取れば無条件で合格ですよ」とすれば良いわけで、
あまり考慮すべきものでは無いと思う


しかし大学を研究の場ととらえると、
「研究をするに足る実力を有するか」という点は重要で、
それこそ多額の税金を利用して研究をすることも含め、
しっかりと実力を精査する必要があろう
またこの場合、
合格者ゼロもありえるし、
不勉強な学生に「君はもうダメだね、やめたまえ」ということも、
あるいはアリかもしれない

もちろん「教育の場であり、研究の場である」と言うのだろうけども、
現状の大学(大学院を除く)を見るに、
主として教育の場であるように思う

大学が教育の場であれば、
そこに属する教員は教育者であり、
いかな行為を働いたものであっても、
あるいはその大学に所属していないものであっても、
教育を施していくべき立場であろう


報道については、
もはや語ることさえ、という感じ
こぞって報道し、
テレビニュースではトップ扱い、新聞では1面トップ記事
しかも捜査当局からの垂れ流し情報の横流しか、
「街の声」と言う名の「一方的悪意」の表明
「報じること自体が悪かもしれない」という逡巡はかけらもなく、
被疑者の映像を撮らんと押し寄せ照明を浴びせる
どこか一社でも「報じない自由」を考えなかったのか

たとえば読売新聞は社説で
入試不正解明し対策に生かせ」と題して、
「他の受験生の努力を踏みにじる行為」
「公正であるべき大学入試制度を根幹から揺るがしかねない」
などとしている
この論説の背景には、
受験を他の受験生との競争ととらえる意識が見えるし、
ここでも「入試制度を根幹から」の文言もある

国内最大販売数を誇る新聞社の社説を書く人間というのは、
国内最上級の知識層であるべきだろう
それがこの程度の文章しか書けない
その事実の方が、
カンニング自体よりも重大な「事件」だと思う


「総中流」というが、
大学人やメディア人というのは、
本来、エリートでないのか
普通の国民には理解できないことを理解できる人間であり、
それを解きほぐして中流層に伝えることができる人間である
そういうものだろう
「弱者の味方」「弱者の目線」「弱者の立場」を考え伝えることは重要だが、
だからといって、
知識層自身は弱者ではない


エリート意識を持つことは悪ではない
血脈によってエリートが保証されない現代だからこそ、
知識層は強いエリート意識を持つべきではなかろうか


よりによって「寒さが戻ってきた」日に
手足の指先が凍結した
やべー

しかし、
朝一から頭がよく働くし、
体もポカポカ(した気がする) 
何より気分爽快

天気の良い日は極力自転車にしよう
そうしよう
IDカードを割ってしまったので、
再発行を依頼

ついでに登録名をパスポートネームからペンネームへ変更依頼したのだが、
「職員証は身分証なので」ということで、
やはりパスポートネームしかダメだった

今後海外で過ごす可能性を考えると、
パスポート自体を書き換えたいな

そんなことできるんなかな
できると大きいよね
なんとかならんかね
ってか、
どこが対応してくれるの?
外務省?

 
試験時間中に「ヤフー知恵袋」に問題が掲載された事件
大学は被害届を出し「偽計業務妨害」で捜査が実施される


いろんな意見が飛び交っているけども、
今回の事件で問われているのは、
大学(高等教育機関)の存在意義だと思う

大学とは何か
どのような人間がそこに所属し、
どのようなコトを成す場なのか

大学側はそういう視点にたって、
毅然とした対応を取るべきではなかったか


大学が教育の場であるならば、
理念的には被教育者を選抜する必要は無い
何らかの理由で学生を選抜する理由があり、
その選抜法として点数制の試験を採用している以上は、
点数で判断すべきであって、
その手段は問われるべきではない


大学と受験生の関係は、
決して対立関係ではない
今から同じ仕事を成し遂げようという、
いわば共犯関係なわけだ
片方がもう片方に疑いの目を向けては、
共犯関係は成り立たない
そこにうまれるのは対立関係だ
大学を敵視する学生の入学を大学は望まないのだから、
大学は受験生を絶対的に信頼するしかない


受験生のカンニングが悪である理由が、
ボクにはわからない
カンニングは反則ではあるが悪ではない

ローカルルールで行われているゲームであるならば、
反則はそのローカルゲームの範囲内で執行されるべきだろう
大学入試というゲームなのだから、
「以後、ゲーム(入試)に参加させない」という処分なら合点がいく
しかし国の法律を持ち出すことじゃない
これを許すなら、
「後出しじゃんけん」だって犯罪になってしまう


今回の被害届提出は非常に重い意味を持つ
大学が学内ローカルの事象について国家的な捜査を依頼したわけであって、
これ以後、「これは学内の問題」という言葉にロジカルな意味はなくなり、
国家組織の法的な介入を甘んじて受入れなければならないだろう

そもそも、そういう法体制のあり方を研究するのが大学なのだから、
こういう事態に至って大学が警察(現行法)に頼った処分を志向するのは、
最高学府たる大学として恥ずべきことではないか
(理念というか、気概というか、そういう意味で、)
大学は国の法からも独立であるのではないか
大学は「法治国家」という「今流行の幻想」に屈するものなのか


もっと下世話な話をすると、
今回の件が京大で良かったとも言える
これが東大だったら、
本当に「日本の大学は死んだ」だろう

一方で、
「日本の知のオルタナティブ」である(とボクが思っている)京大なのだから、
「すぐにバレるようなカンニングをする程度の低い学生はいらない」
ぐらいのコメントを出しても良かったとも思う
(こういうことは東大はできないよね)

もちろん、
この受験生は点数を稼ぐことが目的ではなく、
単なる愉快犯だと思われる
返信が誤答である可能性と書き写す際のミスを考えれば割りに合わないし、
問題を送るより、返信を読む方が技術的に難しい
またこの受験生は、
おそらく自力で十分に合格できる能力を持っているのだと思う
本当に合格したかったら、
ヤフー知恵袋じゃなく信頼のおける友人知人にメールするだろうし、
2chやtwitterなどにも拡散して多方面から情報を入手しようとしただろう

京大としてはそこまで見据えて、
「愉快犯なら、うちの入試事務局宛にメールを送るぐらいしないと」とか、
それぐらいのコメントを出すのもよろしいのではないかと

ちらほらと聞こえてくる「他の受験生の努力を踏みにじる行為」なんてのは、
中身の無い戯言でしかない
こんなことを言っているアホウは放っておけばいい
なんで他の受験生が関係あるんだ
入試は結果的には他の受験生との相対評価になっているが、
本質的には絶対評価なのだから


とにかく、
大学が就活のための資格校のように見られている今、
こういう問題が起こったからこそ、
「大学」というもののあり方が問われているのです

漱石なら何と言っただろうか


試験時間中に「ヤフー知恵袋」に問題が掲載された事件
大学は被害届を出し「偽計業務妨害」で捜査が実施される


いろんな意見が飛び交っているけども、
今回の事件で問われているのは、
大学(高等教育機関)の存在意義だと思う

大学とは何か
どのような人間がそこに所属し、
どのようなコトを成す場なのか

大学側はそういう視点にたって、
毅然とした対応を取るべきではなかったか


大学が教育の場であるならば、
理念的には被教育者を選抜する必要は無い
何らかの理由で学生を選抜する理由があり、
その選抜法として点数制の試験を採用している以上は、
点数で判断すべきであって、
その手段は問われるべきではない


受験生のカンニングが悪である理由が、
ボクにはわからない
カンニングは反則ではあるが悪ではない

ローカルルールで行われているゲームであるならば、
反則はそのローカルゲームの範囲内で執行されるべきだろう
大学入試というゲームなのだから、
「以後、ゲーム(入試)に参加させない」という処分なら合点がいく
しかし国の法律を持ち出すことじゃない
これを許すなら、
「後出しじゃんけん」だって犯罪になってしまう


今回の被害届提出は非常に重い意味を持つ
大学が学内ローカルの事象について国家的な捜査を依頼したわけであって、
これ以後、「これは学内の問題」という言葉にロジカルな意味はなくなり、
国家組織の法的な介入を甘んじて受入れなければならないだろう

そもそも、そういう法体制のあり方を研究するのが大学なのだから、
こういう事態に至って大学が警察(現行法)に頼った処分を志向するのは、
最高学府たる大学として恥ずべきことではないか
(理念というか、気概というか、そういう意味で、)
大学は国の法からも独立であるのではないか
大学は「法治国家」という「今流行の幻想」に屈するものなのか


もっと下世話な話をすると、
今回の件が京大で良かったとも言える
これが東大だったら、
本当に「日本の大学は死んだ」だろう

一方で、
「日本の知のオルタナティブ」である(とボクが思っている)京大なのだから、
「すぐにバレるようなカンニングをする程度の低い学生はいらない」
ぐらいのコメントを出しても良かったとも思う
(こういうことは東大はできないよね)

もちろん、
この受験生は点数を稼ぐことが目的ではなく、
単なる愉快犯だと思われる
返信が誤答である可能性と書き写す際のミスを考えれば割りに合わないし、
問題を送るより、返信を読む方が技術的に難しい
またこの受験生は、
おそらく自力で十分に合格できる能力を持っているのだと思う
本当に合格したかったら、
ヤフー知恵袋じゃなく信頼のおける友人知人にメールするだろうし、
2chやtwitterなどにも拡散して多方面から情報を入手しようとしただろう

京大としてはそこまで見据えて、
「愉快犯なら、うちの入試事務局宛にメールを送るぐらいしないと」とか、
それぐらいのコメントを出すのもよろしいのではないかと

ちらほらと聞こえてくる「他の受験生の努力を踏みにじる行為」なんてのは、
中身の無い戯言でしかない
こんなことを言っているアホウは放っておけばいい
なんで他の受験生が関係あるんだ
入試は結果的には他の受験生との相対評価になっているが、
本質的には絶対評価なのだから


とにかく、
大学が就活のための資格校のように見られている今、
こういう問題が起こったからこそ、
「大学」というもののあり方が問われているのです

漱石なら何と言っただろうか


日本国憲法第26条
「その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う」
日本国憲法第27条
「勤労の権利を有し、義務を負う」
日本国憲法第30条
「納税の義務を負う」

いわゆる「国民の三大義務」だが、
非常に重たい文言だと思う
個人的には第9条よりも重要だと思う

これらはそのままの意味で解釈すべきでなく、
「人間は社会的な生き物であり、
日本国は成熟した社会を目指す」
という観点で見るべきであろう

つまり、
すべての義務が「利他的」であることこそが重要なのだ

26条は、未熟な子供を責任ある社会成員に育てる義務
27条は、自分の住まう社会に自ら貢献する義務
30条は、自分の住まう社会を維持するための負担を負う義務


表面的に、
会社勤めだと無職とか、
相続税とか配偶者控除とか、
義務教育だとか高等教育だとか、
そういう意味ではない

裏を返せば、
「放っておけば皆が利己的になり社会が崩壊する」ことが念頭にあり、
だからこそ「義務」という重い表現が与えられたのであろうことは明白である
ここで言う「放っておけば」は、
まさに「市場原理主義」の旗幟である「市場は間違わない」と類似ではないか

別に日本国憲法がすべてに優先する原理原則だとは言わないが、
GHQから押しつけられた云々ということを差し引いても、
戦前から戦後に至る経緯を見た当時の知識層が、
考えに考え抜いた末に「これでいこう」としたものなのだろうから、
その中身について我々が扱う場合には、
同じぐらい真摯な態度で、
その哲学に至るまで解釈しなければならないだろう

 
webで見た文章

==============
(祖父母が住んでいるような)地方に仕事がないこと。
子育てというプライベートな事柄を祖父母や親族と協力し合えないほど希薄になった親族関係。
行政に対して保育を安価で外注することを当然と考える意識。
そのような意識を醸成してしまったほどに多額の公費を投入してしまった行政システム。

つまり、女性が働くためには保育所が必要という論理の背景には、日本の産業の歪み(ひずみ)と、日本人の生き方の歪みと、日本の行政システムの歪みの三者が潜んでいるということになる。
==============

いや、まったくその通りなのだ

幼保一体改革関連で議論が盛上がっていますが、
絶対にあってはならないのは、
経済の論理で物事を考えること
歪みは「生身」に集中し、
それは大人であれば巧みに回避できるわけだから、
結局はすべて生身の子供に集中してしまう
「あってはならない事故が起こってから」では遅いのですよ

「床面積あたりの園児数の規制緩和」が一つの話題ですが、
「待機児童ゼロ」の名の下に、
「とにかく詰めればもっと入るでしょ」という筋がまかり通りそうで、
しかも、その腹の内は、
「その方が儲かるから」
なのだからね
たとえ子供がいない大人でも、
選挙権を持つものとして、よく考えましょうね

ちなみに「待機児童」とは、
「保育園入園申し込みをしたが定員オーバーで待っている児童」
であって、
「待機児童」=「親が働きに出て家でひとりぼっち」ではないらしい
むしろ、
「待機児童」=「保育園に入れないから親は働きに出られない」
というケースも多いようなので、
その場合は単なる専業主婦家庭と(見た目上は)変わらないよね

そして、冒頭の文章
「女性が社会に出て働く権利」みたいな主張が非常に強い力を持ってますが、
だからって「保育」を「金銭」で「外注」するのって、どうなの?
もちろん事情は人それぞれで、
十把一絡げに言う危険性は重々承知ですが、
それでも言いたいことは、
「社会で働きたいんだったら親やご近所と良好な関係ぐらい築けよ」
ということなんだよね
「自分の持つ権利」を声高に主張するのを控えることなんて、
社会でやっていくために不可欠な能力だよね

こういう論を打つと、
「お前は男性だから本質的にわかってない」とお叱りを受けますし、
それはその通りです、としか言いようがないし、
もっと言えば「そんなこと言われましても」なのだが、
それでも考えること、語ることを止めてはならないと思うので、
こうして考え続けるわけです

この問題を考える上で重要な案件は、
「専業主婦」というものをどう位置づけるのか、なのですよ
古今東西、専業主婦というのが存在できたのは、
ごくごく最近に限られると思うのです
それは経済が上向きで一人が働けば二人分の稼ぎ(配偶者控除も含めて)が得られたから

今の議論は、
専業主婦という部分にあくまで軸足があって、
そこからもう一個の足で労働環境に踏み出すかどうか、
みたいな状態だと思う

でもこれから、
人口減、非労働人口増が進んで、
日本経済規模がシュリンクしていくと(すでにしているし)、
一人が働いても一人分しか稼げなくなるわけで、
そうなると専業主婦という生き方自体が難しくなり(政府が税金を取りにかかるしね)、
保育世代の女性が働くことは権利ではなく必要な事項になってくる

そうなってしまう前の段階で、
女性の働く環境を整えておかないと、
そこでもやはりしわ寄せは子供にいくよね

ボク自身は、
地域の公民館か何かに日中、老人と子供を単に放牧(失礼!)しておくのが、
ヒマな老人の頭と体の使いドコロになるし、
子供の面倒は見てもらえるし成長も期待できるし、
コストもかからないし、
なんだかんだでオサマリの良い解決法なのではと思うのですが、
まぁ嫌がる人は多いんだろうなぁ

企業側が就活エントリー(履歴書)に、
年齢・性別・国籍・学歴・写真を要求するのは、
深刻な人権侵害で、
米国でそんなことしたらミリオンダラーの訴訟モノらしい

なにそれ
まったく理解できない

逆に言ったら、
じゃあ、どういう基準で審査するの?
会社の事情で審査するんでしょ
担当者のフィーリングで決めるわけでしょ

会社の継続性を考えたら若い人を取りたいだろうし、
出産育児で非戦力化することを考えたら女性より男性が良いし、
日本の企業なら日本人が良いし、
東大卒ならなんとなく優秀そうだし、
イケメン・美人なら営業効果も高そうだし、
つまりはこういう情報って、
企業にとって利益になりそうな人材を選ぶのに貴重な基礎情報なんだから、
じゃあその情報をはじめっから書類に乗っけておいて、ってのは、
シゴクまっとうな、論理的で合理的なことなんじゃないのかな?

でもまぁ、
それが差別だと言うなら、
じゃあ書類では求めませんよ
書類ではね
でも、
内部の審査基準としては歴然として存在しますよ、
内部の基準だから表面的には何も見えませんよね、
ということであれば、
書類の部分でどれだけワールドスタンダードを導入しても、
何も解決しないよね

たぶん、たぶんだけど、
たぶんアメリカの会社の採用担当者なんて、
よっぽど差別的な人間だと思うよ
そいつの精神構造を想像するに、
「うちの会社がベストだ」
「オレの人を見る目はベストだ」
「君はオレの仲間になるべきだ」
という思いがあるはず
で、なければ採用担当者なんてできないしね
そもそも人事審査なんて、
非常に強い選民思想に基づくだろうし、
本質的に差別的なものなんじゃないかと思うわけです


「かくあるべし」というような規範があって、
それを「正義」と呼んでいるのが現状だと思う
でもそれは、
頭で考えて「正義」の規範に沿うように行動しているだけで、
沸き上がる内面的な感情と「正義」は必ずしも一致しない
だけれども人前では、
できるだけ「正義」に従った行動をするようにつとめる
しかし、
それって「外面の正義」であって、
そんな正義はフィクションじゃないか?

そうじゃなくって、
世の中に正義の規範があってそれに基づいて行動するんじゃなくて、
一人一人に内面化された、
自分の欲望というか、
そういうものを通じて、
「自分の正義」が構築されるんじゃないか 
でも、
「自分の正義」なんてものは、
誰にも理解されない自分ルールでしかないから、
やっぱりそれはフィクションなんだよな


だから、
どう転んだって、
正義なんてものはフィクションなんだよ

と、
言うことを飲み込んでから、
いろんなコトを考えたいね

プロフィール
HN:
kawagucci
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
ブログ内検索
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
アクセス解析
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) kawagucci's Weblog All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]