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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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来年度の学会開催をどうするかという会議。
オンラインとオンサイトで、それぞれメリットデメリットがある、というのは当然のことで。
そんなことは当たり前すぎて、今さら語ることでもない。
しかし運営にかかる労力コストは、あまり大きくは語られない。
さらに、運営方針が途中で変わることで生じる労力コストとか、
ギリギリまで判断を延ばすことで、その間に『ヤキモキする精神的コスト』とか、
そういう部分が見落とされているんじゃないかと。

COVIDの推移なんて誰にもわからない。
とはいえ緊急事態宣言の3月上旬までの延長がほぼ決まっている以上、5月までは低めで推移するだろう。
そんな5月に9月のことを判断するというのは、かなり難易度の高い判断になる。


今日から乗船する船は、装備的には何でも出来る。
装備的には何でも出来るのだが、運航開始からの5年間で、それぞれの装備の使用実績があがっていない。
それはまぁ当然で、たくさん装備があるから、それぞれにかけられる時間が足りない。
使用実績は、現場作業員の『練度』に大きく関わってくる。
しんかいやかいこうのように、製作から自前であれば「ネジの1本まで」理解できているから、
練度の向上は、運用を開始すれば比較的早いことが期待できる。

しかし洋物輸入品では、そうはいかない。
使用頻度の低い機能に初期不良があっても、それは温存されてしまう。
仕様書が英語だということもあるし、現場作業員の理解が及びにくい。
『練度』は、トラブル頻度のみならず、毎日の作業のちょっとした部分に要する時間にも効いてくる。

現場の人間が悪いのではない。
練度が上げられないような多種多様の装備品を同時に用意して渡すという、判断の問題だ。
「何でも出来る装備を渡した。出来ないのは現場の問題」と思っているなら、大間違い。
全部やらなきゃいけない状況が、どれだけの負担になるか。
現場の責任者は、見るからに疲弊している。
顔の見えない位置にいる人には、現場の疲弊は、わからないだろうけどね。
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