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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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尖閣の問題と,
在沖縄米軍の問題と,
それぞれを考えてみる。

尖閣は,
中国としては,
周辺海域の資源が目的,
日本としては,
「日本の領土が奪われる」ことが問題。

在沖縄米軍は,
米軍としては,
中・朝・露に睨みの効く地理的要因と,
在外米軍維持による経済効果が目的。
日本としては,
事故事件など地元民の生活環境が悪いという問題と,
国内に米軍がいるという問題。

そう考えると,
「尖閣国有化」とか,
「国外,最低でも県外」とか,
なんか大事な部分を外しているように思うわけで。


諸々の問題を解決できる方策として,
禁じ手無しとして色々と考えて,
EU設立にならったりして,
かわぐちかいじの「太陽の黙示録」にも影響を受けたりして,
考えてみた。

【台沖亜連】構想

骨子としては,
・台湾と沖縄諸島を統合し独立国とする
・国連もしくはEUのアジア版(亜連)の本部を置く
というもの。
頭文字で【台沖亜連】たいちゅーあれん

三方一両損的に,
・中国は台湾の独立を承認
・日本は沖縄を失う
・米国は在沖米軍を失う
という側面も。

「沖縄に生活している人の心情を」とかいうのは,
ちょっと先送り。
あくまでシステム論というか,
本当の意味での机上の空論というか,
そういうもの。
現地の人の心情は,現地の人にしかわからないので,
「ヒドイ」とも「飲み込め」とも言えない。
だからそこは本論では考慮しない。

新しく出来る国(台沖)は,
・国の本体は現台湾がベース
・現沖縄本当に亜連本部などを設置
・周辺海域資源・IT・環太平洋物流拠点・観光などで経済活動。
・周辺海域での漁業は自国内消費に留め,黒潮/東シナ生態系の保護区に
・現米軍基地の譲渡を受け台沖自衛隊の拠点に,武装するも非戦(スイス式?)
などを想定し,軍事的/経済的/外向的な緩衝地帯となる。
亜連は,
・常任理事国に拒否権を与えず,日中が常任理事国入り
・常任理事国に拒否権を与えるが,日中は常任理事国に入らない
など,日中で影響力を等しくしておく。

中国は台湾と東シナ資源を失うも,
太平洋への航路から日本がいなくなるという利点が。

日本は在日米軍問題が(現地問題としてではなく国家間問題としてのみ)解決し,
対中尖閣問題も争点から消失。

米国は新たな経済マーケットとして利用すれば良い。
(台沖は一次産業が弱く,三次産業・輸入依存となるため)



まさに机上の空論だけど,
たとえば20年後の世界を想定すると,
こういうことを考える方がリアリスティックなんじゃないか,
と考えたりするわけです。
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