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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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奨励賞をもらいました。
奨励賞は「該当年に満35歳未満」が対象なので,
30歳のボクはかなりの年数が残っており,
その部分を考慮すると,かなり高い評価を受けているのだな,
と実感しております。

特に地球化学会では,
4年生の時に参加した若手会以来,悪目立ちが続いていて,
「結局あいつのサイエンスってどうなの!?」
みたいな状況だったので,
奨励賞という形で研究者としての存在を示せたことも良かったです。

授賞式については正装も考えましたが,
前日までに会場で感じられた政治的な雰囲気に辟易し,
もっとはっきりと言ってしまえば,
学会を醜い政治活動の場に貶めている人々への抗議の意味で,
権威に対して敬意を示さない服装に決めました。

受賞講演はスライド無しでのトークというスタイルにしました。
それは推薦者である恩師G先生から,
「後世に残る講演を期待します」
というメイルをもらっていたというのが大きな理由です。
(学会発表のテンプレ打破に挑戦するというのも理由です)
スライドが無いとはいえ,
事前に色々なパターンでの内容を用意して,
全部喋れば60分ぐらいになる構成でしたが,
あれよあれよで15分ぐらいで予定していた着地点に到達し,
尻つぼみなトークになってしまいました。
大反省です。

講演で重視したことは,
研究をはじめた経緯とモチベーションについて,
さらにそのキッカケとなった人との関わりについてで,
研究内容については話さないことに決めていました。
とはいえ,
興奮してしまって大部分をすっ飛ばしてしまったのですが,
もっとも言いたかった,
「研究/科学ってものの意義/面白さがいまだにわからないで悩んでいる」
という部分は率直に伝えられたかな,と思っています。

講演後の質疑で問われてこたえたとおり,
特に受賞対象となったこれまでの自分の研究には納得していないので,
まだまだ踏ん張っていかねばならぬと思っている次第です。

「今年は地震生命圏でいく」と決めているので,
一般講演は地震生命圏にしてみました。
受賞講演の効果もあってか狭い会場が埋まりましたが,
こちらのコンディション不良が響き,
面白い話に出来なかったのが悔しいところです。

今回は反省が残る参加になってしまったので,
来年は(参加するのか!?)また違った形で,
何かを提案してみようと思います。

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