自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
ラボで教員と院生にトラブルが起こった。
これはどうやら教員側に明確な非がある。
そんな場合でも、院生には「解決」にむけた「打ち手がない」。
以下、順を追って考えるべきなのだろうが、まだ生煮えなので、順不同かもしれない。
まず「教員によるハラスメントである」という認定を受けにくい問題。
各機関に「ハラスメント相談室」が設置されるようになった。
聞き及ぶ範囲では、相談室そのものは、よく機能しているらしい。
一方で、相談室に行くハードルは高いままである。
メイルにしても、足を運ぶにしても、心理的な障壁は大きい。
「相談した」ということが漏洩したら怖い、と考えるのも無理はない。
また、大学院のラボ環境は専門ごとにかなりの違いがあり、説明が難しい。
ハラスメントの状況を説明するにも、背景から延々と話すのは面倒で、理解してもらえるか不安である。
相談に至るまでに、そんなハードルがある。
相談できたとして、相談室が信用のできるものかは、正直わからない。
部局の教員が相談員を兼ねていたりすると、守秘義務などガバガバかもしれない。
そうすると、怖くて相談はできない。
相談して、秘密が守られた上で、「あなたのケースはハラスメントと言えます」と認定されたとする。
しかし、相談者の多くは「コトを大きくしたくない」から、外部に公表することがためらわれる。
「コトを大きくしたくない」から、教員への罰を求めない場合もあるだろう。
ワタシが状況から救われれば、それでかまわない。
ワタシと教員の相性の問題であり、教員に罰を与えることは期待しない。
罰によって、結果的にワタシが教員を傷つけることになるのは、ワタシにとって負担である。
しかし、第三者に認定されたことで、気が楽になる効果はあるかもしれないが、実質的には何も変わらない。
当該教員(同僚にも読み替え可)にも、加害者かもしれませんよ、という情報すらいかないかもしれない。
教員から避難するため、同じ部局の中でラボを変えることもありえる。
しかし、同部局には関係者が大勢いるので、明らかに不自然で、噂はすぐに広まるだろう。
被害者であるワタシが移籍をせねばならんのも解せない。
部局を超えて移籍をする可能性もある。
別の部局で似たような研究をしているラボがある場合もある。
しかし、学籍の問題があり、学内といえど、移籍の手続きは容易ではないだろう。
大学を変えるのは、本当に大変だ。
地方大であれば、引越など生活環境の大幅な変更も不可避だ。
私的な出費もかさむし、そこまで築き上げた生活基盤もメチャクチャになる。
費用が補償されるとしても、割に合わない。
そもそもワタシは被害者だ。
仮に当該教員に制裁が下るとする。
しかしワタシは、ラボ同僚は好きなので、ラボ同僚が困るのは本意ではない。
あるいは、ラボで進めている研究には意義を感じているので、進捗を止めたくない。
ワタシは、当該教員だけを抜きにしてこのラボで研究を続けたい、ということもあるだろう。
当該教員にだけ罰が下れば良いが、それはなかなか難しい。
当該教員が逆上したら、ラボ環境も悪化するだろう。
と、こんな具合。
ボクが考える範囲では、どの分岐を辿っても、ツラい。
まず自分に、当該ハラスメント以外の不利益が発生する。
さらに、第三者への影響がデカい。
論点?は大きくわけて2つ。
加害者の処分に解決の意義があるか(第三者の不利益を度外視しても被害者を救済できるのか)
被害者が報われる解決の道筋があるか(学術的・金銭的なサポートを誰がどうやって負うのか)
もちろんハラスメントが無くなれば良いけど、それはまだまだ先だろう。
いま発生してしまう被害者の救済を、的確に行う道筋は見つけておきたい。
学術的な部分を考慮すると、学会の出番という気もするが。
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これはどうやら教員側に明確な非がある。
そんな場合でも、院生には「解決」にむけた「打ち手がない」。
以下、順を追って考えるべきなのだろうが、まだ生煮えなので、順不同かもしれない。
まず「教員によるハラスメントである」という認定を受けにくい問題。
各機関に「ハラスメント相談室」が設置されるようになった。
聞き及ぶ範囲では、相談室そのものは、よく機能しているらしい。
一方で、相談室に行くハードルは高いままである。
メイルにしても、足を運ぶにしても、心理的な障壁は大きい。
「相談した」ということが漏洩したら怖い、と考えるのも無理はない。
また、大学院のラボ環境は専門ごとにかなりの違いがあり、説明が難しい。
ハラスメントの状況を説明するにも、背景から延々と話すのは面倒で、理解してもらえるか不安である。
相談に至るまでに、そんなハードルがある。
相談できたとして、相談室が信用のできるものかは、正直わからない。
部局の教員が相談員を兼ねていたりすると、守秘義務などガバガバかもしれない。
そうすると、怖くて相談はできない。
相談して、秘密が守られた上で、「あなたのケースはハラスメントと言えます」と認定されたとする。
しかし、相談者の多くは「コトを大きくしたくない」から、外部に公表することがためらわれる。
「コトを大きくしたくない」から、教員への罰を求めない場合もあるだろう。
ワタシが状況から救われれば、それでかまわない。
ワタシと教員の相性の問題であり、教員に罰を与えることは期待しない。
罰によって、結果的にワタシが教員を傷つけることになるのは、ワタシにとって負担である。
しかし、第三者に認定されたことで、気が楽になる効果はあるかもしれないが、実質的には何も変わらない。
当該教員(同僚にも読み替え可)にも、加害者かもしれませんよ、という情報すらいかないかもしれない。
教員から避難するため、同じ部局の中でラボを変えることもありえる。
しかし、同部局には関係者が大勢いるので、明らかに不自然で、噂はすぐに広まるだろう。
被害者であるワタシが移籍をせねばならんのも解せない。
部局を超えて移籍をする可能性もある。
別の部局で似たような研究をしているラボがある場合もある。
しかし、学籍の問題があり、学内といえど、移籍の手続きは容易ではないだろう。
大学を変えるのは、本当に大変だ。
地方大であれば、引越など生活環境の大幅な変更も不可避だ。
私的な出費もかさむし、そこまで築き上げた生活基盤もメチャクチャになる。
費用が補償されるとしても、割に合わない。
そもそもワタシは被害者だ。
仮に当該教員に制裁が下るとする。
しかしワタシは、ラボ同僚は好きなので、ラボ同僚が困るのは本意ではない。
あるいは、ラボで進めている研究には意義を感じているので、進捗を止めたくない。
ワタシは、当該教員だけを抜きにしてこのラボで研究を続けたい、ということもあるだろう。
当該教員にだけ罰が下れば良いが、それはなかなか難しい。
当該教員が逆上したら、ラボ環境も悪化するだろう。
と、こんな具合。
ボクが考える範囲では、どの分岐を辿っても、ツラい。
まず自分に、当該ハラスメント以外の不利益が発生する。
さらに、第三者への影響がデカい。
論点?は大きくわけて2つ。
加害者の処分に解決の意義があるか(第三者の不利益を度外視しても被害者を救済できるのか)
被害者が報われる解決の道筋があるか(学術的・金銭的なサポートを誰がどうやって負うのか)
もちろんハラスメントが無くなれば良いけど、それはまだまだ先だろう。
いま発生してしまう被害者の救済を、的確に行う道筋は見つけておきたい。
学術的な部分を考慮すると、学会の出番という気もするが。
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