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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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研究者ってのは、
プロスポーツ選手とある意味では一緒で、
腕を買われて給料をもらい、
その実力を発揮することで雇用継続を獲得し、
さらなる活躍で栄転・昇級を勝ち取る

しかし違う点もある
研究者は一定の評価を得ると、
あとは衰えようが、実力が足らなかろうが、
定年までの雇用が保障される
(そういう人には保障という言葉がぴったり)
もちろん最後の最後まで実力をのばし、
研究の最前線に立ち続けることも出来る

でも他のプロ稼業は違う
例え一時期、短期的に爆発的な評価を得ても、
実力が伴わなければ淘汰され、減給され解雇に至る

というようなものが見えてきた時、
若手研究者に芽生えるのは、
「なんとか「保障」までがんばろう」
「たぶん「保障」を得るところまでなら何とかなるだろう」
ということ

しかし、
それって本当に意味のあることなのかな、
そこまでしてシガミツクほど、プロの研究者って価値があるのかな、
と思う

ここでもう一度プロスポーツの世界を見てみると、
たとえばモリーニョは選手としては大成していないが、
監督としては世界一と言っていい地位にある
(この例は枚挙にいとまがない)

それ以外にも、
20代前半でプロ選手としては解雇されながら、
その後ブルペン捕手や打撃投手に転向し、
多くの一流選手を送り出した人達もいる
さらにブルペン捕手から再度プロ選手になった人もいる

もう一つ、研究者とプロスポーツとの違いは、
研究者には支配下選手の枠がないこと
このせいで(このおかげで?)、研究者の場合、
「薄給でもいいので雇ってください」
という泣き落としのような芸当が可能で、
比較的容易に(?)雇用を継続してもらうことができる
そうこうしているうちに40代に突入しも、
「それでも好きな研究をしていられるから、ボクはそれで良いんだ」
なんて言うことすらも、ある種、美徳のように受け取る人もいるぐらいで、
何とも牧歌的というか、他人に関心が無いというか・・・

話がだいぶ逸れたけども、
要するに、
研究者の場合は、
誰も引導を渡してくれないので、
引き際は自分で決めなければならない

そう自分に言い聞かせ、
ボク自身、
「もうダメだ」
と思ったら、
業界を去る覚悟です


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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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