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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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うちのHDDをサーベイしたけど、
なぜかパラグアイの試合がスッポリ抜け落ちてた・・・
なので、相手は無しで、考察

たぶん、今の日本のシステムで弱いのは、
縦の入れ替わりを使った攻撃をされることと、
サイドの奥に侵入されること
これをされると、
阿部が最終ラインに吸収されてしまう
失点パターンはこれでしょう
もしくは、
上がりすぎた後に中澤がスピードで振り切られるか

攻撃の部分では、
堅守速攻と伝え聞くパラグアイ相手では、
松井大久保は輝くことができず、
イライラして走らなくなる
さらに笛を吹きがちだと噂される主審ですから、
大久保は目をつけられて一発レッド、なんて展開に、なるかもね


松井と大久保がケンゴと岡崎に変われば、
遠藤のパートナーと受け手になれるから、
良いのにね


まぁ、がんばってください
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スタートの布陣は4-2-3-1
本田
松井大久保長谷部
遠藤阿部
長友釣男中澤駒野
川島
試合後岡田コメント「攻撃的な布陣でスタートした」
今大会ドリブルが切れる大久保をセンターに配置し、
スピードに劣るデンマーク守備陣を混乱に陥れる作戦と思われる
また相手のストロングポイントである右サイド(日本の左サイド)に松井を置き、
そこを起点にすることで相手右ハーフを後ろに下がらせ、
さらにファーに走り込める長谷部を配置しゴールをうかがう、と考えたのだろう
これが大失敗
試合開始直後からデンマークにポンポンとパスをつながれる
原因は、中盤底が2枚な上に阿部がベントナーをケアする必要があるせいで、
遠藤が思いきった守備ができないこと
前4枚と後ろ6枚のチェックが連動しないままズルズルいきかけたが、
15分頃からオランダ戦のシステム4-1-4-1にシフト
試合後岡田コメント「最初の布陣がうまくいかなかったのですぐに修正した」

これと前後するタイミングで松井の惜しい場面
続く右サイドからのFKを本田が決める
その後は4-1-4-1がはまり守備はカッチリ
遠藤のFKで追加
実質3点の余裕ができたため、
かえって守備的になりすぎずに試合を進める
結果オーライ

日本の攻撃は本田が相手陣ファーサイドに流れ長いボールを受けるのが起点
外に流れて受けるため相手の陣形が歪み、
本田の外側を駒野や長友が、内側を長谷部や遠藤、大久保が走り、チャンスを作る
これは良い感じ
(まぁ、この作戦なら本田じゃなくていいだろ、ってツッコミはあるが)

厳しめのレフェリーが相手シミュレーション気味の長谷部ファウルを取ってPK
川島はじくも決められる
しかし遠藤-大久保-本田-岡崎(さらに外に駒野)の連動した攻撃でゴール
3-1

パワープレーに出てくるデンマーク
高いのが3枚入ってくると、
釣男中澤で足りずに対応に苦労
阿部がDFラインに吸収され、
長谷部が中盤のそこに入る5-1-3-1のような陣形
中盤に隙が大きくなり、より相手が放り込むチャンスが増える
特にファーサイドを狙われる
釣男-長友や中澤-駒野の凸凹ギャップに入り込まれる
これは危険
しかしトマソンがPK後にももを痛めていたようで使えず、
何とか事なきを得る

後半ロスタイム
通常なら相手陣コーナーで時間を稼ぐところだが、
本田はそこから切り込んでシュート
3点の余裕があることを考えると、狙いはよろしい
あとは決めるだけ

試合終了
3-1
日本E組2位通過 
めでたし


試合後オシムコメント (覚えている感じで)
「今日の勝利は日本のサッカーにとって非常に有意義」
「Jリーグ、日本のサッカーでもコレクティブに戦えば世界と戦えることを示した」
「特に若い世代にとってこの勝利は重要」
「とはいえ、まだまだ課題がある」
「コレクティブかつリスクをとるプレーができる選手がいるがアイデアが欠けている」
「今日は私は話すべきではないかもしれない(小言を言ってしまうから)」
「私はまだ日本人ではないのかもしれない」
「次の試合には日本製のネクタイを締めてきて、皆さんと喜びを共有したい」



まずは岡田
十分にスカウティングができているはずのデンマークを相手に、
まったく機能しない布陣でスタートした戦術ミスは万死に値する
立ち上がり10分で失点していたらどうなっていたか
岡田の理想はただの空想で、本当に無能な戦術家だと思う
が、
その後に理想をかなぐり捨てて現実路線にシフトする変わり身の早さと、
それで上手くいけば良しと自分を納得させ、
ガンコに自分の戦術に固執し理想に殉ずることがないというのは、
監督としてはそれはそれでアリ
が、
大きな視点で、
"日本サッカーのモデルとしての代表監督"としては、
あまりに近視的で(見るからに近視だけど)、ダメ
「密集での連動性の高い短いパスで崩しきる」という攻撃のアイデアを放棄して、
「足下オラオラ系の本田・松井・大久保に頼った攻撃陣」を打ち出したことで、
子供達はみんなオラオラ系を目指して練習に取り組んでしまうだろう
日本サッカー界の向こう10年間が退化の道を歩むことが懸念される
本当に困った監督だ
もし優勝したとしても、
もう現場レベルでは関わらないでほしいものです


本田
FKは良い面が出た
ワントップとしてのボールの受け方も悪くなかった
しかし相手を振り切るスピードも、
絶対的に競り勝つ高さと強さもないので、
特徴である強いシュートの打てないワントップでは、
結果的に「単なる普通のFW」に成り下がってしまった
また体力を温存するにしても、まだまだ前線守備に貢献できる
今日は合格点だが、次はどうなるのやらという不安感はぬぐえない

大久保
よくファイトしております(無駄なファウルも多い)
気持ちが入っているときは守備も頑張れる
しかし持ちすぎ、自分でシュート狙いすぎ
お前のシュートは大した事ないぞ

松井
良くも悪くもフワフワ感
45分間は戦えるし、スタメンの方がプレーが制御されている
(交代で入るとオラオラ度が増して使い物にならない印象)

遠藤
リスクをとって良く前線に顔を出した
スピードが無い分を出足の早さで補い十分に仕事をしている
FKもエレガント
周りに恵まれればもっと彼のパス能力が活きるのだが、
岡田の選ぶメンバーでは本来の輝きは見られないのが残念

長谷部
よくファイトしております
欲を言えば最初のシュートは枠にいってほしかった
審判と積極的にコミュニケーションをとっており、
海外組のフィールドプレーヤーがゲームキャプテンをする意味を感じさせる
まぁ、本人がPKを取られてしまいましたけどね

阿部
お疲れさまです
アンカーとして大活躍
地味な仕事を粛々としている

長友
相変わらず激しい上下動
マークもがんばったが、やはり高さで負ける部分がある
競り合いで前に入られるとプレッシャーをかけることすらできない
サイドで受けて切り込んだ後のアイデアが乏しいのが今後の課題
(羽生ならスルーパスが出せる、とオシムツイート)

駒野
激しい上下動
攻守に奮闘している
クロスも上げきっていた
ウッチーの登場で日陰暮らしが続いていたのに、
いきなり本番でフィットしてくるところはサスガ

中澤
スピード・パスサッカーには弱いが、
ゆったり高さ勝負なら負けない
だから今日は良い方向に
それでも何度か危ういシーンはあった

釣男
今日もガマンできました
よろしい
冷静にプレーすれば実力はワールドクラスですよ

川島
PKも触ったし、苦手のミドルもちゃんとはじき出した
うちのヨメが「このキーパーはキックの精度が良いね」と言っていた
特にそう感じたことはないが、素人にそう思わせるのはスゴイね

岡崎
ドタンバでのスタメン剥奪も腐らずスーパーサブをこなす
3点目はご褒美だね
よく走っていて好感度高し

今野・稲本
試合をクローズする役割をまっとう
試合後の笑顔が素晴らしかった
うとうとしながら観戦
いい加減、疲れが抜けなくなってきた

2-0

決勝トーナメント進出が決まっているアルゼンチンは、
ここまでの主力を控えに回した布陣
それでもアグエロとミリートのツートップに、
中盤の底はベロン
そしてメッシ
ほぼ総入れ替えの中でもメッシを休ませなかった理由は、
「本人が出たいって言うから」
マラさん、やはりわかってらっしゃる

メッシはまったく走らず、チンタラとプレー
ケガしたくない、疲れたくない、ってのがありあり
まぁ、顔見せと、得点できたらおいしい、ぐらいの出場

しかし、ベロンがスゴイ
特にミドル~ロングレンジのパスが、
クリエイティブで精度が高い

ギリシャは守備を固めてカウンター
トップのサマラスの強靱なポストプレーが素晴らしい
やはりカウンターサッカーにはこういうトップが必要だなぁと痛感
得点にはならなかったけど、
得点の臭いがするカウンターを数回繰り出していた 


マラドーナ
相変わらずプレーに参加してくる
この試合では拾ったボールをスローインするポーズを見せた
得点シーンでは相変わらずのハシャギっぷりだし、
試合終了後のハグ大会ではみんなに頭を叩かれまくっていた

このままいくと、
「メッシのメッシによるマラドーナのための大会」
が現実味を帯びてくる

寝ぼけながら観戦
個体識別できず、戦術も解釈無し

スペインはお得意のパスサッカーでホンジュラスを翻弄
そう、パスサッカー
パス&ムーブのない、ただのパスサッカー
足下だけだから前に進めないパスサッカー
どさくさで二点取って試合終了
2-0


スイス戦は見ていないのだけど、
こりゃ負けてもしょうがないね、って感じ
出し手がコースが無くて困っているのに、
受け手は決してコースを作らない
出し手の気持ちで受け手になれば(その逆もしかり)、
もっと動かねばならないことは自明
バルサやアーセナルでパスがつながるのは、
全員が効果的に動き続けることでコースを作り続けているから
そう、
パスサッカーの基本はコースを作ることで、
パスを出すコトはその次の段階なのですよ


試合後、オシムはブチギレ
「大会前にスペインを優勝候補にあげた自分に失望している」
「今日のスペインにあるのはエゴイズムとナルシシズムのみ」
「これを90分間続けたことでインテリジェンスがないことを証明した」
「彼らは観客が来なくなってはじめて愚かさに気付くのだろうか」(つまらないサッカーの意)
「私が監督だったらケツを蹴り上げる」(どうやってチームを立て直すかについて)

同感です 



結果は2-1

日本vsデンマークの予習としてしか観戦していなかったので、
試合展開は追ってません
予習としての感想


カメの拙い守備をついてデンマークが2得点
デンマークの攻撃が崩さなくともカメが自爆的に崩れていたため、
攻撃力の評価はできない
ただ、オランダのような速い(早いではない)攻撃ではなく、
当てて落としての力強い系の攻撃に思えた 
これなら敏捷性とスピードに難のある中澤でもなんとかなる、かもね

デンマークの守備は非常に安定
先のオランダ戦で見られたCBの開きについては完全に修正されていて、
非常にコンパクトな4-4ラインが敷かれる(その前にベントナーとトマソンの4-4-2)
ブロックの位置はDFラインがエリアの5m前辺りで、
選手間の距離は10-15m程
この4-4ブロックの中でボールを扱うのは非常に困難
後半の後半辺りからカメは幾度か放り込みを試みていたが、
高さに加え距離感が安定しているので、
こぼれ球も「良いところ」に落ちてこない

弱点はファーサイドか
コンパクトすぎるせいで、
ファーサイドのSBですらゴールの幅に入り込んでいる
執拗に大きな展開で揺さぶればほころびが生じるかもしれない

しかしこれは日本にとってはむしろ好機
相手が深く待って守るのはアジアで何度も経験済(崩せたこと無いけど)
4-4ブロックの中に3人が入り込みブロックの中にある2-2の重心でうろちょろして、
残りのメンツで回しつつブロック内に当てたり裏を狙ったりすれば、
数回の決定機は作れるはず
と、考えると、
本田(と心中するつもりの岡田は使うでしょうから)は3トップの下が良い
ブロックの中で仕事ができるタイプじゃないから
3トップは敏捷性に優れる岡崎・森本
高さも一応ある矢野
あるいは密集でも持てる松井・遠藤もあり

とはいえ、
星勘定でデンマークは勝つ必要があり、
前がかりに攻めてくることが予想される
カメ戦と同じ戦略・戦術かどうかはわからない

デンマークのCBの3番は累積で出場停止らしく、
これが吉と出るか凶と出るか
試合前
オシムはラファの守備力の無さを指摘
松井と駒野がどれだけ仕掛けるかがカギ

試合開始
日本4-1-4-1
かなり高い位置で寄せる
松井もホンダも走ってる
1は長谷部か阿部。スナイデルのマークっぽい

前半10分
松井が左後ろから右前まで動き最後は長友
良く動いている
疲労が心配

前半15分
遠藤の飛び出しに駒野が出す
続いて松井から本田も
良い形が続く

すばやい寄せで前に入れさせない
回されてるけど悪くない
松井が良く走る
松井のヘバリ具合が今後の展開を左右しそう
遠藤は寄せを見せるもボールに触れていない

前半23分
釣男から左前にロングフィード
長友が走る

前半24分
大久保飛び出すもオフサイド

前半27分
中澤がパスフェイントで持ち上がる場面がある
うまくいくとチャンスになるが失敗するのが怖い

前半32分
右FK
遠藤のボールに合わせるも枠外
ここまでのポゼッション派30%

前半36分
駒野飛び出しチャンス
乱れて左に流れる
遠藤からの折り返しを松井がトラップミスも強引にシュート

前半40分
遠目のFKを本田がふかす
蹴るなら枠内、と思ったらオシムもつぶやいた


前半終了
ほぼ完璧な内容
反町も守備に納得
戦前のオシムの指摘どおり、
松井が崩し駒野本田が右サイドを抜け出すシーンが数回

オシム
「守備は問題ないが攻撃は物足りない」
「目標である勝点1は近い。しかしまだ道半ばだ」
「ハイライトで映すようなシーンはなかったじゃないか(ニヤっ」


後半49分
2回のピンチ
オランダの攻撃が単純になってきた
逆に怖い
中澤がペルシに走り負け

後半53分
オランダが押し続け、
こぼれ球をスナイデルがドン
0-1

後半57分
松井本田が歩き大久保が一人相撲
最悪の流れ
岡田の采配はいかに

ほとんど笛を吹かない審判
交代が進まない

後半
松井OUTで俊輔IN
良いかも
俊輔はトップ?

後半71分
ラファOUTでエリアIN
日本にとっては危険な交代
日本はSBの左右を入れ替え

後半76分
長谷部大久保OUTで岡崎玉田IN
岡田は本田と心中するつもりらしい

玉田俊輔がチームにフィットしていない
もっと走れ

オランダ、シンプルなカウンター
中澤が振り切られるも川島のファインセーブ
二回続く

長友がエリアで倒された
しかし吹かない審判
一貫しているのでしょうがない

0-1で終了


交代策がはまらなかったのは大問題で反省点


試合後オシム、スカパー中継コメント

敗北から学ぶというが学ぶだけでなく活かさなければならない
後半開始時点で日本は怖がってしまった

今日の試合では「サッカーがチーム競技だ」ということを知る必要がある選手がいた
サッカーは相撲ではないので押し出しはないことを本田は考えなければならない
(ボール持ちすぎってこと?)
大久保は他の選手のチャンスに気付く必要があった

スナイデルのゴールシーンでは規律の乱れがあった
阿部中澤釣男は自分がどこにいるべきかをもう一度考えるべきだ
(小野剛:スナイデルはタッチラインから中に入ってきていた。チェックが難しい動きだ)

今日の試合のオランダは大したチームではなかった
マスコミなどが「オランダは強い」という先入観を宣伝しすぎたのではないか
今日出たオランダの選手はそれほどのクオリティを見せ付けられなかったし、
出てきていないロッベンにリスペクトしてもしょうがない
早い時点で本田をさげて速くてフレッシュな選手を前線に投入し、
相手の欠点であるスピードの無いDFラインを脅かす必要があった

皆さん、この試合の録画を確認してください
目の前のチャンスをなぜ手に入れることができなかったことを振り返ってください

(デンマーク戦への準備で必要なことは?)
一つは今日のデンマークの試合を見てよく観察すること
規律あるプレーをするチームだ
でも日本の今日の試合も規律があった
今日の前半のような試合をすればデンマークもどうしていいかわからなくなる

良い休養で回復すること
メンタルな準備を入念にすることが重要

今の日本代表であれば、他の出場国をリスペクトしすぎる必要は無い
自分自身をリスペクトしても良い
自信過剰は危険だが、自信を持って取り組むべきだ

(小野剛:オシムさんの日本代表への愛情が伝わってくるコメントですね)
愛ははかない
毎日手入れしなければ愛は枯れる
花に水をやるように愛情を注がねば愛は育たない
ニヤリ


実はドクターから、テレビでもサッカーの試合を見ないように言われているんです。わたしはこの瞬間もリスクを冒しているわけです。まあ、リスクを冒さない と収穫はないということを繰り返し言っていますが(笑)。プロとしていったん引き受けた仕事では、選手たちがわたしの命の一部になっているんです。日本代 表は自分の一部なんです。
スポナビ


強豪と言われたチームも、
組織と球際に強みを持つチームに勝てないパターンが続いている
オシム爺が口を酸っぱくして言っているように、
「フットボールは相手があって初めて成立するもの」なので、
自分が何をするかは、
相手が何をしてくるかで決まる

だから球際は弱い日本ではあるが、
「優勝候補であるオランダ」に勝てないというわけではない
大事なのは彼我のかみ合わせですから


オランダはウイングを配置する伝統の4-3-3(4-2-1-3)でしょう
日本が狙うべきはサイド攻撃を防いだ後のカウンター
日本は4-3-1-2が良いのではと考える
作戦
サイドバックと中盤(3)のサイドが相手ウイングをつぶす
ボールを奪ったらツートップはともにサイドに開き、
相手CBをサイドに釣り出しセンターを空けさせる
開いたFW(ニアでもファーでも良い)にボールをあてて、センターに流し込み、
シャドーなりボランチなりが飛び込んでドン
この作戦ならツートップは岡崎矢野で、シャドーはケンゴがよろしいですが、
まぁしかし、
実際の日本は1トップ気味の4-3-3でしょう
カメ戦と同じ布陣だと、かなり厳しい戦いになる 
低めのサイドでボールを受けて斜め前に切り込むタイプの大久保松井のウイングでは、
守備時に後ろに引っ張られすぎて攻撃がままならないだろう
(もちろん、だからといって前に張っていては守備がままならない)
サイドの守備は頑張ったのに、
結局センターからゴリゴリこられて失点、という気がする

岡田の方針を最大限に尊重した上で現実的な組み合わせ
本田
岡崎遠藤矢野(内田)
阿部長谷部
長友釣男中澤今野
川島



最高の結果を最低な内容で得たゲーム

先発布陣

大久保本田松井
遠藤阿部長谷部
長友釣男中澤駒野
川島

ハーフラインよりも低い位置で守備網を張る日本
前線は適当にコースを切りつつ中盤の3人の寄せでプレスをかける
攻撃では前線3人がボールを長く持つのだが、
その後のプランがあまり明確でない感じ
一方のカメルーンもまったく組織がなっていなく、
守備も攻撃もガタガタでチグハグ

中盤でボールを持った遠藤が右深くの松井へ送り、
切り返してあげたボールがファーの本田におさまりゴール
あっけなく先制
あとはひたすら危ないシーンが続くも、
カメルーンの拙攻(と川島の顔力と幸運)のおかげで無失点
1-0



低い位置で人数をかけて守備をして、
セーフティー・ファーストでボールをアウトし、
攻撃は少ない人数しかかけず、個の力に任せる
これまでの2年間、固執してきた「このチームのコンセプト」は捨てたらしいことがわかった
本番になると追い求めた理想を急に捨てて現実路線に入るのは、
(札幌でも横浜でも)岡田さんの真骨頂なので特に驚きはない

中盤の3人の絶妙なバランス感覚と献身的な素早い寄せで攻撃の芽を摘んだが、
それをかわされた場合にDFラインの前でボールホルダーをフリーにしてしまうことが多い
前線と中盤の距離感の悪さ(遠い)が、
中盤とDFラインの距離感に響いてしまっている
相手がオランダであったら5点取られていてもおかしくない





大久保: 良い突破もあったが無駄なファイトが多い。一発レッドが怖い。
本田: 降りてボールに触れたり前線で立ち尽くしたり。ゴール以外は存在感無し。
松井: 運べるスペースでドリブルを続け囲まれてパスコースを失う。自慢の突破は??
遠藤: 素早い寄せとペースを整えるパスでチームをコントロール。
阿部: DFライン前で掃除役を完遂。ボールにもよく触った。
長谷: 寄せて相手をつぶす。もう少し前に出て行けるとなお良い。良くも悪くも目立たず。
長友: 素早い動きでサイドを支配も、攻め上がりが少ない。
釣男: ロングフィードは正確。おとなしくしていたので及第点。
中澤: 遅いプレーでの守備では強さを発揮も、攻撃時に相手の寄せで慌てて危機を招く。
駒野: 適度に攻め上がりつつしっかりと守備。あとは切り込んでのミドルがあれば完璧。
川島: ナイスセーブ連発も、ファーに流れるボールで目測を誤る。良くも悪くも若さがある。


岡崎:しっかりと走り回る。先発で良いと思う。
矢野:攻守に奔走。得意とする高い位置でのキープや突破の場面はなかった。
稲本 :評価無し

岡田:勝てば官軍。失われた2年間の精算は大会後にしましょう(怒)





E組1節

ロッベンが故障欠場のため、
左ラファ・ファンデルファールト、中スナイデル、右カイト、前ファンペルシの前線 
ラファが中に入りたがる上にSBの攻め上がりもないので、
オランダ得意のワイドな攻撃が出ない
デンマークの守備も中をケアすれば良いだけなので比較的安定
デンマークは奪ったボールを強行出場のベントナーに当てるが、
それより先のアイデアや押し上げは特になく攻撃は不調
ハーフタイムにオシムが、
「面白くない。両者ともにリスクを取っておらず、攻撃に人数をかけていない」
とご立腹
確かにそんな感じ

後半立ち上がりから、左スナイデル中ラファに変えた(?)ためか、オランダ活性化
不運なクリアミスでオランダ先制
オランダの選手交代がさらにウイングの攻撃を活かしデンマークは防戦一方
デンマークは右サイドの守備に右CB(3番)が釣り出されがちで、
CB同士の距離が開いてしまう
2点目はこのCBの間を抜かれての失点
ベントナーがいなくなったデンマークは攻め手を欠いて反撃できず

2-0

オランダは前評判ほどの破壊力はなかった
先制したために、上手に体力をセーブしながら勝ちきったのかもしれない
ロッベンが入るとどうなるかもわからん
日本はチンチンにやられる可能性もあるし、
ズルズルと引き分けに持ち込めるかもしれない

デンマークは、上述の通り、
攻撃に迫力がなく、CBが開きがちなので、
日本は左ウイングを配置することで、
勝ちを狙えると見た
長友を左で一列あげるのが良いかもね


バラックを欠きながらも、
vs豪で4-0の激勝を果たしたドイツについて、
エンゲルスがコメント
「ドイツ人には「ドイツのスタイル」というフィロソフィがある
だから急に集まっても、特段トレーニングをしなくても、
皆が「ドイツのスタイル」をわかりあっている」
というような内容

なんだかすごく納得
武藤氏も同じようなことを言っている
ドイツだけでなく、イタリアにもイタリアスタイルがある

ブラジルやアルゼンチンの場合は、
国・チームとしてのスタイル云々ではなく、
「フッチボールはこういうもの」ってのが伏流している印象
ディエゴ・マラドーナ率いる今大会のアルゼンチンは、
まさにそういった臭いがプンプンして、
セットプレーもトリック満載だし、
流れの中での攻撃も自由に溢れていて、実に楽しそう(決まらないけど)

そうやって考えたときに、
日本には、(まだ)そういうものは確立されていないなぁ、と感じる
オシムが4年やっていれば、
あるいはそういうものが形成されていたかもしれないのだが・・・・


報道通り、本田ワントップで大久保長谷部松井だとしたら、
悲しい結果が待っている気がする


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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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