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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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ハリルホジッチ日本代表監督が解任された。
ハリルホジッチという人物そのものと,解任という事象と,それぞれが多面的に評価できると思う。
ものすごくいっぱい書きたいこともある。
実際いろんな人がいろんなことを書いている。
でもなんかちょっと自分の思うところと違う気がする。



「そんな先のことを考えず,今目の前のことをやりなさい」
「理想は良いけど,現実を見ろよ」
「ルールではそうかもしれないけど,みんなやってるよ」
「教科書的には違うけど,オレの経験的にはこっちの方が上手くいく」
「ヨソ者のくせに,オレ達のシマでデカイ顔しやがって」

経験主義,縁故主義,局地的,近視眼的。
自分からの距離と比例して「大事な度合い」が決まるというか。
そういうことなんだと思う。
そういう『日本人的な性癖(性格の癖)』を煎じて煮詰めて起こったのが今回の事態なんじゃないかと。

遠くに到着予定点を設定して,それを共有して,「いつかあそこで落ち合おう」ということが出来ない。
「いま・ここ」で「皆」が同じ方向を向いていることの方が大事なのだ。
その方向の先に何があるかは大事ではない。

ハリルホジッチは,W杯で勝つことだけを目指していた。
ハリルホジッチは,W杯で勝つことが共有された目的だと考えていた。
ハリルホジッチは,W杯で勝つことを目的に,何をすべきかを考えていた。
ハリルホジッチは,W杯で勝つために,全力を尽くした。
ハリルホジッチは,W杯で勝つために,不足していることを指摘した。
ハリルホジッチは,W杯で勝つために,すべきことを要求した。
でも,田嶋会長は,「皆」が同じ方向を向いていることが大事なんだと言った。
ハリルホジッチは,「皆」に含まれていなかった。
ハリルホジッチを日本に招いたのは協会なのに。
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