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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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一人目の子供が生まれたのが2010年12月,地震が2011年3月。両方が近接しているので,どちらが効いているのかわからんけども,この頃から,かなり明確に,「次の世代の社会」を意識するようになって,自分の「現役生活」は,これに向けたなんらかの取り組みに費やしたい,あるいは費やすべきだ,と考えているわけです。

もうはっきりとこのままではアカン,という感じで,それは「経済成長神話」と「外交神話」と「軍備抑止力神話」と,その辺りに特に感じているわけで,だって,人口が減るのに経済成長するなんてことはありえないし,日本はアカンけど外交で途上国から金を巻き上げて先進国と対等に渡り合うなんて歴史的に一度も出来たことがないし,他国が日本に戦争を仕掛けるモチベーションとして「日本は軍備が疎か」ってのは本当に不確かな話だし,でも,そこを盲信して前提条件に据えて,国民の努力を傾注して社会を運営しているのが今の日本なわけだ。

逆に考えれば目指す社会像というのも浮かび上がってきて,経済成長がなくても回る「ローリスクローリターン」経済サイクルを確立して,国の基礎となる食糧/エネルギー資源については「健康で文化的な最低限度の生活」レベルは国内自給できるように(消費エネルギーも抑制)して,世界に先駆けて軍備を完全廃止して,そんな国になれば良いのにな,と夢想するわけです。

そんでもって,ただ夢想するのが「大人」のやることなのか,ここまで考えられているなら後はやるだけなんじゃないか,という思いもあって,やはりなんらかのアクションを起こして,未来への責任じゃないけども,なにか礎になるようなものを築いておければな,と考えるわけですね。もちろん選挙に行くってのも,小さいけども確実な一歩ではあるのだけど,じゃあこのまま現行制度に乗って「選挙の力」を信じているだけでどうにかなるのか,というと,それもまたそれで,ということで。一家庭人としての責任を果たしつつ,同時に地域とか国とかのスケールで,大人として何かを残していかねばと思う次第で。

そうこう考えた時に,先端研究って,いわゆるグローバルな活動で,あんまりこう,ローカルとかドメスティックとか,そういう貢献の部分でどうなのよ,という感じで,もちろん大学教育を通じて云々とか考えないわけではないけども,それとてアレなので,悩ましいところなわけですね。

まぁとにかく,平和を願うばかりです。

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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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