自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
「なんだかわけのわからないもの」に触れたとき、「これは理解するに値しないほど無価値なものだ」とただちに断定するタイプの人間と、「これには私の理解を超える価値があるのではないか」と推量するタイプの人間ではどちらが心身のパフォーマンスを向上させる可能性が高いか、考えればわかる。
「わけのわからないもの」に遭遇したとき、「ふん」と鼻を鳴らして一瞥もくれずに立ち去るものと、「これはいったい何であろうか」と立ち止まってあれこれ思量するものでは、世界に対する「踏み込み」の深さが違う。
「疎遠な世界を親しみ深いものに変換する」ことにつよい意欲をもつ人間は「既知のもの以外には何の関心も示さない」人間よりも当然ながら環境とのかかわりが深くなる。
内田樹より
内田樹より
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