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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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酔っ払いながら書きます。
それも含めてのエントリーなので。
今後の考察のメモとして。

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社会を営む人間として,
本能的な部分を制御して暮らしている側面がある。
その制御しているものの性質を,
「羞恥」と「残虐」にわけてみよう。
これが今日の思考実験の作業仮説。

社会と関係ないのか,社会生物としてなのか,
それはわからないけども,
誰しも「羞恥」と「残虐」の精神を持っている。
(持っていないヒトがいるかもしれないけど)

あ,やっぱり羞恥と残虐は対応してない気がしてきた。

まぁいいや。

心の中にある「理想」を全開にすることの恥ずかしさが「羞恥」で,
心の中にある「欲求」を全開にすることの危険性が「残虐」で,
みたいなイメージ。

高校野球とか,サッカー日本代表とか,
まぁトーナメント的なものを観戦する楽しみは,
そこに生まれる「敗者」に対する哀れみの心で満足する自分,
あるいは「勝者」としての恍惚で満足する自分,
そういうところにあるように思う。
これは「残虐」にあたると思う。

プロ野球とか,Jリーグとか,
リーグ戦的なものを観戦する楽しみは,
結末がわからない,あるいはわかりきった中で,
それでもそのプロセスを歩んでいくその姿を偏愛するところにあり,
それは「羞恥を捨てる」ところにあるかもしれない。

AKBがセックスアピールをウリにしてるのは,
性欲という残虐性を刺激していて,
それはじゃんけん総選挙みたいなトーナメントと親和的で,
そういう「残虐な物語」の刺激が彼女たちの魅力なんだと思う。

ももクロが「全力」をウリにしているといわれるのは,
「わたしたち泣いている人に何ができるだろうそれは力いっぱい歌って踊ること」
に象徴されるように,
「その成否は問わず」という姿勢を「恥じないで」尽くす姿勢に,
「羞恥を捨て去った」パフォーマンスが魅力なんだろうと思う。

まったくうまくかけない。
でもまぁ,そういうことなんだよ。

「野蛮と茶番」って話にすると,
「野蛮」ってのは「動物としてのヒトが持つ本能」という実像に従うことで,
「茶番」ってのは「社会的生物としてかくあるべし」って虚像に従うこと。
あら,こっちの方がスッキリいくかも。

ということで,
どういうこと?

野球とかサッカーとか,
そういうククリで考えている以上は,
「WBCや高校野球は盛り上がるのにNPBは盛り上がらない」とか,
「日本代表は盛り上がるのにJリーグは盛り上がらない」とか,
そういうくだらない考えに拘泥しているうちは,
解決策は出てこない。
だって,
そもそもの「満たしている感情」の種類が違うのだから。

「野球vsサッカー」じゃなくて,
「残虐vs羞恥」というか,
「野蛮vs茶番」というか,
そういう風に考えないと,
ゴールが見えてこない。

死に様と生き様。
これも違うな。

「コアサポ」の一部が問題視さるのも,
あれは残虐に走っているからで,
そういう意味であれは「サポーター」ではないのだよね。
「サポーター」ってのは,むしろ羞恥を捨て去った,母性的なもの。
滅私奉公じゃないけど,そういうことで得られる満足感が,
「サポーターイズム」の本質なんだろう。

あれ?
「父性」と「母性」なのかな?

もう全然ダメだな。
やめやめ。


追記

以前,カツカワさんが,
「匿名でのネットなんて,何を書いてしまうかわからなくて怖い」
みたいな話をしていた。
ボクもこっち側。

こっち側じゃ無いのは,
「匿名なら,こんな残虐なことも吐き出せる」
という側。

どっちがどっちというわけじゃなく,
ボクもそうだけど,
ネット上で実名で書いていることは,
生身で話すと「恥ずかしいようなこと」だったりするわけで,
一方で2chに代表される匿名でのアレは「残虐なこと」だったりして,
そういうことなんじゃないかな。
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