自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
生まれた意味?
生きる意味?
そんなものはない!
以上!
と考えられるようになったのは、いつ頃だったか。
30代にはなっていたと思う。
きっかけは、畏友T君との対話の中で出た疑問だった。
「どうせやらなきゃならないんだから、せっかくだから頑張ろう」
「『せっかくだから頑張ろう』の『せっかくだから』って、何なんだろうね」
「たしかに、まったく理由になってないね」
「単なるヤケクソだよね」
しかし、この受動的で消極的な判断基準で、色んなコトに取り組んでいる気がする。
『せっかくだから』
何の意味もないけど、経験的には納得できる気がする。
せっかく生まれたんだから、何もしないよりは、色々とやってみよう。
今のボクの人生観は、この『せっかくだから』に尽きる。
せっかく生まれたから、生きているに過ぎない。
生まれた意味、生きる意味なんてものは、生まれる前に与えられてはいない。
『せっかくだから』を放棄すると、生きる意味がなくなる。
『せっかくだから』生きているだけなのだ。
「じゃあ結局なんなんだよ、その『せっかくだから』ってのは」
「『せっかくだから』は物事の本質である。しかしそれ自体に意味はない」
「意味はない?」
「そう。意味のないコトである。しかし意味を与えるコトである」
雨が降って、水が流れ、乾きあがる。
そこに水はもうないけど、水の運んだチリぐらいは残っている。
世界では無数の水滴が降り、川へ流れ、海に至る。
誰かと誰かの熱情で海から蒸発した一滴の水として、私は山から海に流れる。
誰の記憶にも残らないただの一滴だけど、
田畑に養分を運び、道端の汚れを洗い、誰かの喉を潤すかもしれない。
自分の生まれた意味、生きる意味は、そんなもんだ。
『運命は完全に決まっていて、しかしそれゆえ、完全に自由だ』
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生きる意味?
そんなものはない!
以上!
と考えられるようになったのは、いつ頃だったか。
30代にはなっていたと思う。
きっかけは、畏友T君との対話の中で出た疑問だった。
「どうせやらなきゃならないんだから、せっかくだから頑張ろう」
「『せっかくだから頑張ろう』の『せっかくだから』って、何なんだろうね」
「たしかに、まったく理由になってないね」
「単なるヤケクソだよね」
しかし、この受動的で消極的な判断基準で、色んなコトに取り組んでいる気がする。
『せっかくだから』
何の意味もないけど、経験的には納得できる気がする。
せっかく生まれたんだから、何もしないよりは、色々とやってみよう。
今のボクの人生観は、この『せっかくだから』に尽きる。
せっかく生まれたから、生きているに過ぎない。
生まれた意味、生きる意味なんてものは、生まれる前に与えられてはいない。
『せっかくだから』を放棄すると、生きる意味がなくなる。
『せっかくだから』生きているだけなのだ。
「じゃあ結局なんなんだよ、その『せっかくだから』ってのは」
「『せっかくだから』は物事の本質である。しかしそれ自体に意味はない」
「意味はない?」
「そう。意味のないコトである。しかし意味を与えるコトである」
雨が降って、水が流れ、乾きあがる。
そこに水はもうないけど、水の運んだチリぐらいは残っている。
世界では無数の水滴が降り、川へ流れ、海に至る。
誰かと誰かの熱情で海から蒸発した一滴の水として、私は山から海に流れる。
誰の記憶にも残らないただの一滴だけど、
田畑に養分を運び、道端の汚れを洗い、誰かの喉を潤すかもしれない。
自分の生まれた意味、生きる意味は、そんなもんだ。
『運命は完全に決まっていて、しかしそれゆえ、完全に自由だ』
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